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おどりゃー、島ナめとんなら!? 〜弥山の洗礼〜

※広島弁はネット検索です。ツッコミ不可。


前回続き。
獅子岩駅も良い眺めだが、30分ほど歩いた先に山頂、つまりは真の弥山に登頂できるらしい。これは行くっきゃないだろう。
麓からのフル登山は無理だが30分、往復1時間ほどなら時間も十分余裕があるし、もう雨も降らないだろうし、大丈夫だろう。

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

しんど〜〜〜!
これ、しんどいわ〜〜〜〜!!

起伏が! 激しい!
足元! キツい!


ロープウェーでもらったリーフレットの案内
1時間では無理です!
足元もパンプスとかだと死ぬ


右が不動岩、左奥がくぐり岩

確かに時間は30分程度かもしれないが、なかなかに傾斜があって都会に慣れた軟弱者には辛い。
しかし苦労して到着した山頂、展望台はその分確かに良い景色だった。
ヒエ〜〜〜〜頑張ったヨ〜〜〜〜


展望台の眺めは抜群
ただ天気がイマイチだった

だんだん日が差してきて暑くなるが、ココまで来たら、という変なテンション&貧乏性でつい横道に逸れがち。
空海が開山というだけあって寺ばかりだが、厳島神社の奥宮、御山神社が唯一の神社として祀られている。山に慣れている人には大したこともないのだろうが、日々の運動不足が祟ってまぁまぁ過酷。案内も少なめなので自分のように慣れない人が単独で行くときは注意したほうが良いと思う。こんなものだろうか?

奥宮というモンは大概、行ってガッカリ感が強い。どうしたって本宮のほうが豪華だしキレイ。
真の歴史好き、民俗マニアには大いに意義があるかもしれないが、自分のようなニワカにとってそう大した面白みがあるもんではない。それでも行ってしまうのは何故か……。旅のテンションって怖いという話だな。


改修されているのか、新しめできれい

疲れた割には……と思っていたが、予想外に驚かされたのがこちら。


エッ、皇太子殿下……! こんなところまで!?
裏に回ってみると、


大正15年5月27日御登山

大正15年といえば昭和に改元したその年ではないか。
その際の皇太子、ということであれば昭和天皇ということになる。二十代の昭和天皇陛下がここまで登ってこられたのか。
その時はロープウェーなどもなかったろうに、つまりは全て徒歩!! 麓から自力で!?
……なんだかちょっと見方も変わりそうである。


再度ロープウェーで下山した時にはお昼すぎ。こりゃー明日筋肉痛間違いなしだなぁと思いながら、まぁ明日は明日の自分がなんとかするであろう。とりあえず今は腹が減ったのでエネルギー補給である。


あったか〜い牡蠣うどん
旅の途中で生食する勇気はなかったが、これもまた旨し

その後は表参道商店街を食べ歩いたり、満潮になった鳥居をまた眺めたり。


揚げもみじチーズ味 うま!
商店街
おしゃれなお店が多かった
昔ながらのお店は駆逐されつつあるのか
やはり美しい鳥居
さすがに人が増えている


厳島神社の郵便局から手紙を出す際、
お願いすると特別な消印を押してくれる


五重塔 ※中は入れません
眺めが良い
でかいシャモジもあったヨ!

五重塔とその隣の千畳閣(豊国神社)
豊臣秀吉が建立を命じたという、宮島では珍しく来歴がはっきりしている寺院。秀吉の死により、未完成のままらしい。
ただただ、広い。中は当然土足禁止。靴下に穴が空いていないことを事前にチェックすべきである。
良い子のお約束だぞ。


入り口の攻防
常連のシカらしい


ボリュームがあって美味しい
宮島口駅にもお店があるとか
この旅での初にゃんこ
なかなか肝の座ったにゃんこ様だった


来た時にはほとんどいなかった観光客だが、流石に混雑してきた。
頻繁に大雪が降る地域でもないのであまり関係ないかもしれないが、この寒い時期が最盛期ということもないだろう。そう考えると結構な賑わいである。さすが世界遺産。

冬の夜は早い。日が落ちる前に再度フェリーに乗船、広島へ戻った。
じわじわ筋肉痛の気配を感じながら夜までブラブラと時間を潰し、また夜行バスで大阪へ帰還。
今回は山口・岩国と宮島、二箇所も回ったが、その割に濃ゆい内容で満足。移動を少なくしたのが幸いだったか。
良き旅であった。


座布団一枚

広島には広島カープが溢れている。
大阪なら阪神タイガースだもんな。そらそうよな。


ばいばい宮島〜〜〜

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