見出し画像

職業訓練校生徒による焼酎業界マーケティングレポート発表

僕は現在、WEBマーケティングの職業訓練学校に通っている。

僕がとても楽しみにしていた授業が、
ロジカルシンキングからマーケティングレポートまでの一連の流れだ。

論理的に考えて、何を施策にするのか?
その勝ち筋を見極める訓練を行なっている。


現在生徒は25名。
全員が好みの対象企業を決めて、
会社の背景を知り、業界の背景を知り、世間の背景を鑑みて、
では、自社はどうすればいいのか?

という、より発展していくための道筋を創造する。

その為にはマーケットの内側と外側の情報を網羅しなければならない。
その情報集めがとにかく大変だった。

クラスメートも情報集めとそれを鑑みた施策で,
それぞれ戸惑っていたように思う。

一部上場企業には情報開示の責任があるので、
数字は調べやすいのだが、、、
一部上場企業に、より発展していくための道筋を提案するなど、逆にハードルが高い。

僕たちが思いつきそうなことは、
とっくの昔に試されて結果が出ている。

なので僕は低迷している業界にターゲットを絞った。
【焼酎業界】である。

僕は、まずゴールである施策を決めた。
が、背景を調べる度に、軌道修正を図られる。

数字の情報は少ないが、自分の施策は数字上(実績)で確かなものなのか?
を調べれば調べるほど、まだまだ足りてないと感じる事ができた。
ロジカルシンキングのお陰だ。

そして、この背景を重々承知しているからこそ、
焼酎業界は既に(当然)手を打っている。
当たり前すぎていうのも恥ずかしいが。


世の中の流れとして、
残念ながら焼酎業界は先細りだ。

現時点で上がり目が唯一あるのが、
【香り焼酎】というカテゴリーだ。

クラスメートのターゲット層に意見を聞いても、
やはり誰しもがビール、ワイン、日本酒などの
【醸造酒】に流れている。

蒸留酒といえば、
ウィスキーを使用したハイボールか、
甲種焼酎を使用した酎ハイ、緑茶ハイ、レモンサワーなど、割りものばかりだ。
国内では【カクテル】にされているのが、
蒸留酒の現実だ。

マーケティングレポートの中には、
競合他社との相違点を見出し、
自社の強みを活かして、どこに立ち位置を持っていくか?
という考察を行うが、

僕はこと乙種(本格)焼酎に関して言えば、
【香り焼酎】という、未来の顧客獲得カテゴリーに於いて、
競合などと内側で争っている場合ではない。
と強く感じた。

競合ではなく、協業するべきだと。

焼酎業界の人がもし見てくれていたら、ぜひお願いしたい。

高橋酒造株式会社さんの、【しろMAP】を参考に、

多様な蔵の【香り焼酎】を試せる、
複数置いてある店舗(飲食店もしくはBAR)の、
先ずは東京都内23区だけでも網羅するべきだ。

何故なら、まだまだ認知が足りない。


実際に20代後半から30代前半のクラスメートに確認した所、
香り焼酎経験済みは、25名中わずか2名だけだった。

それ以外は存在すら知らず、
なんなら既存のバリバリ地元の人が飲む焼酎を試して、

自分には合わない。

と拒否感しか持ってない人もいた。
まだまだ知られていないのが現実だ。

認知さえして貰えれば、興味を持ってもらえる層があるはず。
そして興味を持ってもらえた人が、
試してもらえる都内の場所を検索できる様に用意する、作るべきだ。

興味以前〜認知〜経験のルートを作る。
それが、新しい顧客層の開拓となるはずだ。

(書きながら思った。俺作ろうかな?)

というレポートを僕は展開した。
時間が15分しか与えられていなかった所、
のうのうと20分話してしまった。
それでも足りなかった。

僕が考えた施策、至った結論は、

①認知を高め経験して貰う為の前述のMAP作り
②国内イタリア料理店(特に南部)とのコラボ
③上記を踏まえて、世界戦略のために、
 国外ブランド各国料理店とのコラボ

施策案

まだまだあるのだが、絞った施策は以上になる。


今回作成したマーケットレポートは、
どちらかというと講師の方とクラスメートへのプレゼンだったので、
本来の企業の方へのプレゼン内容とは大きく異なる。

今一度企業向けへのプレゼン資料を作成して、
実際に企業の方へ送付してみようと思っている。

何か面白い動きを得られると良いのだけれど。

余談だが、クラスメート全員のレポートを聞いているのもとても興味深い。
自分が知らない業界や、知っていたけど現在の背景などを聞くと、
へー!が止まらない。

年代が様々なこともあり、
職業訓練校の醍醐味の一つだなぁ。
と思っている。


以下の記事がマーケティングレポート開始直前の記事です。
是非ご一読くださいませ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?