ProjectZomboid:特性と選び方

Project Zomboid(以下PZ)には、Traits=特性という要素がある。
キャラクター作成時にメリットデメリットのあるTraitsを付けることで、キャラクターを特徴付ける(何が得意で何が苦手かを決定する)ことが可能。

ポジティブ特性を沢山取りたいところだが、ポイント合計が必ず0以上になる必要があるため、その分ネガティブ特性も取らなければいけない。

しかしネガティブ特性のなかには、下記のような無害なものもある:
・通常のプレイでは気にならないもの
 (あとあと挽回出来るもの)
・面倒を厭わなければ問題無いもの
・プレイスタイル次第で問題ないもの
・初心者にはむしろプラスになるもの

今回はそれぞれの特性の概説と、取ると嬉しい特性などを紹介していく。
選ぶ基準は上に載せた4種類で分けてみる。

ちなみに、一部特性は相互に排他的なものがある(例:厚い皮膚<->薄い皮膚など)そういったものは1つしか選べないため注意。(軽く記載している)

ポジティブ特性

プレイを快適にするが、実は取らなければいけないというほどの特性は存在しない。
あくまで生存力を上げるために取るのであったり、効率化を目指して取る方針でもOK。プレイのQoLを上げるためでも良い。

💤不眠(<->寝坊助)
短い睡眠時間(-30%)で持久力(肺アイコン)と倦怠感(疲れた顔)を回復可能。
睡眠中は完全に何も出来ないので、1日の活動時間を確保出来るのは重要。
また、睡眠時間が長いとゾンビのビックリイベントが起きたり、野外だとゾンビに襲われる可能性が増えるため、生存力にも影響する。

唯一問題なのは、起床時間がずれやすくなるため、昼夜逆転したりする点か。(夜間活動は危険)
アラームや目覚まし時計でコントロールするのもアリ。

また、マルチプレイでは睡眠要素が無いため、ポイントの無駄となる。

■厚い皮膚(<->薄い皮膚)
引っかき傷、裂傷、かみ傷を負う確率-23%
服やパッチである程度防止出来るが、どうしても攻撃を受けることはある。
確実に生存力は上がるため、引き継ぎを考えて居ないプレイでは付けるメリットはある。

💪強靱、丈夫(<->貧弱、弱々しい)
それぞれ+4筋力、+2筋力
このゲーム、パッシブスキル=フィットネス&筋力は上げることが非常に難しい。
また、筋力は攻撃力や持てるアイテム量という快適さに直結する要素を上昇させるというのも強い。
ポイントが非常に重いが、付ける価値は十分ある。

🚗スピードデーモン(<->サンデードライバー)
ギア切り替えx2、最高速度+15%
デフォルトでも速いのに、これを付けると更に速くなる。
速度は衝突時の(人、車への)ダメージを増やすというデメリットもある。
車でカーブを攻めたいとかなら付けても良い…のか?

操作を調整すれば関係なく運転出来るが、ポジティブ特性であるため特性ポイントが減るのがそもそも残念。

😷快活(<->病気がち)
病気になりやすくなり、ゾンビ化が早くなる。
病気とは風邪のことであり、それ以外の病気は関係無い(食中毒や一酸化炭素中毒、創傷感染は対象外)

まず、このゲームではゾンビウィルス(ノックス病)に掛かると治療の方法は無い。
そのため進行の早さはほぼ無視して良い(たとえこれを付けていても、体力があるなら次のキャラクターやマルチの他人へ引き継ぐだけの時間は十分ある)。

風邪も衣服や温度調整、濡れ状態を管理すれば回避しやすい。
"野外活動愛好家"を付けたり、"自然保護官"を選んで軽減しても良い。

ということで、これを付けるメリットは薄いし、ネガティブ版を選ぶ理由になる。

🍂野外活動愛好家
風邪を引く確率-90%、火きり板で火をおこす早さ増
雨や雪の中作業すると風邪を引きやすい。それを90%も防いでくれるのはありがたい。

略奪をメインに考えるなら十分アリ。
拠点運用キャラなら要らないかと言えば、ポイントがたったの-2なので端数合わせで付けておいても構わない。
例えば、種まきは大量に水が必要なため降雨中にやることが多く、この特性が利点になる。

