91歳、水割り。

週末、母と祖母そして私たち家族で近所の居酒屋に行きました。
以前から母が「行きたい」と言っていたお店で。
念願の来店となりました。

祖母は高齢になって食事量こそ減りましたが、お酒は大好きです。
体を心配するあまり
「呑みすぎちゃダメ」と私たち家族はストレートに伝えがちですが
そうすると祖母がへそを曲げてしまうので
祖母の機嫌を取りつつ、絶妙な酒量コントロール。笑

体が上手く動かず、出かけるときは杖がmustの祖母。
転んだり怪我をしたりするといけないので、お出かけは原則家族の誰かと一緒。
呑むときも家族と一緒、と約束しています。

昨日は久々に外で呑めるとあって、祖母は大好きな水割りを注文。
しかし
乾杯早々、一口飲んで「水割り薄い。」と。笑

91歳。水割り、濃いめ。
母は呆れ顔。笑

お腹はあんまり空いてない、と出かける前に実家で話していたそうですが
いざお店に着いたら「お腹空いた！」と。
母は２回目の呆れ顔。笑

私の横でブツブツ文句を言っていた母を
「まぁ、良いじゃないか。良いじゃないか」となだめ、楽しい時間を過ごしました。

祖母、母、孫、ひ孫の四世代で飲めるなんて幸せじゃないか。
じいちゃんは「俺は一抜けた」って先にお空に行ってしまったけども。
天国で笑って見ていたと思う。

91歳の祖母だっていつまで元気でいてくれるか分からない。
長生きして、いつまでも元気でいてほしいに決まってる。

でも、それと同時に
この時間は永遠には続かないんだよな…って気持ちも混在していて。
幸せな時間のはずなのに時々、泣きそうになります。

年老いていく祖母や両親に
孫や娘として、私が出来ることってなんだろう。

たぶん、たいしたことは出来ないけど
同じ時間を過ごして、笑って泣いて。
私たち家族が健康で幸せに暮らしている姿を見せることが
祖父母孝行、親孝行なのかなって思う。