エコー動態 中間広筋 膝関節伸展の自動運動 膝蓋骨上縁5cm 長軸画像

膝関節を伸展すると,prefemoral fat pad が厚さを増す.
上方にあがる動きがある.
中間広筋と大腿直筋は近位に大きく移動する.

臨床への活用
膝関節伸展の際には, prefemoral fat pad の上方への動きを補助すると
良いだろう.ここの動きが悪い場合は,柔軟性の改善が必要である.
大腿直筋と中間広筋の近位へのスムースな移動も引出,スムースな膝関節伸展に導きたい.

短軸画像と合わせて考えると,膝関節伸展時にはprefemoral fat pad の上方運動,外側広筋と内側広筋が中央に収束するような動き,大腿直筋と中間広筋の近位への移動を考慮して,徒手的に動きの補助やエコーで観察し,どの部分の動きが悪いか評価する必要がある.これらは膝蓋骨上縁5cm付近での動きである.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?