□几帳面(<->自堕落)
コンテナの容量+30%
シンプルかつ強力。
コンテナ(バッグ含む)の容量は1度に持てる量であり、多いほど効率が良くなる。
QoL系ではあるが、長時間プレイするなら是非入れたい。

🍀幸運(<->不運)
レアアイテムの出現が+10%
それ以外の要素(イベントハウス、道路工事イベント、ゾンビ感染率)には影響せず、あくまでインベントリのアイテムの話。
体感あまり変わらないため、付けるかどうかは完全に気分次第で良い。

☕少なく飲む(<->がぶ飲み)
喉が渇いたときに飲む水の量が減る。
いずれにせよ頻度は変わらない。
水の確保が出来ればデフォルトでも十分困らないため、これを付けるメリットはあまりない。
なんなら家の蛇口に残ってる水や、ウォーターサーバーを持ってくるとかでも賄えてしまう。

強いて言えば、水に関する問題を完全に切り離したいときに付けるくらいか?

🍎小食家(<->食欲旺盛)
必要とする食事量が少なくて済む(-25%)
このゲーム、例え冬でも罠猟や耕作が出来れば十分食料に困らない。
また、家々を転々として缶詰を食べ続けていても何ら問題は無い。

そのため付ける必要性は低いと言える。
縛りプレイやCDDAなど、特定のプレイでは助けになるかも知れない。

👂鋭い聴覚(<->ろう者、難聴)
このゲームにおいて、「自分の背後にいるゾンビに気づく距離」が、イコール聴力に結びついている。
作業中やものを漁っているときに、聴覚が強いほど気づく距離が遠くなる。
作業中に噛まれるパターンはかなりの数が死因要因に入るため、これを取るのは非常に強いと言える。

🍖鉄の胃腸(<->胃弱)
食中毒になりづらくなる。
そもそも腐敗や腐りかけを使うほど困ることが稀なので、よほどそう言う場面が多くない限りは不要。
毒のあるものを食べたら、レモングラス食べないとどちらにせよ死ぬし。

👀目立たない(<->人目に付く)
ゾンビに気づかれにくくなる。
このゲームのゾンビは目が結構良いので、大体気づかれると思って良い。さらに、1度気づかれたら視線を切るまではどこまでも追いかけてくる。
(それはそれとして、ドアを叩いているゾンビがいきなりこっちにダッシュしてくるのは酷いと思うが)

そのためこの特性を付けるメリットはあまりない。
逆に、早めにバレてゾンビを掃除したい場合は"人目に付く"ネガティブ特性を付けた方が効率が良いまである。

もちろん、スニーキングプレイをするなら付けるのはアリ。

🐔優雅(<->ぎこちない)
移動時の音が小さくなる。
スニークプレイをするかどうかというのもあるが、実は優雅には「ゾンビでよろめく/躓く確率-10%」という効果がある。
こけて死ぬという場面は結構あるので、それを避けるために入れるのは悪くない。

🏃健康的、強健(<->不調気味、肥満、太りすぎ、不調)
それぞれフィットネス+2,+4
筋力と並び、上げるのが難しいフィットネスを高く出来る。
逃げ延びたり、戦闘の継続性を高めるという意味でも、生存力を上げてくれる。
残念ながら便利なネガティブ特性の"太りすぎ"と同時には取れないので注意。

📚速読家(<->無教育者、遅読家)
スキル本や雑誌を読む速度+30%
読書はかなり時間がかかるため、QoLが下がるのと、スキル上げの効率が早まるという効果が魅力。
しかし、1度読んでしまえば役に立たなくなるため、無駄が大きくなると言うデメリットはある。
そこはプレイスタイル次第だろう。

