2024年振り返り
「2024年総括 -My Impression Photography-」と題して、各月一枚ずつチョイスして振り返ってみたいと思います。
【1月】
最強寒波襲来を目論んで急遽渡道。一番の目的地は富良野だったが、降雪が酷くて列車が終日運休に。途方に暮れたがそのまま車を道東へ。常呂川の霧氷がただただ美しかった。
【2月】
廃線まで残り一ヶ月と迫った二月の終わり。激山予報(バリ晴れ)の中をキハ40形のタラコ色が入るとあって、沿線はかなりの盛り上がりを見せた。文句無しの一枚に。
【3月】
そして根室本線(富良野~新得)の部分廃止の日を迎えてしまった。近年の北海道の廃止路線の中でもとりわけ風光明媚なロケーションだっただけに災害からの復旧を果たせず廃止になったことが本当に無念。
【4月】
ずっと北海道の厳しい冬の中にいたので春の訪れは一段と軽やかに感じる。桜や桃を求め福島へ行くと、そこはまさに桃源郷の世界。
【5月】
災害から見事に復活した只見線だが、今年はなかなか沿線へ行けず。GWに運転された「風っこ」はやはり再開通区間で撮ってみたく、只見川第八橋梁俯瞰へ。蒲生岳や浅草岳もきれいに見えた。
【6月】
いかにも国鉄型気動車らしいキハ40形のタラコ色がこの団体列車を最後に運用を離脱。直前まで仕事だったが何とかやりくりして渡道。最後の最後まで良い風景の中で記録することができた。
【7月】
最果ての無人駅、宗谷本線抜海駅が棒線化されると聞いて、そのままレンタカーで北上。それ以降立ち入りができなくなる上りホームから駅舎と列車を入れての一枚。この駅も来春のダイヤ改正でついに消える運命に。
【8月】
今年もただただ酷暑が続いた。あまり遠征する気力もなく、近場で過ごす日々。しかし海は見たくなったので西湘エリアへ行って久々に江の浦で特急列車を眺めた。
日向坂46が宮崎で「ひなたフェス」を開催するにあたって久々に九州へ一週間ほど遠征。前半は普通列車などで汽車旅を楽しんだが、ちょうど熊本にいるときに友人から「銀ガマが入るよ」と推しs手いただいて田原坂駅で撮影。しかしこの翌日、この機関車がまさか踏切事故に遭って年末まで運用離脱するとは…。
【10月】
キハ40好きな友人が企画して、宗谷本線旭川駅から稚内駅まで乗り通す団体列車「宗谷本線秘境駅巡り号 」に参加。外から走行写真を記録したい思いもあったけど、やはり中から好きなもの同士が集って推し活グッズを並べながら飲むお酒の何と美味いこと!もちろんツアーの集合写真を任されたのでビシッと撮影。
【11月】
50歳の誕生日を迎えカメラもNikon Z8に新調。その初遠征に選んだ地が我が青春の故郷板谷峠。ついにスイッチバックのあった大沢駅が通年休止になると発表。もう駅構内で撮れなくなるのでここで山形新幹線新型車両E8系を初記録。
【12月】
取材も兼ねて道南を中心に初冬の北海道へ。昔とだいぶ様子が変わった礼文華峠に行ってみるとカーブの奥から普段は知らないキハ40形が現われて無我夢中でシャッターを切った。しかもこの一瞬だけ晴れ間も出て、気持ちを落ち着かせるのに時間がかかった。