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恋人たちの学校。コシ・ファン・トゥッテ始動。ハルムジオペラ企画はじめての再演。

こんばんは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

毎月第二水曜日に開催しているハルモニームジークのオペラ企画。今年は緊急事態宣言前の三月にドン・ジョヴァンニを上演し、今回はイレギュラーで10/19(月)、20(火)の二日間、池袋オンリーユー(旧池袋オペラハウス)にてモーツァルトの傑作「コシ・ファン・トゥッテ」を開催します。

当シリーズ初めての再演。演劇と原語歌唱を合わせた文化的コメディ。

昨年からこれまで、フィガロの結婚、コシ・ファン・トゥッテ、ドン・ジョヴァンニとモーツァルトの傑作オペラを上演してきました。

この企画は私が「オペラの内容のくだらなさと音楽の素晴らしさをわかりやすく伝えることはできないか」と考えて始めたものです。

オペラにはアリア(歌とオーケストラ)の間に物語の進行を担うレシタティーボという歌に乗せた会話(歌とチャンバロ)が存在します。このレシタティーボを日本語劇にしてしまえばストーリーをつかめて歌を言語で歌ってもそれなりに歌の意味を入ってきて物語と歌の素晴らしさを共存させられるのではないかと思いました。

そこで脚本を若手のコメディ劇団イルナップファムを主宰し、全ての脚本演出を手掛ける朱木雀空さんに依頼しました。イルナップファムは私がエンタメの口コミサイトを運営する株式会社聴きこむの立ち上げに関わっていたときに知り合い、最初に舞台を拝見したときに衝撃を受けました。こんなにも心に染みるコメディがあるのかと感動しました。それからいつか雀空さんとなにか一緒にやりたいと思っていました。

雀空さんはクラシックも聴くそうですが、オペラに関しては素人。私もオーケストラの中で演奏したことはありますが、指揮をしたわけでもないので全体をしっかりつかめているわけではありません。1から勉強し、雀空さんと打ち合わせを繰り返し、なんとか1回目に漕ぎ着けました。その後も試行錯誤をしながら3月のドン・ジョヴァンニが一つの形として一定のレベルに達したと思いました。

そして、今回は既に出来上がっているコシファントゥッテを再演したいという昨年からの思いを実現。この脚本はかなりセリフが入り組んでいて、歌だけでなく演技も大変なのですが、それだけにしっかりできればかなり良い舞台になると思うのです。

内容はほんとくだらないコメディ

ほんとに内容はくだらないです。オペラって高尚なものではないんですよ。かなり世俗的な分野なのです。

コシファントゥッテは「女なんてこんなもの」という意味。そして副題に「恋人たちの学校」と書き添えられています。

自分たちの恋人たちは浮気をするのか?そんな永遠のテーマ(?)。

200年以上前からそんな話は娯楽になっていたのですね。日本でいうと万葉集から既にたくさんの色恋が書き残されています。それを考えると1200年以上前ですね。いつの時代も人間はたくさんの恋をして、その思いや物語を書き記していたんですね。

オペラを知らない人でも楽しめる内容になっています。予習しなくてもしっかりと内容を理解できますので初心者の方もよかったらぜひ予備知識無しに観てみてください。きっと笑いながらも曲の美しさもどちらも堪能できると思います。

生観劇とオンライン視聴のダブルでお待ちしております!

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このご時世により始まったオンライン放送は今回も継続します!

今回は歌ということもあり、感染症対策として、食事は無し、テーブルも出さずに舞台との距離を少し空けます。しかし、いつも通り飲み放題は実施、食べ物の持ち込みも許可されてます。食べ物はテーブルがないので節度をもって他のお客様のご迷惑にならない範囲でお願いします。また、ゴミはお持ち帰りいただくようお願いいたします。

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練習が始まり、出演者それぞれの個性も出て、とても良い舞台になる予感がしています。ぜひご覧いただければと思います。

それではまた。日々楽しんでいきましょう。

蛯澤亮でした。


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