マルチプレイの場合、読書中に他の人が別の作業をしてくれるため、余計に要らない可能性が高い。
逆に、さっさと読んで活動したい!という場合は入れても良い。
ポイントも-2と軽い。

🧠賢者(<->愚者)
スキルXP取得量+30%
全スキルにブーストがかかるという強力な特性。
-6ポイントと重いが、付ける価値はある。
一応、全スキルMAXになったら意味を失うが、そもそもそこまでプレイしたらやることがほぼ無くなっているだろう。

💊早い回復(<->遅い回復)
損傷の重症度が-20%(骨折を除く)
回復速度ではなく、重症度というのがポイント。
つまり早く治るのもそうだが、即死を免れやすいというのもある。

とはいえ、ゾンビ化は関係無いのと、怪我前提で動くとかなり苦戦するゲームなので、特に付けるメリットは無いかも知れない。

ロールプレイやマルチプレイで、医師/看護師プレイをする場合は、回復役自身の健康を維持するという意味で導入はアリ。

🐔鷹の目(<->近眼)
ゾンビが視界に入ったときに存在として現れるまでの速度が速くなる。
気持ち程度なので、無理に入れるものでもなし。
近眼のデメリットもそこまででもないので、好みで決めよう。

車で運転中はありがたいが、正直高速で走っていたら鷹の目があっても気づけない。

✋器用(<->不器用)
インベントリのアイテム移動速度+50%
ゾンビが居そうなところでものの出し入れをする際は、生死を分ける。
面倒だからと加速すると、後ろから襲われる可能性も高まる。

単純にQoLも上がるので入れるのは全然アリ。

🐱猫目
夜間の視認性+20%
"視認性"なので、物体として見える速度なので、過信は禁物。
ポイント-2と軽いので、余裕があるなら入れるくらいで。

🐅勇敢
パニックに陥る割合-70%
パニックになると攻撃が当たらなくなるため、薬を飲むか退役軍人になるしかない。
これを入れても退役軍人の"鈍感"より弱いとはいえ、パニック管理がかなり楽になるのはありがたい。
ポイント-4は軽くはないが、快適にプレイしたいなら入れても損は無い。

♥アドレナリン中毒者(<->鈍感)
パニックLvが3→4になったとき、移動速度+10%
大体危機に陥った時なので、とっさの生存力があがる。
ただし、これだけのためにポイント-8は大きすぎるため、特殊なプレイ以外ではまず合わないと思われる。

趣味

ポジティブ特性に入るが、一応分類は趣味になっている。
基本的にメリットばかりだが、スキル+Xみたいなのは後でいくらでも取れるので、コスパは良くない。

👗裁縫家(裁縫+1)
🌲ハイカー(採集+1、罠猟+1)
🔫狩猟家(エイム+1、刃物短+1、忍び歩く+1、罠猟+1)
🌼園芸家(採集+1、害虫うどん粉病の治療法知識)
👟元スカウト(応急医療+1、採集+1)
✙応急手当(応急医療+1)
🍳調理人(調理+2、調理レシピ全て)
👊格闘家(鈍器長+1、斧+1)
⚾野球選手(鈍器長+1)
🎣釣り人(釣り+1、釣り竿の製作&修理知識)
アマチュアメカニック(車両整備+1、普通と大型の修理知識)
正直後でいくらでもLvは上げられるので、ロールプレイと割り切った方が良い。
あるいは、スタートダッシュを早める、序盤のレベル上げをスキップする、といった目的で採用しても良い。

🌿薬草採集者(毒草の知識)
こちらは毒草を知ってるだけ。
毒草知識も、レシピ雑誌で獲得可能。

❚自衛団
鈍器(短)+1、Blade Guard+1(刃物所持時に、敵の攻撃をガードする確率に影響)
PZ WikiにはBladeとあるが、Blunt(鈍器)のように思うがどうなんだろう…。
Guard+1は魅力があるが、これでポイント-6は重い。

