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看護学生必見!全身麻酔後の観察項目

みなさんこんにちは、えび丸です!
今回のnoteは全身麻酔後の観察項目です。
秋から実習が始まる学生も多いですよね。
おそらく手術をする患者さんを受け持つかと思います。
その時に術後の観察項目が分かると自分も助かるし、先生や看護師からの評価も上がると思います。
以下に観察項目をあげるので是非参考にしてください。
足りない部分もあるかと思うので、他の文献も参考にしてみてください。


観察項目

1.帰室時間


何時にどこへ何で帰室したか確認する。
例:13時に術前と同じ部屋へベッドに帰室

2.覚醒状態


全覚醒状態か、半覚醒状態か

3.疼痛NRS


患者さんが応答できる状態であれば、NRSで痛みの程度確認する。

4.創部の状態


創部に貼ってある物、腫脹、発赤、熱感等
例:創部にはトランスファーとガーゼで固定されている。腫脹軽度あり。発赤あり。熱感なし。

5.四肢の動き


手足の動き、指の動きがあるか確認する。ない場合は麻痺を疑う。また、患者の両手を持ち、グリップが良好か確認する。

6.麻痺の有無


患者の四肢に触れ、知覚異常がないか確認する。

7.両足背動脈の触知


足背動脈に触れ、左右差はないか、弱くないか、消失していないかを確認する。触れない場合、DVTの可能性があるので注意。

8.肺性副雑音


聴診を行い、肺胞音に左右差がないか観察する。また、副雑音がないか確認する。自信がなければ、看護師にも確認してもらいましょう。

9.腸蠕動音


こちらも同様に聴診を行い、腸蠕動が良好か、低下しているのか、消失してしまっているのか観察する。

10.膝立て


麻痺と関係しますが、膝を立てるよう声掛けをし、膝立てができる観察する。

11.嘔気嘔吐


麻酔の影響で嘔吐をしていますことがあるので、嘔気嘔吐がないか観察する。

12.フォーレ、バックの有無


手術の内容によってはフォーレやバックが挿入されて帰ってくることがあります。しっかりと流出されているか、性状等を観察しましょう。

13・酸素量


手術室から酸素マスクを何 L使用して変えてきているか確認する。

14.術中使用した薬等


術中に痛み止めや制吐剤を使用することがあります。申し送りを聞き、何時に何を使用してるか確認しましょう。

最後に

術後は観察項目が多いですが、とても大切な時期です。医療者側の管理によって、回復もするし、悪化する場合もあります。一人でも多く観察するポイントが分かる人がいれば、異常の早期発見、改善につながります。しかし、一人で観察して悩んでも分からないことがあったり、手遅れにつながることもあります。一人で考え込まず、看護師や先生に相談して、全員で看護をしていきましょう。
今回観察項目をサラッと挙げただけなので、わからないところや疑問点はコメントしてください。または他の文献も参考にしてください。
みなさんの実りある実習を願っています。


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