見出し画像

26歳になるオタクが推しと修学旅行に行った話

 正直、かなり切り詰めて台湾修学旅行に参加した。自分たちのことを褒めたいくらい。
 だけど、それは私たちだけではないはず。総勢250名、それぞれがスケジュールを調整して、旅費を確保して、はるばる異国の地までエビ中に会いに来ている。かつ、日本から来た人だけではなく、きっとずっとエビ中がここにくることを待っていた人がいる。そんな熱い想いを持つ人が溢れるほど集まっていることが嬉しい。そんな人たちを集める力があるエビ中が誇らしい。私は、私立恵比寿中学に出会えてよかった。好きになれてよかった。えびちゅう修学旅行in台北2024!!この気持ちをどうしたらいいかわからないよ!!!!!

 ファンレターには何度も頓挫しているし、ライブレポは誰かが書くし、それなら私は…日記を書きます。実はエビ関連で面白いことがあった時に面白いつもりでnoteを書いているんですが今回は面白みが一切ないです。私の本当に個人的な備忘録。しかも長いし。推敲無しで表現凝らずにダラダラっと書きたいなって。
 もしそれでもよろしければ恐縮ながら、私として台湾修学旅行を疑似体験していただければ幸いです(これはいいすぎだよ〜)

 まずは、自炊節約こくぼ台湾の話から。
 本当に個人的な話で恐縮ながら12月から実家を出て二人暮らしを始めました。そのタイミングで発表されたのが、敬愛する小久保柚乃さんの1st写真集「こくぼづかん」の発売。
 念願の写真集。しかもそれがまさかこんなに早いタイミングで大好きな小学館から出るなんて。
 何もない状態から始めた二人暮らしは思ったよりもずっと費用がかさみました。けど、どうしても柚乃さんを祝いたい。ご祝儀のつもりで買えるだけこくぼづかんを手元に置きたい。そのために始めたのが自炊節約こくぼづかんなる倹約計画でした。
 飲み会やつきあいを減らして、エビ中を除いた嗜好品は購入せず、安いスーパーを回りながら毎日貧乏飯に見えず足らないこともないように自炊、日曜には一週間分のお弁当のおかずを作る。年明けからはじまる給与が残業代で倍になる繁忙期中に帰宅しても楽できないのが本当にしんどかった。
 手にしたこくぼづかんを愛でて、づかん発売を存分に祝い終わったならその日々は終わるはずだったのです。
 それがさ〜台湾参加を決めたと同時に自炊節約こくぼ台湾にすり替わったわけですよ。財布の紐はいっそう固くなるし、気づけば半年で5キロ体重落ちてるし、ツアーが楽しいから金欠のくせに気づいたら名古屋増してるし。自明ながらやりたいようにやってればお金はいくらあっても足りないし、そもそも私の薄給out!じゃいくらにもならない。づかんとインディゴと台湾、もう十分幸せをもらったから今年をオタク生活のピークにしようと決めました。もうこんなのは台湾で最後。
 バカでか覚悟とバカでか期待をかけて臨んだわけです。

 そうして迎えた初日。本日は17:00からメンバーと共に夕食交流会。パッキングが終わったのは当日の1:30。起床4:20。予定5:20発5:55着。対して、カメラのバッテリーを忘れてダッシュで家まで往復すること15分、6時20頃羽田空港着。
 空港に着いて驚きました。台湾に向かう人、オタクしかいない!!!こりゃツアー参加者は何人なんだよ…こんなの確かに当選しないわ…代替プラン組んでくれて本当にありがとうねの気持ち。

シュールに行き台湾🇹🇼



 そして…ついに…生まれて初めて日本をでました!!!ドギマギしてたけど入管のスタッフさんも「指紋、カメラ」って言ってくれるからなんの不自由もなく…中国語覚えてこなくて本当にごめん。

パリさんにお借りし、はじめてのアクキー芸


 オタクなので降りた瞬間にバスガイドさんに出迎えられるも私らは代替プランなのでバスはなし。あ、1日目の行程貼っておくね。

思ったよりも時間がないよ

 ということで、えまるてぃ(MRT)を使ってホテルの最寄りへ。ICの買い方、ホテルへの行き方はすべてとしふみさんが教えてくれました多謝。
 台湾!風景だけでめちゃ楽しいよ!!