👟ランナー(全力疾走+1)
👟体操選手(軽やかさ+1、軽快+1)
上げづらいパッシブスキルや俊敏性スキル系なので、頭一つ抜ける。
とはいえ、頑張れば上げられるので、コスパは良くない。

🔨軽便
保守能力+1、大工仕事+1、建築物+100HP、フレームと壁を除く全ての建築物のレシピ
上記も強いが、建設速度~+11%というのが魅力。
単純に危険を回避しやすいのと、他の特性や職業、プレイ中のレベルアップなどでは得られない能力である。

ネガティブ特性

💤寝坊助(<->不眠)
必要な睡眠時間が増える(+30%)
こちらを取るメリット:
 マルチプレイでは睡眠という概念が無い。
 そのため、まるまるポイントを取得出来るだけというメリットになる。

■薄い皮膚(<->厚い皮膚)
ひっかき、裂傷、かみ傷を負う可能性+30%
こちらを取るメリット:
 噛まれたらそれまでと考えて付けてしまっても良い。
 引き継ぎを前提としているなら付けていても良い。

💪貧弱、弱々しい(<->強靱、丈夫)
それぞれ筋力-2,-5
攻撃力と持てる量が減るのは純粋に辛い。
こちらを取るメリット:
 特に無いが、筋力は後々頑張れば上げられる。
 先行投資として特性ポイントに割り振るという考え方も可能。
 長期育成するキャラクターに付けるのは、プレイに自信があるならアリ。
 職業などである程度相殺可能。

🚗サンデードライバー(<->スピードデーモン)
最高速度が30マイルに制限される。
これが意外とキツく、初心者であっても隣町まで行くのが非常に苦痛になる。

加えて曲がりながらの発進が非常に遅くなり、ゾンビから逃げ遅れる原因になり得る。
1度車に慣れたら、もう取らなくて良いだろう。

こちらを取るメリット:
 車ゲットの仕方も分からない超初心者にはポイントになる上に事故も減るので取っても良いかも知れない。
 マルチプレイで運転役が他に決まっているなら、取っても良い。
 拠点運用キャラなら取っても問題無い。

😷病気がち(<->快活)
こちらを取るメリット:
 プレイで風邪をなんとかできるなら、単純にポイント分アド。
 どうせゾンビ化は治せないので無視して良い。(体力があり、治療が適切なら、数日は大丈夫)

□自堕落(<->几帳面)
こちらを取るメリットはあまり無いだろう。
+4で容量-30%は割に合わない。

☕がぶ飲み(<->少なく飲む)
乾いたときに飲む量が2倍になるが、正直あまり問題にならない。
特定の状況下(CDDAや探索しきったエリアや森の中で喉が渇いたとき)を除けば困ることも無い。
ただ、補給の頻度が多くなるというのは多少煩わしいので、それがイヤなら外しても良い。

🍎食欲旺盛(<->小食家)
付けるメリット:
 このゲームで食料に困る状況はかなり限られる。(痩せている+冬+肉や魚が無い、とかなら別)
 ポイント目的で付けてもあまりデメリットが無い。

👂ろう者、難聴(<->鋭い聴覚)
特にろう者は背後に密着されるまでゾンビに気づけない。
うなり声が聞こえないのもかなりディスアド。
一種の縛りプレイでもなければ選ばない方が得だろう。

🍖胃弱(<->鉄の胃腸)
腐敗物や腐りかけを食べない限り食中毒にならない。
(調理Lv10で腐敗物を使うと、例え料理で問題無く見えても稀に食中毒になるが、食べ物に困る状況自体が稀)
ポイント目的で取るのはアリ。

🐔ぎこちない(<->優雅)
足音が大きくなるのはプレイスタイル次第なのだが、躓く確率+10%が厄介。
近接戦闘は屋内では確実に発生するのと、モールなどでは囲まれる事が多く、生死を分けることにもなり得る。

