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ついに終わり

一般的な正月休み、あと半時間ほどで終わってしまう。
今年は多くの人が長めの休暇を得られたことだろう。来年も同程度ということで、国内・海外問わず移動手段の混雑が予想される。

三が日以降は久しぶりの友人と会ったり本を読んだり映画を見たり、非常にダラダラ過ごした。十分休みを堪能したとも言える。
なので日常に戻るのもそんなに負担では……、いややっぱり楽しみなんてことはない。ダラダラできるならそのほうが良い。
だがそればかりだと返って良くない、ダルくなる、ということもまた事実なので、しゃーなしやでとばかりに明日の準備をしている次第。

休み中にずっとイギリスドラマ『刑事フォイル』を観ていた。
NHKで放送されていたときから面白い印象だったが、あまり熱心ではなく。今回改めて鑑賞してみれば、面白い以上に戦時中ならではのあれこれに非常に考えさせられた。

とかく非常事態中では「今回は特別」が横行しがち。
自国が勝つこと・負けないこと・不利に陥らないこと、などが重要視されるばかりに、通常なら到底許されないだろう行いも見逃される。
だがそれを許してしまえば人間社会の運営も、そこに生きる資格も危うくなってしまう。だから手綱を緩めるべきではない。

言うは易し、の理想論ではある。
フィクションだから理想を貫ける、とも言える。
それでも戦時下で稀有な真っ当さを持つフォイルが、やっぱりカッコいい。

もうすぐシーズン3が配信される予定なので、これからもぼちぼち観たい。


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