秋の北海道撮影記2022(留萌本線)
キハ281系ラストランを「宇宙軒カーブ」で撮った後、すぐさま道央道伊達ICより留萌道沼田ICまで高速で移動。留萌本線恵比島駅(明日萌駅)にて友人有志がイベント開催しているということで行ってみました。
2022年度末で部分廃止される留萌本線
2022年度末をもって、留萌本線の石狩沼田駅と留萌駅の間が部分廃止となることが決まり、残る深川駅と石狩沼田駅は通学生を考慮して三年間猶予をもって、後に廃止となります。
線路とほぼ並行に高規格の留萌道が開通している時点で鉄道の使命は終わった、と理解している私にとって、留萌本線の最後までどれだけ関われるかを自問自答しています。
明日萌駅でイベント開催をしていた友人から、北秩父別駅の待合室が崩落の危険性から解体されると聞いてそのまま現場へ。中を見るともぬけの殻。これは近いうちに解体されるだろうな、と思い丹念に撮影しました。まさかこの翌日に解体されるとは思いもしませんでしたが。
再び恵比島駅へ。時折降る強い雨にも気にせず、仲間たちとストーブに当たりながら談笑。この駅はNHK朝の連続テレビ小説「すずらん」の舞台となり、私が学生時代だった1998年ごろにここでロケを行い、真岡鐵道からわざわざC12を借りてきてロケ列車を走らせたり、その後C11を復活させて「SLすずらん号」として走らせたり、当時はテレビ効果もあって賑わいを見せていました。しかしブームは去り、ここがロケ地だったことも知らない人が増え、そして路線自体無くなることになります。
普段は閉鎖しているロケ駅舎もこの日は入ることができ、久々に灯りが明日萌駅に点りました。やはり駅には温もりが必要です。
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