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伝えるって、難しい ーえべチュンに助けてもらって・・・

伝えるって、難しい、のその後

  「はじめましてのご挨拶に代えて」の最後に、「私たちは、持続可能な脱炭素社会を表す言葉として、「もっと、ずっと、eライフ」が、とても良い、と思っていたのです。「みんなが「いいね!」と思えて、もっとエコ(ecological)で、環境(environment)も経済(economy)もちゃんと成り立つ社会がずっと続いていくeライフ」、まさに、ぴったりだと。ところが、いざ、ポスターで、皆さんに伝えようとすると、それがとても難しい事に気づきました。みんなで、「環境も経済も成り立つ社会って、どういうことだろう?」と考えましたが、「小さな単位で、資源やエネルギーが循環している社会」といっても、「それが、どんなことなのか」、伝えるのは、とても難しいのです。」と書きました。

 その後、みんなで議論に議論を重ねて、ポスターには、私たちの住む江別市の観光協会のゆる認定キャラ「えべチュン」に登場してもらうことにしました。私たちの想いは、最後に文字で書くことにしました。

もっとずっとeライフポスター画像

えべチュンって?

『えべチュンは、江別観光協会ゆる認定キャラ。
 頭が江別市の特産品でもあるレンガなので飛ばない・・・というか重くて飛べません。好きなものは江別産小麦。いつも右手に江別産小麦の穂を持っていてその美味しさに感動の涙を流します。
 また感受性が豊かなので、小麦を育てた農家さんの苦労を思い涙を流したり、小さいお子さんを見ると生まれたときのことなどを(勝手に)想像し涙があふれてしまう。(決して悲しくて泣いているわけではない)。』(江別市公式観光情報サイト 観光特使の紹介より) 
 毎年、えべつ環境広場に参加してもらっていて、子どもたちにも、大人気のキャラクターです。

デザインは、メンバーのアイデア

 えべチュンをポスターに!ということで、最初は、2050年、ゼロカーボン(二酸化炭素などの温室効果ガスの排出が実質ゼロになること)が達成した江別で、のんびりとした生活を送るえべチュンはどうだろう?ということになりました。サングラス姿で、椅子にゆったりと腰かけて、くつろいでいる姿では?というものです。(イメージ図を作成してみたのですが、とても、ここで紹介できるレベルではありませんでした。)それに触発されて、別のメンバーが、イラストを送ってくれました。ゼロカーボンアースを手に、喜んで、スキップしているえべチュンです。このイラストを元にしたのが、先に紹介したポスターです。

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江別のeも忘れずに!

 ポスター作成は、下の文字部分への意見をもらって行いました。最初のポスター案が出てきてから、実に2ヶ月もかかってしまいましたが、その2ヶ月は、協議会メンバーで、意見交換して、考えを深めた、大事な時間だったと思っています。「eには、江別(えべつ)のeも入りますよね!」というのも、メンバーからの大事な指摘でした。
 そこで、ポスターの呼びかけ文は、「みんなが「いいね!」と思えて、もっとエコ(ecological)で、環境(environment)も経済(economy)もちゃんと成り立つ社会がずっと続いていく江別発のeライフ」(=「もっと、ずっと、eライフ」)を、みんなで進めて行きませんか?となりました。

いろいろな方たちと一緒に、伝えていこう、いろいろな切り口で

 「持続可能な脱炭素社会」って、「こうすれば、すべてがうまくいく」とか、「こんな姿」とか、今の段階で決まった答えがあるわけではないのでしょう。だから、私たちも、いろいろな方たちの力を借りながら、いろいろな切り口で、取り組みを進めていこうとしています。

#えべつ食品ロスゼロ

 一つは、食品ロス削減アイデア募集です。本当だったら食べられるはずだった食品がごみになってしまう「食品ロス」を減らすことは、ごみを運んだり、処理するエネルギーとそこから発生する二酸化炭素などを減らすことにつながります。さらに、そのことは、遡って、食品を作るや運ぶという生産のあり方も、持続可能なものに変えていく力を持つかもしれません。
 伝えるというより、みなさんの中にあるアイデアや情報を共有することで、食品ロスを減らしていけるのでは?と考えました。#えべつ食品ロスゼロ をつけて、SNSで発信してもらうというものです。(ただし、こちらは、先に走りだしたのでえべチュンの助けは、間に合いませんでした。)

小学生に伝えたい!「子ども環境情報紙エコチル江別版・特別号

 「エコチル」とは、「エコロジーチルドレン」の造語。子ども環境情報紙「エコチル」は、「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームになろう」という想いから、2006年に創刊されました。現在、東京23区(東京版、307,500部)、横浜市内18区(横浜版、178,400部)、北海道内(北海道版、公立小学校299,700部、札幌市内中学校・高等学校(札幌市立高校のみ)53,900部)に毎月無料配布されています。

 その江別版・特別号の作成に、協議会として協力しました。江別市環境課さんや、江別市教育委員会さん、江別市給食センターさん、江別市立第一小学校さん、株式会社北翔さんさん、Team NEVSさんたちのご協力も得て、江別市内の情報満載の特別号が完成しました。市内17の小学校に配られましたが、小学生に少しでも伝わるといいなあ、と思っています。江別版・特別号には、えべチュンにたくさん登場してもらっています。
 エコチル江別版・特別号は、電子版でもお読みいただけます。

工夫しながら、伝え続ける。難しいけれどね。

 ほかにも、試行錯誤しながら、また、たくさんの方の協力を得ながら、いろいろな伝える取り組みを進めています。が、それは、また別の機会に。
 最後まで、お読みいただきありがとうございました。いろいろな取り組みを紹介しているホームページもみていただけると嬉しいです!。






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