台湾のプロとしふみさん


 そういや、チェックインのタイミングで「小久保さん推しですよね?最近、特典会でよく見るから。お名前は?」ってお声がけされて、え?職質?って思ったんですが、ずーみんさんでした。びっくり。好きです。

 さて、事前にちゃんみきさんが投稿していた内容から九份へはUberタクシーで行くことに。呼び出しから2分でイカすアニキが来てくれました。お代は1200元(6000円)。高速を使って一時間かかることを考慮、あるいは4人乗りなのを考えるとお得ね。

 乗り込んだ途端アニキがかけはじめたのはJPOP。紅蓮華が流れ、車窓には松屋やモスバーガー…ここは日本か?ちなみにアニキはとしふみさんのUber登録名がカタカナだったから日本人だとわかってくれたみたい。翻訳を駆使しながら色々とお話しして、LINEを交換し帰り道は800元で乗せてもらえることに。
 真正面から対向のバスが突っ込んでくる細道を抜けてようやく九份です。

九份は江ノ島

 ようやく観光地っぽいところについて初めて気づいたアンモニア臭!これが臭豆腐の洗礼…ごめんなさい全く食べられる気がしません。
 九份での目的はこくぼづかんの聖地巡礼、タクシーのアニキが教えてくれた芋團を食べること。
 としふみさんの嗅覚のおかげでどちらも、かつ美怜ちゃんスポットも手に入れることができましたよ。あ、心残りもありました。鬼怪傳説趣味館リベンジしたい。

台湾ホラーはまじでアツい

 迎えを待つタイミングで初めての全家へ!おでんのコーナーにおでんらしく似て非なるものが。同僚に話したところあれは烏龍茶につけた卵を発酵させてるとか…?ひとまず現地の飲み物だけ買いました。(画像は冒険ができないパリ)
 おしゃんなボトルのラテはコーヒーゼリーの味がしました甘くてうまい。

冒険できないパリさん。
どの飲み物かわかります?

 九份を離れること5分、タクシーのアニキが滝を見に行かないか?と声をかけてくれてそれに応じたら、続いてどうせなら崖の上は?海岸は?と素敵な提案を連発してくれた。🤞は九份は江ノ島っぽいと言ってたけどまじでその通りだよ鎌高前は台湾にもあった。
 絶景スポットを回り切った後、指定したよりも早い時間にホテルまで送ってくれたアニキ。一緒に写真を撮ってもらったり、夜景が撮りたくなったら呼んで!無料で行くからと声をかけてくれたり、づかんを貸してとお声がけくださったり本当に優しい方でした。言われていた800元(4000円)を支払ったけどあれは色をつけたり何か差し上げたりお礼ができればよかったなぁ。
 ちなみに車内ベストと次点はこちら。

🤞「私は冬瓜茶が好きです!」
iPhone「我喜歡冬瓜茶」
アニキ「冬瓜茶是老年人的飲料哦」
iPhone「冬瓜茶は年寄りの飲み物だよ」

冬瓜茶は年寄りの飲み物だよ

アニキ「你們去臺北幹什麼?」
iPhone「君たちは何をしに台北にいくの?」
私「we'll meet japanese top idol!」
アニキ「idol? what the name?」
(エビ中?EBC?私立恵比寿中学?で答えに困った我々)
アニキ「what?」
としふみさん「さっきの」
パリさん「さっきの」
(直前にウェイのYouTube流してもらってた)
アニキ「SAKKINO?」

SAKKINOってアイドルだと思われてる可能性あり


滝を案内してもらい
海を一望できる絶景スポットへ

 そしてついにお食事会に。ホテルにチェックインした際に渡された手引きにテーブルナンバーが書かれていたものの正直それをみても全容が全くつかめない。一つのテーブルには何人が?誰が?そもそもどれぐらいの規模でどこに連れていかれるの?
 不安を抱えたまま送迎のバスを待つため、フロントに降りて驚きました。信じられないぐらい人がいる。さながら終演後の開場なんです。Zeppの出口が詰まってる感じ。

 そのまま西門当たりのホテルに拉致られて、二度目のびっくり。会場がパーティー仕様なんです。FNS歌謡祭?結婚式?同窓会?対するオタクたちは思い思いのメンカラ私服やユニフォーム、かくいう私も思いっきりTシャツでぜんぜんこんな会場には入れる感じではない。

