薔薇は薔薇は 美しく散る。
図書館でここ最近ずっと東野圭吾さんの本を借りていたんだけど
読んだことあるタイトルが増え、とうとう借りていない本が長編ばかりになってきました。
いつもなら迷うことなく長編に手を出していたことでしょう。
シカティ。
今は1年で最も過酷で忙しい時期でありまして。今月末に〆切が迫っている案件がいっぱい!ヒェェェェェ(;゚Д゚)
悠長に長編小説を借りていたら怒られそうなので(怒られないけど)一旦、ストップすることにしました。
でも、本を読むのは止められないよね~ってことで、東野圭吾さんの長編は落ち着いてから借りることに決め、久しぶりに村山由佳さんの本を借りてきました。
「好きな作家は?」と聞かれたら、間違いなくトップ3にランクインする村山由佳さん。
大学生の時に出会い、20代の頃は彼女の作品ばかり読んでいました。
彼女の文章がとにかく好き。
そして活字だけなのに情景がリアルに浮かぶ繊細で細かい表現も好き。
もともと執筆作品に恋愛モノが多いのか、私が手に取るタイトルが恋愛モノに偏っているだけなのか。
そこらへんは分からないけれど、とにかく恋バナのセンスが抜群なんです。
ジャンルも純愛からドロドロまで。実に幅広い。
そんなわけで「ラヴィアンローズ」という本を借りてきました。
簡単に説明するとモラハラ夫に抑圧された生活を強いられている専業主婦が
ある日突然、現れた年下デザイナーと道ならぬ恋に落ちる話です。
コチラの奥様、お金持ちのお嬢様で両親から受け継いだ家とお金で立派なガーデンを作っています。そしてお庭で育てたお花でフラワーアレンジメント教室を開くという主婦界隈ではちょっとしたカリスマ的人気のある女性。
一方、ご主人は常に妻を下に見ていて、事あるごとに酷い言葉で罵倒し、侮辱するような発言や態度を繰り返します。
読んでいて腹が立つのなんのって。その描写がリアルすぎて嫌悪感で鳥肌立つくらい。
そんな日々に突如、現れた年下の魅力的な男性。
ある意味、想定の範囲内でもあり、そりゃそうなるよねっていう展開でもあり。
そしてネタバレしちゃうけど非常に気になるところで話が終わります。
うわぁぁぁぁぁ!続きは!?(;゚Д゚)
「この後の展開は皆様のご想像にお任せいたします」と言わんばかりに急に読者にターンが回ってきた💦
「俺のターン!!」って遊戯王か笑。
ここのところずっと東野圭吾さんのミステリー漬けだったので、久々の村山由佳さんは刺激的でした。
もうすぐ子どもたちも夏休みに入ることだし、クーラーの効いた部屋でゆっくり読書とかできたら良いんですけどね。
あっ…。その前に仕事片付けないと…。