その辺りを踏まえて選択したい。
メリットとして、これを付けることで見えない位置に居るゾンビや、ドアの向こう側に居るゾンビを起動することで、ビックリを避ける効果は一応ある。

🏃不調気味、不調(<->健康的、強健)
フィットネス(持久力)-2,-4
生存能力を削ぐため、あまり取りたくはない。
一応、インストラクターなどである程度相殺は可能。

📚無教育者、遅読家(<->速読家)
本を読めない、あるいは速度-30%
このゲームのスキル本はブースト幅がかなりでかい。
そのため、そのブーストが無い無教育者はかなりデメリットが大きい。
遅読家も、1冊読むのに丸一日ですら足りないため、その間何も出来ない。

さらに無教育者はレシピ雑誌を読めないのでレシピを覚えられず、娯楽本や新聞を読んで気分を上げることすら出来ない。
非常にデメリットが大きく、縛りプレイ前提と言えよう。
シングルプレイなら発電機も動かせないため、インフラ停止後は原始時代に戻ってしまう。

付けるメリット:
 遅読家なら、1度読んでさえいれば、その後はポイントのメリットしか無くなる。冬や夜の間に頑張って読めば、一応読み切ることは出来るだろう。

🧠愚者(<->賢者)
経験値獲得量-30%
このゲームはスキルLvの上下によるプレイ性が全く異なるため、スキルレベルが上がらないのは単純にストレスになり得る。
インフラが止まる前に樽を作れなかったり、戦闘やパッシブスキルが伸び悩んだりと、プレイ全般にわたってデメリットがつきまとう。

縛りプレイでもない限り入れるメリットは薄い。
(脳筋であっても、スキル獲得量は必要)

💊遅い回復(<->早い回復)
怪我をしない前提のプレイがほとんどなので、ポイント目的で付けても全く問題無い。
万が一を想定して、保険で"早い回復"を入れるのは別に構わないが。

🙍痩せすぎ、体重不足(<->強健、肥満、太りすぎ)
フィットネス-2/-1(説明では「低い筋力」とあるが、筋力は下がらない模様)
フィットネス減少はそれだけで非常に厄介だが、さらにゾンビでつまずく/よろめく確率が+20%/+10%なのも辛い。

体重を増やせばあとから改善出来て、丸ごとポイント分お得になるが、問題は痩せすぎの場合自動で"不調"(持久力-4)が付く点。
これがかなりキツく、持久力を+する職業や特性を付けないとかなり難しい。
あるいは、開始時から頑張ってデブ活を頑張るか。

🚬愛煙家
タバコを吸うとストレス(頭を抱えているムード)と不幸(=悲しみ)が減るが、吸わない間ストレスが溜まる。
タバコはいくらでも見つかるため、超序盤を除けば何らデメリットが無い。

タバコをいちいち吸うのを面倒とみるかどうか次第。

🐔近眼(<->鷹の目)
視界に入ったゾンビの姿がフェードインする(存在が見えるようになる)速度が遅くなる。
使ったことがないのでノーコメント。

🌙浅い眠り
睡眠時間が短く、なおかつ疲労の抜けが遅くなる。
不眠のデメリット版と言えるが、短時間睡眠自体にもデメリットが一応あるため、ダブルで問題となる。
疲労は攻撃力を明確に落としてしまうため、なるべく排除したい要素である。
(最大で95%もダメージが減る)

ビタミン剤で少し下げられるが、ヴァニラのビタミン剤は効果が弱すぎて頼りにならない。

一応倦怠感(=疲労)がMAXになっても戦闘以外のデメリットが現状無いため、拠点運用キャラなら使えないことはない。

☮平和主義者
武器使用時の経験値量-25%
ゾンビゲームなので、非常に相性が悪い。
拠点運用キャラであったり、森の中でひっそり暮らすなら選択の余地があるくらいか。