テーブルクロスはインディゴでした


 円卓(ちゃんと中華の中央がまわるやつ)の周縁には椅子が10脚。それぞれのテーブルにはAから…え、いまXあったよね?これ何人いるの?
 おずおずと向かったテーブルには知っている顔が!先日あいさつしたばかりのヨウタイさんだ!そしてお隣にいるのは擦り切れるほど(データは擦り切れるの?)読んだエビクラシーのブログを書いてらしたたんとさんじゃ?嬉し~!!!!
 それぞれが緊張の面持ちのまま食事会。しかし、周りは知らないオタク、このあとメンバーくるなんて状況じゃ味なんかしない。あ、チャーシューめちゃ八角。
 どうやらスタッフさんに確認したオタクによると当初のツアーの当選者は100人、対してこの会場には250人のオタクがいるらしい。修学旅行じゃん。首にかけられたツアーパスはピンクが当初当選、ライトグリーンがA、白がBコースのよう。

 たしか、チマキが運ばれてきたタイミングで「6:30になったら皆さんそわそわしてください。それまでは食事に専念と説明」をうけ、満腹中枢が働き始めた胃に叩き込んだ記憶。
 そしてメンバー登場です。柚……え????????金髪のぽーちゃん??隣をのぞいたら🤞は涙目で手を震わせています。

 そこからは近ツーのスタッフさん?がMCを務める記者会見がスタート。一番盛り上がったのは真山さんが麗花をオタクから借りたシーンじゃないかしら?ツイッターで言っていた麗花募集はどうやら冗談でも何でもないらしく、貸し出してもいいなら挙手をと求められるオタク。会場にどうやら4人ほどいた気がするけれど「こういうとき、女の子に優しくしたくなっちゃうんだよね」とまやさんが壇上からにこやかに近づいたのはその内ただ一人だけの女の人。会場の温かい拍手と悲鳴はまさしく本日のハイライトでした。ネタバレまやさんによるとこくぼづかんと麗花をつかった何かがあるとか?いったい何が?

 ごめんけどメンバーが何を話していたかあんまり覚えてない。小林歌穂さんが自身を小籠包とかいってたこと、小久保柚乃さんはづかんの見開きページの場所がお気に入り(菁桐らしい)、安本さんはタピオカの注文で失敗した過去があり今度こそリベンジを果たした話(本当は今回もタピオカが入っておらず愛玉が入ってしまった様子)、えまちはパッキングが終わらずお母さんに怒られたこと…こんちゃかぜみですが羽織ものをすすめてきてかわいい、各話題3メンバーぐらい当てられるのによりによって台湾おすすめスポットの話題が初台湾初日の仲村さんに当てられていたこと、食べ物を残すな日本だからとお説教のリコヤカヤマ。それを受けて誰も手をつけなかったブロッコリーとニンニクの炒め物を頬張る🤞。それ以外の記憶が本当にない。ステージ遠かったしね。
 記者会見終了後、後方のパーテーション内で撮影会。どうやら1テーブルを2つに分けるらしい。1-4と5-10…え??私4人対10人??
 なんにも策がないため10人の前に連れていかれて一言も発さないまま外に出てた。怖すぎ。もったいないよ~。ちっさいこえで柚乃さん柚乃さんぶつぶつ言った記憶はある。怖すぎ。本当に記憶がないしあの写真いつどう届くの怖すぎ。
 あ、意地汚いので🤞とふたりで残ったスイカとパイナップルを食べました。美味しかったです。

Pテーブルのみなさん

 閉会後、ホテルへ送還してもらいその足で地下鉄に乗り士林夜市へ。夜市!!すごい!!!
 士林夜市に行ったのはこくぼづかんの夜市であることをとしふみさんが特定してくれていたから。なんであれでわかるんだろう。本当にすごいね。としふみさん感謝の舞。
 スリに注意しながら、冬瓜茶、胡椒餅、愛玉、タンフル、エリンギ等々いろんなものを食べました。味が独特とのことで大腸包小腸を食べることができなかったことがすこしだけ心残りかな~。

