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Windowsのブルースクリーンは意図的に出している状況であるという話

久しぶりにXでプチバズりしました。

このポストの通りなのですが、ブルースクリーンはデータの損失等をスセグためのOS自体の保護機能であり、もしもブルースクリーンになるべき状況でそうならずに稼働し続けてしまったら予期できないようなハチャメチャなことが起こってデータが破損したりなど色々と最悪の状況になる可能性があります。

そんなわけで、致命的な問題が起きたことを検知し、その状況を記録し、問題の修正を可能とするような手がかりを残しつつブルースクリーンを表示しして(比較的)安全にOSが停止するわけですね。

こちらは意図的にブルースクリーンを発生させる方法です。こういうものも用意されています。

ブルースクリーンが特定の状況で発生してしまい、原因がわからず困っているようなときには、ブルースクリーン発生時に採取できるメモリの状態等をファイルに書き出したダンプファイルを解析し、原因を追究するようなこともあります。このような原因追跡ができるのもOSがきちんとブルースクリーンを発生させ、必要な情報を記録しておいてくれるからですね。

もちろん通常のユーザーがブルースクリーンに遭遇してしまったら「なんだこれは!ブルースクリーンにならずに動き続けろよ!」と怒るのは当然だとは思います。そしてその原因がOS自体の問題であることも往々にしてあります。

ですが、原理的に、星の数ほどあるデバイス群やアプリケーション群をサポートし、OSに様々な機能を組み込めるようにしている状況の中ではOSに外部のプログラムを組み込んで動かすことが必要であり、OSの奥底、低レベルな部分で動作しているプログラムに問題があれば緊急停止せざるを得ない状況になることは往々にあるわけです。それはOSを作った人にはどうしようもない状況だってあるわけです。

そのなかでせめてもの保護機能を組み込み、各種デバッグのための情報を記録しつつ、問題が起きたことを知らせる親切な画面…それがブルースクリーンなのです…。

どんな事にも問題はあります。起きえます。その時のことをきちんと考えて、問題に対処するための仕組みを導入するのは正しいことです。問題自体を起こしてはいけない、絶対に安全でなければいけないというようなゆがんだ安全神話を作り出した先に何が待っているのかは、特に日本人なら皆さんご存じですよね?

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