♥心気症
ゾンビに感染していなくても、似たような症状(ストレス、気持ち悪さ)が発生することがある。
非常に紛らわしい。
特に裂傷/引っかき傷を受けた場合にどっちか判断出来ないのは面倒。
取ったところでポイント+2なので、面倒ごとがイヤなら不要か。

💉血液恐怖症
衣服が血まみれだとストレス上昇(体が血まみれでも問題なし)
他人を治療できない(マルチプレイ)
パニックとあるが、増えるのはストレス値の模様?
ゾンビを数体相手にするだけで血まみれになる上に、洗わない限り永久に残り続ける。

洗うのが面倒なので、手間が惜しい人は選ばない方が良いかもしれない。
一応、愛煙家で無理矢理ストレスを落とすことは出来るが、すぐ上がってしまうので余り意味が無い。

確実に言えるのは、マルチプレイの医師や看護師でこれを取るのはかなりヤバイ選択肢であるということ。

👄ぜんそく持ち
走る時の持久力消費量+40%
武器を振る時の持久力消費量+30%
ただでさえ持久力管理は難しいのに、消費量がさらに増えてしまう。

しかも、不調や痩せすぎと違って、あとから回復させる方法が一切無い。
そのため、死ぬまでこの特性のデメリットを背負うことになる。
この特性でポイントが+5しか貰えないのも渋い。

よほど縛りプレイをしたいとかでないなら、取る意味は薄いように思える。

🏡閉所恐怖症/広場恐怖症
家の中、外にいるとパニック値が増える。
一見デメリットでしかないが、パニック時は不幸(悲しみ)や退屈が減るというメリットもある。
扱いはかなり難しいが、熟練なら上手く活用できるかも知れない。

パニック状態でも、戦闘しない限りデメリットはないので、拠点生活には影響は無いだろう。

方針で選ぶ

汎用的な選択

とりあえず役に立つポジティブ特性、ネガティブ特性を選ぶなら、下記辺りが無難か。

是非欲しい
ポジティブ:几帳面、鋭い聴覚、賢者
几帳面/賢者は全プレイ時間にメリットを与える。
鋭い聴覚は、不慮の事故を防止することができ、生存力が高まる。

趣味:軽便
あまりに効果が豊富で、取り得(どく)しかない。ポイント-8でも"建設速度~+11%"が有るなら悪くない。

ネガティブ:胃弱、病気がち
胃弱は腐敗を食べる状況が稀。
風邪は十分対処可能なのと、ゾンビ化は遅らせる必要が無いため。

有ると嬉しい
ポジティブ:不眠、野外活動愛好家、器用
これらもプレイ中常にメリットがある。
無くても困ると言うわけではないので、ポイントがキツイなら外しても良い。

好みで
ポジティブ:丈夫/強靱、幸運、優雅、鷹の目、猫目、勇敢、健康的/強健
優雅は躓き防止で取っても良い。
猫目は夜間活動するなら。

丈夫/強靱/健康的/強健はポイントが重いため、よほど余裕があるなら。
あるいは初期から一気に攻略を進めたいときに付けても良い。

勇敢でパニックが起こりにくいのは、煩わしさをかなり減らせる。

ネガティブ:薄い皮膚、太り気味/体重不足、心気症
薄い皮膚は攻撃を受けたら終わり、くらいの気持ちでプレイするならアリ。保険を掛けたいなら逆に"厚い皮膚"を選んでも良い

太り気味は食事制限すれば良いので楽。
体重不足はフィットネスが下がる分厄介だが、序盤は食料が大量にあるので、それらを毎日食べていれば勝手に太る。

心気症は紛らわしいのが一番厄介だが、逆に言えばそれだけなので気にならないなら取っても良い(たったの+2だが)。

QoL目的
ポジティブ:速読家、少なく飲む、小食家
正直上記のネガティブ版を取った方が良いのだが、細かい所を気にしたくない!と言うときに取るのは別に構わないというスタンス。

