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続:Uberのドライバーの話

下の記事が目に留まったので、
自身でも体験した内容続編を書いてみたいと思う。

このリンク先のような人達は、まだましな方だ。



驚きの配達員たち

僕が昔、店舗の責任者でやっていたお店で、
実際体験した強者のドライバーさんたちのお話。


1.放置プレイのドライバー

あるとき「Uberを頼んでいない」
と言われたお客様から、

家の前にアイテムが放置されている。気持ち悪いから回収してくれ

という電話がかかってきた。

ドライバーさんが同時進行で運ぶ可能性があるので、
梱包している袋にUberのオーダー番号を記載するオペレーションだった。
記載してあるオーダー番号から該当品を割り出し、運搬した人も割り出せる。

なので該当ドライバーは履歴で分かる。
配達完了までは連絡先が分かるけれど、
完了すれば連絡先は消えてしまう仕組みだったので、
間違えていますよ。と伝えることが出来ない。

オーダーしたお客様は、こちらでは分からないので、
その後の対応がどうなったかは分からないのだが、
その人はきっとUberに連絡して、クレームを言ってることだろう。

前述の間違われた方から連絡があった際には、
丁重にお詫びして、こちらで回収できないので、
Uberに連絡し、対応してもらう旨を伝えていた。


コロナ過の時は、こういった間違えた置き配がとても多かった。

(恐らく)紛らわしい場所にお住まいの方で、
また間違って置かれている!と怒って連絡してきた方もいた。

その方も、散々入口に頼んでもいない料理を置かれ続けているのだろう。
逐次連絡するのも、電話代もかかるし腹が立つのも頷ける。

がしかし、僕らに言われましても・・・

その都度、なかなか電話が繋がらないUberへ、
逐次連絡する余計な仕事が増えた。

オーダーした人の住所登録が曖昧だと、
ドライバーが本当に分からないときがあるらしい。
なので、完全にとばっちりなクレームだった。

皆さんも置き配の時は、ご注意ください。
どこかに適当に置かれている可能性が、
もしかしたらあるかもしれません。



2.ブチギレるドライバー

デリバリーオーダーが混み合って来た時には、
30分内に15件とか入ってくるときがある。

オーダーが入った時点で、端末上に
【作成完了予定時間】が表示されるのだが、
15件分の作成完了時間の調整を行う時間がない。

どんどん入ってくるオーダーを送信処理するだけで精一杯になる。
またオーダー処理をする作業が、多岐に渡るからである。

  • 自店舗POSを使用し、入ったオーダーを送信する作業

  • Uberなどの端末上で受付済の処理をする作業

  • 梱包物にオーダーナンバーを記載する作業

  • UPした料理をオーダーごとに分けて梱包する作業

  • ドライバーへオーダーを渡す作業

上記がマルチタスクで進行する。
店内の現場も忙しいので、これらの作業はデリバリーに割り当てられた担当が独りで行う事が多い。
ので、多忙時はバタバタしている。
波があって、過ぎれば落ち着くのだが。

要は、仕上がり時間をずらせなかったら、
時間通りに引き取りに来た人が、長く待つことになってしまう。


また複数のオーダーが立て続けに入ってきたとき、
入ってきた順ではなく、ラーメン屋でもよくある
つけ麺は時間かかるから順番遅くなるよ」的に、
店内のオーダーと絡ませての調理になるので、
オーダー順に上がってこないことがままある。

上記の2つがポイントで、時間通りに取りに来たドライバーが、まだ出来ていないと待つことになる。

後から来たドライバーのアイテムが少量だったり、すぐに出来る物だったりすると、
後のドライバーにどんどん追い越されていく。

オイ!いい加減にしろよ!!早くしろよ!!!
と、6人ぐらいに追い越された、ビジュアルがメッチャ怖い人に、
店頭でブチギレられたことがある。

平身低頭でお詫びしながら、キッチンへ催促に行き、
「まだ作っていないよ~」なんて気が抜けた返事をされてしまうと、
どう対処していいか分からなくなる。

とりあえず冬の寒い日だったので、
お詫びに温かいお茶を持っていったら、
そんなの要らねえからさっさと物出せよ!
と、再度ブチギレられてしまった。
そりゃそうだ。(汗)

ドライバーの皆さん、この場を借りて、
申し訳ありませんでした。



3.目の前で断るドライバー

マッチングして、引き取りに来たドライバーさんが、
物の多さを見て、「いやそれは多いから無理
と言って、その場でマッチングをリリースすることがある。

だいたい、違うオーダーを持っていることが多かった。

一度マッチングを外されると、次が早く見つかればいいが、
見つからなかったときは最悪だ。
料理はどんどん冷めていく。

出来上がって30分を超えたアイテムを、
やっと取りに来たドライバーさんには申し訳ないが、
お届け先のお客様は、時間が経っていることを把握している。

なので、一言その状況だけは伝えてあげた。

全ては一度リリースした人の責任なのだが、
アイテムを作り直すにはコストが2倍になってしまうので、こちらとしてもそれは出来ない。

放置されているアイテムは、さながら幼稚園で親が迎えに来ない園児の如く、とても可哀想である。


ドライバーさんは仲介業者だ。
それはそれは、大変なのも理解できる。
がしかし、モラルがない人もたまにいる。

ネットでは、悪行の数々が検索すれば出てくるけど、
(実際にその内容を経験もしたけど)
それはここでは書かないでおこう。
いや、「書けない」が正しいな。





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