ベンゾジアゼピン系抗不安薬の減薬記録その3
こんにちは、えびかずきです。
前回に引き続き、メイラックスの減薬記録です。
減薬197日目:0.14mg/日
また体調を崩してしまいました。薬の量を減らしのがまずかったのかもしれないし、連休明けに会社へ行かなければならないというストレスが影響しているのかもしれないし、何が原因かはわかりません。唯一わかっていることは今の身体はとても敏感で少しの環境変化でさえ簡単にバランスが崩れてしまう状態にあるということです。辛い。
連休明けの平日はしばらく眠れない日が続きました。
かと思いきや、一週間経つと精神的な状態は良くなってきました。その一方で頭部のアトピーの状態が悪くなってきました。どうも精神的な不調と身体的な不調は交互に表れるようで、シーソーのように常にどちらかの影響が出てくるようです。
連休明けの不調から1か月程度が経ち体調はだいぶん落ち着いてきました。
減薬237日目:0.11mg/日
さらに減薬を進めました。
薬の量を減らして2週間が経ちましたが、体調は安定しています。今までの傾向と違って今回は不調が表れませんでした。薬の量はかなり微量になってきたので、もはや影響がないレベルのかもしれません。
薬の量を減らして1か月が経ち、また苦しくなってきました。さすがに体内での薬の量は安定している時期だと思いますので、減薬の影響ではないでしょう。夏から冬に移り変わる時期なので気温が下がって自律神経が乱れてしまったのかもしれません。冬から春に移り変わる時期は体調が良かったのですが、寒くなる時期は要注意?
そうとう悪化してきました。頭痛と頭部のアトピー悪化の両方があいまって、重度の不眠状態に陥ってしまいました。不眠は想像を絶する辛さです。再び地獄状態に戻ってきました。
そしてこのころから自分のいまの辛さを記録していくことにしました。この日の日記には過去1週間の辛さを10段階評価で記録しています。
だいたい以下のような目安でつけ始めました。
辛さ度合い
00:不調なし
03:辛いが表には出ないレベル
05:人と話せないレベル
08:泣くレベル
10:死にたいレベル
この一週間は5くらいの状態が続いていますので、人と話せないくらいのレベルで相当重症です。今思うとよく会社に通えたなと思います。私は技術系仕事をしていますので、日中は基本的にはPCでもくもくと作業をしています。打ち合わせも社内のメンバーとおこなうことが多いです。これがもし営業など外部とのコミュニケーションを必要とするような職種であれば、もはや仕事の継続は不可能なレベルだと思います。
追い打ちをかけるように新型コロナに罹患してしまいました。体調が悪すぎてもはや自分がいま何に苦しんでいるのかもわからないような状態でした。慢性的に頭痛が続くのですが、コロナで頭痛がしているのか、それ以外なのかもよくわかりません。そして熱がひいたあとも、眠れないほどひどい咳の症状が長く続きました。週明けは休みをとったあと、週末まで在宅勤務としてしばらく自宅で過ごしました。
コロナの症状が落ち着いてきて、だんだん体調を持ち直してきました。相変わらず頭部のアトピーや咳が続いて身体的な不調は辛いですが、精神的な不調のほうはやや回復してきました。
しばらく経って学会発表という大きなイベントがありました。体調がやや安定してきたこともあり何とか乗り越えました。健康な状態であれば新しい人との交流や技術交換はむしろ楽しいイベントですが、今回ばかりは楽しむということが出来ませんでした。以前は人前で発表したり、議論したりすることが好きだし得意だと思っていましたが、最近は自分が別人になってしまったようで、ひどい喪失感を感じています。
週末に家族の了解を得て一人旅に出かけました。私の故郷が海沿いの町だったこともあって、海が見たくなりました。
仕事や家庭から離れてぼーっと海を眺めているとちょっと気持ちが楽になりました。辛さ度合いも2程度と完全ではないですが回復してきました。
さて年が明けてお正月です。仕事は連休に入りストレスは軽減したかに思えましたが、自分にとっては帰省というイベントすらもストレスに感じるらしく、体調は悪化しました。そもそも人と接するということ自体が脳の不調による認知のゆがみで苦痛に感じているのかもしれません。認知のゆがみとは、以下リストのような思考のクセのことです。
特に最近の私はべき思考が強いように感じていて、何をするにも疲れを感じます。例えばLINEの返事はその日のうちにするべきとかそういう事です。明日返信すると心に決めても、相手が返事を待ってないかなとか、どんな返事をしようかとか頭の中をぐるぐると思考が暴れて、それがまた逆にストレスになります。そろそろ認知行動療法などの薬以外の治療法に頼るのが良いのかもしれません。
減薬346日目:0.07mg/日
以前の減薬から3か月以上が経過して、更に減薬を進めました。もはやこれほど微量になってくると薬の効果はないかもしれませんが、念には念を入れて少しづつ減らします。
これまでの症状とはやや傾向が変わって、抑うつ症状が表れはじめました。頭部のアトピーもだんだん落ち着いてきて身体的な不調はあまり気にならないくらいになってきたのですが、相変わらずときどき不眠の症状がでて、ほとんど毎日朝起きるのが苦痛です。日中も精神的に暗い状態でやる気がみなぎるという事がほとんどありません。
約一か月がたち、体調はまた安定してきました。頭の中は雲がかかったようなブレインフォグの状態が続いていますが、死にたいと思うようなことはなくなってきました。しばらくアルコールを控えていたのが良かったのかもしれない。
辛さ記録の推移
2023年10月から記録していた辛さ度合いと、過去の日記を参考に、この一年間の辛さをグラフ化してみました。
日によって突然辛さが上昇する日がありますが、ベースラインはゆっくりと安定してきているように思います。
00:不調なし
03:辛いが表には出ないレベル
05:人と話せないレベル
08:泣くレベル
10:死にたいレベル
現在
さて今この記事を書いている私はというと、比較的体調は落ち着いていて爽やかとまではいきませんが、曇り時々晴れくらいの気分です。まだ完治とまではいきませんが、感覚的に回復に向かっているようには思います。
ベンゾ離脱やうつの書籍をいくつか読みましたが、結局は時間が解決してくれるケースが多いようです。今でも夜眠りにくかったり、頭痛で辛い日はありますが、必ず回復する日が来ると信じて、明日に期待します。