愉快な講師陣たち
僕はWEBマーケティングの職業訓練校に通う生徒だ。
その学校では、メインの授業はWEBマーケティングを謳っているものの、
授業内容は多岐に渡り、WEBにまつわる多様なカリキュラムが組まれている。
一通り網羅されているので、「基礎が分からないことが無い」ようにして、卒業させてくれるという、他にはなかなか無い学校でもある。
そして、有難いことにその道のプロフェッショナルの方々が、講師陣として教鞭を振るってくれている。
なので、僕の授業の楽しみの一つが、
【実際の現場でのエピソード】でもある。
そういったお話が出ると、僕は食い入る様に聞き入ってしまう。
多様な講師陣の背景
本日までで教わった講師の方々は、
計13名にも及ぶ。
新しい授業の際には、講師の方からの自己紹介があり、
背景や、携わっている事などを聞いて、授業がスタートする。
ある方は、SOHO*(懐かしい!)と言われたフリーランス流行の走りの頃から、個人事業主をされていた方もいたり。
*=Small Office,Home Officeの略。ネットの発展によって生まれた働き方。
元々はOLだったけれど、自己投資によって得たスキルで講師業を始めた方がいたり、
バリバリ最前線での経験を基に、今では講師になっていたり、
現在進行形で最前線で働いている方もいたり。
皆さん、今のままではいけない。
という時期を越えて、講師業をなさっている。
そんな背景を鑑みることが出来て、
僕としては感情移入がしやすくなり、
より授業に身が入るようになる。
本当に多様な講師陣の方々のお陰で、
リアル感のある授業を学ばせてもらっている。
その中でも。
入校当初から、学校長が時折ネタでイジる、
男性の講師の方がいた。
その方の容姿は、まるでビジュアル系バンドのそれであり、
服装もまた完全にそれである。
昨日より、いよいよその方の授業が始まった。
期待を裏切らない自己紹介
その方の自己紹介は、自身の過去の
【バンドをやっていた】から、当然始まった。
もしそれでバンドやっていない。
などというオチは許されない。
と思っていた僕にとって、まさに出オチ。
笑いを堪えられずに話を聞いていくと。
バンド時代にPCに触れる機会が多かったこと。
がゆえに、好きなことをしながらスキルを得たので、
WEB業界に足を踏み入れた時も、なんら問題なかったこと。
なんなら、余裕だったこと。
(この辺りかららしさが爆発し始める)
そしてバンドマン時代には得れなかった報酬を、
いとも簡単に得ることが出来たこと。
そして国産の有名なスポーツカーを買ったこと。
(年賀状になっていた画像を披露してくれた)
次の年賀状の写真が、かなり【YOSHIKI】に寄せられていた事。
当人は「この写真、誰かに似ていませんか?」などと、
とても白々しく言っていたが、あっさりと
「YOSHIKIって言われたり、なかにはSUGIZOって言われたりするんですけども。ハイ。」
と、なんならもう一人増やしていた(笑)
でも寄せているつもりはない。と断言していた。
僕は、オンラインで声が聞こえないのを良いことに、独り家で爆笑していた。
結論、好きなことをやった方が良い。
ずっとビジュアル系の容姿を崩すことなく、
年齢は27で数えるのをやめました。
なんて、今から教える生徒に放つ言葉としては、
間違いなくネタであろうプロフィールを伝え、
そのオチは、占いを女性名でやっているという素晴らしい話の流れ。
でも笑わせているだけでなく、
最後にはきちんと良いお話になるのが素晴らしい。
(本人は笑わせようとは思っていない?と思うけど)
その方のとても響いた結論が、
好きなことの延長で、飯が食えるようになる。
という言葉だった。
だから、好きなことをしなさい。
それをWEB業種にあてはめなさい。
そう言っていた。
爆笑から一転、そうだよなと。
もし、そのYOSHIKI講師(笑)が、
ビジュアルが普通でそんな話をされても、
全く響かなかっただろうな。
と、つくづく思った。
いよいよ残り二ヶ月を切った学校生活、
授業も就活も総仕上げが始まる。