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人が営んでいる、まち
来年度から働く場所も決まっていて、卒業論文も書き終えた大学4年生。
気をつかわない友達と、東京旅行へ行ってきました。
といっても、いってから3週間もたっちゃってるよ。
noteやinstagramの投稿のハードルを自分で上げてしまって、またまたひっさしぶりの投稿になってしまったけど、そこはご愛嬌。
day1 ディズニーランド
day2 喫茶ランドリー 新大久保 下北沢
day3 下北沢 原宿
というスケジュールで東京を巡ってきました。
たぶん、メインで書くべきはディズニーなんだろうけど、今回のnoteは喫茶ランドリーの話と、下北沢について。
喫茶ランドリー
喫茶ランドリーは、まちづくりについて学んでいたり興味があったりする人は耳にしたことがあるかもしれません。
喫茶ランドリーを知らない人向けに、ホームページから引用したことば↓
洗濯機・乾燥機やミシン・アイロンを備えた「まちの家事室」付きの喫茶店で、コンセプトは「どんなひとにも自由なくつろぎ」。まちに暮らすあまねく人々に来ていただきける「私設公民館」のような場所になれば、という想いのもとにつくられたものです。
運営するオーナー、働く人々、そして、利用される地域の皆さんによって、常に変わり続けていくように、ハード・ソフト・コミュニケーションが、ユニークにデザインされています。
「どんなひとにも自由なくつろぎ」
そんなコンセプトのもと作られた場所。
扉近くにはイベントが開けそうなでっかいテーブルがどーんと。
奥まったところには、ひとりでゆっくりしたい人用の場所。
ランドリーのところには、ミシンがあって。
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たくさんコミュニケーションしたい人にはその場所を。コミュニケーションをひっそりしたい人にはノートという媒体で。
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コンセプトの通り、どんなひとでも、ひととして接してくれて、どこにいても居場所がつくりやすい仕掛けがたくさんされていました。
下北沢というまち
下北沢すっごくいいなあと思いました。
多分吉本ばななさんの『もしもし下北沢』という本を読んで思い入れができていた分もあったんだと思うけど、よかった。
今回も旅先でちょっとした聖地巡礼みたいなことをしました。
吉本ばななの作品は本当に大好きで、卒業論文まで彼女の作品で書いちゃうくらいなんですけど、『もしもし下北沢』も、卒論で対象にした『キッチン』も「場所」ってところにすごくこだわりを感じていて、『もしもし下北沢』は特に実際にある場所への愛の深さを追体験させちゃうところも吉本ばななのすごみだなあなんて思いました。
ビル自体の建て替えのために、主人公であるよっちゃんが働きだした場所は移転してしまって笹塚の方にいってしまい、寄ることはできませんでしたが、おそらくその跡地に行ってきました。
ちなみに、よっちゃんは、お父さんが死んでしまったことをきっかけに、親離れもかねて一人暮らしをはじめたんですけど、結局お母さんがころがりこんでしまったビルも「おそらくこれかな?」というのがありましたが、今回は写真を控えておきます。
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次はよっちゃんが好きなお店に行って、私も豆を買って帰りました。
めちゃくちゃおいしかった。
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夜のお散歩で営業中じゃないのが惜しいけど、自由が丘でマダムやってたお母さんがバイトしだしたお茶やさん。
下北に染まっていくのがめちゃくちゃいいんですよね。
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次に行ったお店は、よっちゃんと、よっちゃんのお母さんと、よっちゃんの彼氏っぽい新谷くんがばったり合流してしまうお店。中には入ってないけど、でっかいとかげのオブジェ?壁?が迎えてくれるらしいです。
街のサイズが小さいから、この辺に住むとばったり会ってしまうみたいなこと普通にあるんだろうな。
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他にもいろいろ歩いたけど、どの店も店主がいなくなったらここに住んでる人たちは悲しむんだろうな、と思いました。
人が営んでる、ってかんじ。
小説を読んで、その場所に行くと、主人公が感じたことを追体験できるから好き。多分、何も考えずに歩いてると、見逃してしまうようなことを、小説が気づかせてくれてるんだろうな。
これはこれで楽しかったけど、私はもっと、自分で感じられる人になりたいな~なんて。
おまけ
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銘柄の特徴とかを丁寧に教えてくれる従業員のバーテンダーさんとか、初めて出会ったけど隣に座ったおじさんと会話になるとか、めっちゃ楽しかったし素敵な空間でした。多分、小説に出てきたお店じゃない気もするけどいってよかった。