「絶対」は無い!と言い切る人を見て
この世の中に「絶対」はない!
と言い切る人を見た(聞いた)事ありますか?
僕はあります。
その時に一番に感じたのは、
(果たしてそれは本当だろうか?)
でした。
例えば、「絶対に無理」と、
何かに挑戦する前に言っているのを聞いた時の、
一般的に多い反応は、「絶対は無い!」
のようなものではないでしょうか。
まぁ、当人が口に出して言っているのだから、
「絶対に無理」になるのは必然ですが。
逆に、よくある
「絶対に幸せにする」
や、
「絶対に守る」
というポジティブな言葉の心意気は、
聞いていて安堵感を与えられるかもしれませんが、
具体的な根拠は?
と聞きたくなるかもしれません。
そうそう、「絶対」は、
「必ず」に言い換えられますね。
絶対勝つ!は、必勝!とも言い換えられます。
対戦するどちらも言っていれば、
それこそ矛盾です。
また、「絶対(必ず)儲かる」という言葉で、
騙された人のなんと多いことでしょう。
と考えると、「絶対」は無い。
という結論に落ち着きそうです。
―――がしかし。
世の中に、「絶対」はあります。
例えば人は死ぬ。
や、
この世の中は変化していく。
は、絶対です。
未来でも、分かっていることです。
何が言いたいのかというと、
「絶対」の扱いで、人間性が垣間見えるという事です。
絶対という言葉を安易に発する人は、
ノリと勢いで言っていることもままありそうです。
ふと、「絶対」を定義づけて、
意図的に発している人はいるのだろうか。
と考えてみました。
少し考えて、僕の結論ですが、
「絶対」は、事実であり、
「絶対」は、真実でもある。
例えば、
人は必ず死ぬ。は事実。
しかし、たとえ人の肉体は死んでも、
僕の心の中に生き続けている。
と言う人は、その人の真実。
人の真実を否定することはできないし、
事実は不変なので共通に認識できる事。
なので、人との共通語としての場合、
事実においてのみ「絶対」はある。
なので、「絶対に幸せにします!」
と言うのならば、それを証明して見せろ。
と返すことは至極当然なのです。
(世の中のプロポーズを控えた皆さん、ご注意ください)
また、「絶対に幸せにします!」
は、言った本人の真実だったかもしれませんが、
幸せに出来なかったとしても、
それは指摘できないという事になります。
(世の中の娘を嫁に出す予定の皆さん、ご注意ください)
そして・・・一応、辞書では
「他との比較対立を超えていること」
とあります。
その判断は、事実としてなのか、
真実としてなのかが曖昧だから、
とかく誤解されやすい言葉になっている。
ということだと思います。
例えば「絶対的エース」という言葉は、
これまでの結果を基に、世間一般の共通したイメージであることが多いですよね。
個々の真実が大多数である場合、
事実として認識されるということです。
サムネイルは絶対的エースと言われる人です。
その人は「メッシ」ですが、
前ワールドカップ優勝国、アルゼンチンサッカーの絶対的エース。
といえば、誰しもがメッシと言うでしょう。
しかし「現在の」というくくりでいえば、賛否両論でしょう。
現在の絶対的エースか?と言われれば、
一定数の方々が「ピークは過ぎた」と答えるかもしれません。
逆に、マラドーナがメッシが出てくるまでずっと、
永遠のエースだったことを鑑みると、
今でもメッシは絶対的エースと言われるかもしれません。
結論———
「絶対」という言葉を聞いた受け手の時は、
受ける側が事実か真実かを見極めるのが肝要。
「絶対」を発するときには、
言葉はとても大事なものだけに、
事実ではないことの場合は、
人を巻き込むのは控えましょう。
というわけで・・・
「絶対」という言葉を聞いたときには、
絶対鵜呑みにしてはいけませんよ!
と締めることにする。
駄文にお付き合い下さり、ありがとうございました。(笑)
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