見出し画像

強みと弱みは表裏一体〜面接に役立つ自分のUSP設定方法とは~

僕は現在、WEBマーケティングの職業訓練校に通っている。

学校では懐かしの「日直」という制度がある。
授業のレポートを提出したりする。

一時限目の冒頭、日直には決められたテーマでの、
2分間のスピーチがある。
面接対策の一環だ。

強みと弱み

トータルで6巡目までテーマは決まっているが、
二巡目のテーマは【自分の強みと弱み】だった。

クラスメートの全員が、自身の強みと弱みを言うのだが、
ん?それ表裏一体じゃね?
と思うことがよくある。

例えば、Aさんの例。
弱みは優柔不断。
でも強みは周りの意見を上手く引き出しまとめる。という例があった。

具体例が分かりやすかったのだが、
皆で食事に行った時に、大抵の人は「なんでもいーよー」という。
僕もよく経験する。概ねそう言う人が多い。

そんな時にAさんは、
「気分じゃない食材なに〜?」と聞くらしい。

そしていくつかの質問を繰り返しながら、
消去法で全員の落とし所を見出すという、
僕には思いつかない手法を編み出していた。

優柔不断だというAさんだからこそ、見出された解決法だ。


沈黙のWEBライティング

僕は現在、この本を読んでいるのだが、
その文中に、同じ様に強みと弱みの話が出てくる。

なら、その弱みを”強み”に変えてみろ。

p138

やはり弱みは転じて強みとなる事例を書き出していた。
文中ではUSP*の設定と紐づけた物語になっている。

*=Unique Selling Proposition
自社の商品やサービスの持つ独自の強みのこと


自身の強みと打ち出し方(USP)

職業訓練校は追々就職するために学ぶ場であるので、
当然就職活動が待っている。

「面接」という悪く言えば品定めされるときに、
「自分」をどう上手く伝えられるかが一番の難関だ。
突破のために「自身のUSPを設定する」ということを考えた。

自社が持つ独自の強み」と言い換えても良いかもしれませんが、USPの場合は、単なる強みの提示ではなく、「顧客に対して、自社だけが約束できる利益」を指します。

USPとは

本来のUSPの使われ方は、上記の意味合いだが、
これを面接に落とし込んでみる。
自社=自分、顧客=対象の会社、として考える。

そうすると一番最初に行うべきは、
まずは自分を知り、対象の会社を知るところから始まる。

彼を知り己を知れば百戦危うからず。だ。


対象の会社に必要なものはなにか?

それを知ることこそが、自分を売り込む第一歩となる。
行きたい(受かりたい)ところを徹底的に調べ、
対象の会社の顕在化している問題、潜在的な問題を考え、
自分が与えられる事の接点を考える。

そこで、前述の自分の強みと弱みを掘り起こす。
もう一度言うが、強みと弱みは表裏一体だ。
弱みから表現を変えたことが強みになることも意識する。

この先には答えがない。
後は自分次第だが、あえて無責任なことを言う。
そこまでしっかり調べて
「恐らくここが貴社の弱みで、私はそこを埋められる可能性があります!」

そこまで言い切って面接を受けに来る人がどれだけいるだろうか。

僕は飲食店でマネージャーをやっていた関係で、
延べ200人は面接してきている。
そんな人は一人もいなかったが、
僕が面接官なら、その熱意に間違いなく合格印を押す。


熱意こそが強みだ

実際に、人事をされている方のお話を引用させて頂く。

私が考える今弊社に欲しい人材、まずコレだけは絶対に持っていて欲しい!と思うのは
会社の成長を自分ごととして考えられる
(中略)
そして、人間らしく、喜怒哀楽を持ちながら熱意を持って働いてくれる人が何より大切だと考えています。

もう一つ。

私の友人社長が前に
「何度も面接にチャレンジしてくれる熱量のある人は、能力が達して無かったとしても採用する。何故なら、成長意欲とこの会社でどうしても働きたい!!という明確な強い意志が感じられるから」
と話していた事がありました。

やはり熱意が伝われば、扉は開く。
言い方は合っていないかもしれないが、
【熱意】もUSPとなりうる。が言いたい事だ。


さいごに、絶対忘れてはいけないこと

USPを設定するに当たり、一つ大事なことを付け加えておく。

USPにはサービスの存在意義が詰められています。USPを作成しようとしても、「自社だけが約束できる利益」が見つからないのであれば、そのサービスは根本から考えなおす必要があるでしょう。
それだけに、一度USPを表明したならば、なにがあっても守りぬかなくてはなりません
USPで誇張表現して、顧客に過度な期待を持たせても誰も得はしません。USPを作るのであれば、サービスにも顧客にも誠実に向き合い、企業として一生貫ける約束事を決めましょう

USPとは

自社=自分、顧客=対象の会社。
言ったからにはやらないと、口だけ人間になってしまう。
その行動のベースとなるのはやはり、熱意だ

最後までお読み頂きありがとうございました。

僕の過去記事で、恋愛に例えた内容も載せておきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?