面倒を厭うかどうか

手間を厭わなければ、ポイント分メリットになるネガティブ特性がある。
逆に、面倒だから取らないというのも、十分選択としてアリだ。

サンデードライバー
時速30マイルや低速発進に耐えられるならアリ…だが、たったの+1なのでコスパは非常に悪い。

愛煙家
タバコを探して吸う手間が気にならないならアリ。
ポイントも+4と破格。

遅読家
本を読んでさえしまえば、ポイントが丸ごと得になる。
ただし、"無教育者"とは排他関係にあるため、併用してポイントアップ…!は出来ないので注意。

がぶ飲み、食欲旺盛
飲む量、食べる量が増える。
対して問題にならないが、毎日のルーチンワークが少し増えるというのがイヤなら、取らないのも十分にアリ。
しかし、食欲旺盛はポイント+4、がぶ飲みに至っては+6も貰えるため、取ることのメリットも非常に大きい。


特殊なプレイスタイルに合わせた選択


アドレナリン中毒者+閉所恐怖症/広場恐怖症
頻繁にパニックを引き起こし、その恩恵をアドレナリン中毒で受けるというプレイ。
パニックになると不幸や退屈が無くなるため、パニックを制御出来るならアリだったりする。

ぎこちない+人目に付く
or
優雅+目立たない
前者は隠れたゾンビを引き寄せて、暗所から襲われることを防ぐプレイ。
後者はとにかくスニーキングを駆使して、なるべく寄せ付けないプレイ。
正直プレイスタイル次第でどちらでも良い。
躓かない効果+10%を考えて優雅だけ取っても良い。

スニークスタイルは結構難しいと思うので、慣れないうちは取らない、あるいは目立つ方針(前者のビルド)が良いかも知れない。低難易度ならゾンビの数も多くないので。

初心者にはプラスになる選択

長期間プレイしていると無駄になる要素でも、序盤をプレイする場合や、とりあえず生存したい場合には役立つものもある。

不運
難易度"黙示録"であっても、スレハンや発電所レシピ本などは(頑張れば)見つからないことは無い。気持ち程度のものならポイントにしてしまってもいい。

薄い皮膚
噛まれたら終わりのこのゲームにおいて、裂傷の可能性を下げたところで、攻撃を受ける頻度が高ければ普通に感染する。
皮膚は、慣れてきたときに"万が一噛まれた時の保険"として割り切ってもいいだろう。

遅い回復
風邪は回避が簡単であるのと、ゾンビ化は止められないので、ポイントにしてしまって問題無い。

サンデードライバー
序盤は車に慣れていないのと、そもそも車を使いこなすまで行かない場合がある。
そのため、慣れるまではポイントのために取っても良い。

とはいえたったの+1だし、慣れたときのデメリットが非常に大きいため、すぐ不要になるだろう。

太りすぎ
運動への影響が大きいが、序盤あまり戦闘せずに野菜だけ食べていれば良いので、生存し続けるのには向いている。

実はゾンビでよろめく/躓く確率が-10%と減るため、メリットがあったりする。

取りたくない特性

やせ過ぎ
これ自体も辛いが、ついでに付く"不調"が厄介。

愚者、浅い眠り、平和主義者、無教育者、ろう者、ぜんそく持ち
プレイ中、永久に外せないデバフを受け続けるため、通常は選びたくない。

まとめ

真っ当に強いポジティブ特性や趣味特性、あるいは取ってもデメリットが少ないネガティブ特性は見えてきたと思う。
一方で、縛りプレイやロールプレイで選択しても良いし、全ネガティブ特性で頑張るというのは「動画映えする」というメリット(?)もある。
(ポジティブ特性は一つも取らずに開始することが可能)

特性や職業、サンドボックス設定やMODの有無を組み合わせることで、自分に最適な難易度で遊べるというのが、Project Zomboidが楽しい理由の一つだと思う。

おわり。

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