ウイスキーがお好きでしょ。
ルパン三世PART6 エピソード0を観ました。
今回のエピソード0をもって、50年間「次元大介」を演じてきた小林清志さんが勇退されました。
御年88歳のでぇベテラン。
次元大介を38歳から演じてきたんだなぁ…と、しみじみ。
エピソード0のタイトルは「時代」
「とうとう俺も潮時かもしれねぇな」
という次元のセリフから始まります。
小林清志さんのために特別に作られたお話だそうで。
往年のルパンといえば
警察との追いかけっこや銭形のとっつあんとのコミカルな掛け合いをイメージします。
お調子者のルパンに呆れつつも、スマートに援護する次元が最高にカッコイイんです。
それが次元大介。この手元アップのシーンが非常に好きです。
ところが、時代が変わればなんとやら。
AIドローンやプラスチック拳銃が登場し、否が応でも時代の変化を突き付けられてしまうルパンたち。
私も日々、感じてる。時代の流れ。
変化を受け入れなきゃいけないって分かってるけど、即座に対応できない自分がいます。
「時代が変わる=声優交代」
出だしの次元の発言といい、
「相棒との人生を振り返っちまったよ」という呟きに然り、
小林清志さんの心情と重なるような演出。
ルパンたちと次元が1対1で語り合うシーンもあります。
まるで1人ひとりが小林次元との最後のひとときを楽しむような、そんな感じ。泣けるやないか。
個人的には不二子ちゃんとのシーンが印象的。
シリーズを通してあんだけ毛嫌いしていた不二子を
最後の最後で「おめぇがイイ女ってことは分かる」って褒めるんですよ。
惚れてまうやろーーーーーーーーーー!!!
あ、もう既に惚れてたわ。
「時代が変わりゃ自分も変わる。
俺はそうやってきた。けど次元大介って男だけは、そんな俺を黙って受け入れてくれた。」
ルパンからの最高の賛辞。
「また美味い酒を飲もうぜ。次元。」
小林次元に捧げるラストの言葉。
非常に素晴らしい回でした。これは永久保存だ。
最後まで「自分の世界」と「男の美学」を貫いた次元大介。
小林清志さん、シビレました。有難うございました。
注目はアジトで祝杯をあげるシーン。
ルパンと次元の掛け合いを横目に日本酒を吞む五エ門。
吞んでいる日本酒が「獺祭」だったのが個人的にツボでした。
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