10年振りの海外が息子との２人旅！！ ープロローグ編ー
息子と世界を旅したい！！
そんなことを思い始めたのはいつだろう。
思えば小学生の頃から海外へ強い憧れを持ち続けていた私。
バックパック背負って1人で世界を旅する人を羨み、自分とは何もかも違うのだ、と言い聞かせ、出来ない理由を並べてきた結果、月日は流れた。
今までの人生よりもこれからの人生の方が短くなっていく。
若い時は永遠に時間は続くものと錯覚していた。
気づけば40代後半。
息子を40歳で出産したので息子は当時年長さん。
このまま私は定年までフルタイムで働き続け、子供の将来の為にとひたすら貯金する日々を送るのか。
そんなの嫌だ。絶対嫌だ。
そんな気持ちがふつふつと湧いてきたある日。
仕事で担当していた70代の男性がこう言った。
私の人生に影響を与えてくれたその一言とは。
「やりたいことがあるなら、今すぐやるべきだよ。
人生はあっという間に過ぎる。
好きな事をする人生ほど豊かなものはない。」
その人はかなり破天荒な人生を送った人だった。
けど、余裕を感じた。
人生を豊かに生きている人独特の雰囲気。
また、ある別な60代の方はこう言った。
「夫は不自由な体になったけど、これまで国内、海外のあちこちに旅して、やりたい事をやってきたから、
全然後悔はない。」
とキッパリ言うその姿がカッコよかった！
明日の事は誰も分からない。
私が仕事上でもこの人達と出会い、話を聞けたのは偶然ではなく、必然なんだ。
それから、私は長年続けてきた安定と雇われの身とお別れした。
よし、行くぞ！世界に！と決意した矢先…
5月に退職し、その年の12月コロナのニュースが流れ、翌年からコロナ禍に突入。
身動きの取れない長い長い日々が続いた。
コロナが落ち着き始めた2023年。
もうそろそろ行けるんじゃないか。
そう思いつつ、年明け早々、息子と一緒に中国地方(山口、島根、鳥取、岡山、広島)に車中泊の旅に出た。
(ちなみに私が住んでいるのは鹿児島である。)
めちゃくちゃ楽しかった。
ココロが踊った♪
旅はやっぱり楽しい！！
そう確信した旅となった。
さぁ、今度はいよいよ海外だ。
息子にとって初めての海外。
私にとっては10年振り。
息子との旅はフリープランで行くと決めていた。
それまで保守的な旅しかしてこなかった私が自分で旅を計画するんだ。
考えるだけで興奮と不安が交錯した。
行き先は決まっていた。
息子と2年前から約束していたニュージーランド！
ニュージーランドの自然の中で息子と
「やっと来れたね！」って笑い合う姿を毎朝、イメトレしていた。
いよいよイメージを現実にする時が来たのか。
そう思いながらも、これまでの人生で大きな壁となっていた自信の無さ
が顔を出して、どうしても勇気が、あと一歩が踏み出せない。
そんな様子を見て、私の背中を押してくれたのは夫の一言。
「せっかくなんだから、春休みに行っておいでよ」
たったそれだけの言葉は私の心をふっと軽くした。
よし、旅の準備を始めるぞ！！
▷次回、旅の準備編
お楽しみに‼︎
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