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ネイルPJ⑤「苦労したインタビュー協力者集め」

だいぶ久々の投稿になってしまいました。なんと年明け初投稿。
実は着々とサービスのインタビューを進めていましたが、なかなかインタビュー対象者が見つからなかったり、質問が下手すぎて分析できる情報が取れなかったりと、noteを書くまで自分達の行ったプロセスを整理できていませんでした。
このタイミングで一度ユーザーのピボットが見えてきたので、ここまでの活動を棚卸ししていきます。

ここまでの過程で構築されたサービスイメージ

私たちが構想しているのは、「間借りネイル」というサービスです。(名前がダサいのは自覚しているので、誰か!!)
ネイルは髪のケアや服のオシャレと一緒で、毎日やっていたいけれど、サロンに通うと高くて続けられない…。この負を解決できないか、、、と考え、安くネイルをできる手段を検討してみました。そこでネイリストの方にかかっている費用の内訳を教えてもらったところ、皆さん察しがつく通り、場所代が一番大きかったんですよね。そこで飲食店やバーのアイドリングタイムに場所を借りることで、安くネイルができないかと考え始めました。

インタビュー対象者の見つけ方

まず私たちが情報収集を行いたい対象者として、以下の3つがありました。
普段IT企業で働く私たちにとって、なかなか周囲を見回してもリーチできない層で、数多くインタビューするのに苦労しました。

①ユーザー(4名に実施)
・定期的にネイルサロンに通っている女子大学生
・ネイルの背術をする際は8000円以下のメニューを頼む方
②ネイリスト(3名に実施)
③間貸し側(1名に実施)
・バー/飲食店の経営者
④類似するサービス運営者(1名に実施)
・シェアサロンの経営者

この場では①・②の集客方法について、以下のツールについてお伝えしていきます。前提、なるべくお金にできる方法であることにこだわりました。
費用をかけずに数をこなすことで、なるべく自分達の活動に上限を設けたくなかったのです。

(1)SNS
(2)知人の紹介
(3)サービスの利用者として

(1)SNS

次に紹介する知人の紹介と匹敵して、有能なツールでした。ただ、どんなユーザーをリクルーティングしたいかによって、メディアは使い分けた方が良いです。
今回は「大学生×ネイルサロンに通っている人」という条件で見た時に、どの点がメリットで、どこがデメリットだったかをお話ししていきます。

1.インスタグラム

比較的効果的なツールでした。あとでインタビューを分析しての気づきですが、今の大学生は飲食店もネイルサロンも全てインスタで最初に探す傾向があるらしく、その意味でもネイルサロンをフォローしている子に声を掛ければOKというわかりやすさがありました。
自分の知人でない全く知らない方に声をかけて行ったのですが、属性情報がないだけに爆撃的にメッセージを送って行っても意味がないので、ユーザーの探す考え方としては以下のように工夫しました。

・「大学生」であることを特定する
→各大学のサークルアカウントや大学の情報事務局をフォローしている。
→成人式の写真を載せているか(成人式は18~20歳なので、年代として該当する)
→大学生であることを明確に示しているサロンモデル・ミスコン経験者に声をかける。(結果としてペルソナからは若干外れていましたが、外部との接点を持つことに好意的な方が多く、インタビューにつながりやすかったです)
・「ネイルサロンに通っている」ことを特定する
→ネイルの写真を載せているか
→成人式の写真でネイルをしているか(特別な時にネイルしている子は、普段からネイルしている)
→ネイルアカウントをフォローしているか。特に、ネイルモデル募集アカウントをフォローしている子は、比較的ネイルにお金をかけたくない層なので、大学生の確率が高かったです。

インスタグラムは次に紹介するTwitterより、個人の所属などを記載する人が少ないので、大学生であることの特定が困難かと思っていましたが、フォローアカウントや写真から特徴をあぶり出すことでなんとか集められました。(そう思うとインスタから、かなりの個人情報が読み取れるので、怖いと思いました)

2.Twitter

正直このツールはリクルーディングが難しかったです。サービスアカウントを作成し、3週間ほど毎日更新してコンテンツを溜めていき、ある程度の信頼性を打ち出しましたが、うまくいかなかった。
Twitterは割と個人の属性情報を記載するので、所属が分かりやすく大学生であるアプローチは、最初容易に思えました
敗因としては、主に以下かと思っております。そもそもユーザが、自分がユーザであることを発信する機会がない、アクティブ度としても有望という裏付けがなく、美容関連の投稿はあまり効果的ではなさそうです。

<Twitterの敗因>
・そもそもネイル好きな子はインスタで情報収集するため、インスタは接点が多くあったが、Twitterはそのような情報はなく必ずしもネイルサロンに通っている子がアクティブに活動しているメディアとは言い難かった。
・「有償インタビュー」を打ち出したことで、ユーザーよりもポイ活希望者が集まりやすかった。
・発信形式が文章であるため、写真が主なメデイアであるインスタと違って、ネイルに関する情報が記載されなかった

(2)知人の紹介

知人の紹介では多く助けられました。特にシェアサロン経営者・飲食店経営者などレイヤーが高い方を多くご紹介いただきました。
こういった際に知人に紹介してもらうのは、普段からの信頼の積み重ねかと思いますが、コツを強いて言えば以下になるかと思います。

・ハブになる人と仲良くなる
→人脈作りも大切ですが、どうしても限界があります。多くの友達をもつハブになる方と仲良くなることで、繋げていただけるチャンスを増やしましょう!
・自分のやりたいことを発信する
→自分のやりたいことを話し続けていると、自然と情報が集まってきます!勇気を出して様々な場面で主張していきましょう!笑

(3)サービスの利用者として

こちらは情報を得る機会としては良いでしょう!ただ背術をしながらの回答になってり、インタビューに集中できないケースもありますので、きちんと後日時間をとってインタビューに協力してもらうことがよさそうです。

私の場合は、何とかリーチできましたが、そもそもインタビュー対象者に巡り会えない場合は、自分とかけ離れすぎた領域を目指している可能性があるかもしれないので、市場選定を再考すべきかもしれません。
以上、長くなりましたが、インタビュー対象者の発掘方法についてお届けました!次回はインタビューの質問作成で気をつけるべきポイントをまとめていきます!

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