夜市楽しいおいしい面白い

 その後、全家を経由してホテルに戻った時に、ホテル前でGに遭遇。まぁあるあるだよねと思っていたら2匹、3匹、え、7匹とゴキブリが沸く排水溝をホテルの目の前で発見。すり抜けていったり死んでるように止まってるタイプじゃなくてみんなでたむろしてゆっくり動いてるやつ初めて見て怖かった。飛ぶように逃げてエレベーターで解散して一日目は終了。
…あ、お風呂入った時に流した髪から臭豆腐の香りがしてびっくりしました。食べ物にこういうことを言って申し訳ないけど、衣着せず申せば仮設トイレの匂いがしましたよ(ふれあい広場にとどめたののかえらい)。

 二日目。
 あ、行程表貼っとくね。予想に反した自由時間の短さに驚いてくれ。

思ったよりさらに余裕がない


 起きてくれた🤞に連れられて近くの朝市へ。台湾、信号が面白い、建物のかたちが面白い。

台湾はバイクの国


どこでも九龍城


 朝市は思った以上にローカルで観光向きではなかったみたい。切り出された寒天がむき出しで露店に広げられているのが面白かった。食べる気にはちょっとならないけど…。冬瓜茶の塊を買えた🤞がお店のおばちゃんに「多謝」といったらおばちゃんがとてもうれしそうにしてくれて「台湾飴おいしい!」と売り物をおまけして持って行かせてくれた。確かに美味しかったし目を見開いてから嬉しそうにしてくれたおばちゃんの顔が忘れられない。特典会じゃん。異国に行って自国の言葉や英語でしか会話ができないのはもったいないし失礼だと思った。簡単な挨拶だけでいいから今度はちゃんと覚えてから行きたいな。

そのまま置かれている愛玉


 そして、やっと朝ごはん。向かったのは世界豆漿大王。すごい名前だね。たぶん日本にもあると思うんだけど、この台湾定番の朝ごはんが食べてみたくて…揚げパンつけて食べるやつ。


 一人一品必食、飲み物スープは一品にならないとのことで大根餅と小籠包を食べました。すごく美味しかった…。揚げパン食べてないじゃん。
 公園の健康器具で遊んでから地元のスーパーへ。
 ついたスーパーは…なんか黒い鶏肉売ってる!!烏骨鶏ってこれか!みたことない魚!みたいな驚きで溢れるかと思ったらあまりにも日本製のものが溢れててそっちにびっくりしました。紀文!おまえ紀文じゃん!!!!台湾ビールを全種類買って帰ったよ。ビール苦手だけど飲みやすくって美味しかった。

中華街でよく見る台湾ビール


スーパー帰りに2s撮ってもらいました

 ホテルに戻って身支度してからついにライブ会場へ。🤞は「お腹が痛い。先に出て」というので、同じ部屋にいたらトイレ篭りにくいだろうなと思い先にロビーに降りたのですが…2分前になっても彼は来ず。先に行けと言われたのでバスに乗り込んだところ…出発してからツアーパスがないと一報。…パスここにあります。あなたの財布ここにあります。Wi-Fiのルーターここにあります。…🤞さ、異国の地で無銭かつ連絡手段なしで現地集合…?申し訳なさすぎる。
 泣きそうになりながら連絡を取るとなぜか彼は生き生きしており、はじめてのお使いだと喜んでいました。あなたは生きる力がありすぎるのよ(通常生活や日本以外で)。

 ともあれ彼の心配をし続けるわけにはいかず。私の心はやつに奪われていました。そうです台湾Tシャツ。せっかく台湾に来ているなら記念品が欲しいじゃない。公式サイトの書きっぷりだと1サイズ一枚の制限しかなく、これなら1人で全サイズ計4枚買えてしまうじゃない。かつ、運営はこんなにオタクが台湾に来ると思っていなかった節があり…これ買えない確率が高そうじゃない。ツアーのオタクが猛暑の中で列を作り始めます。ここから販売まで二時間。背中で塩の結晶ができるのを感じます。少しすると列が長いので急遽整理券を配るとの校長アナウンスが。オタクが並びすぎてクレームでも入ったのかな〜。
 それでも整理券を配るまで時間があるからしばらくは整列して🤞を待つわけですが…ん??あの…リハ漏れの曲がおかしくない?
 あまりにも動揺した我々はたぶんファミえんの練習をしていると盲信し耳を塞ぐことにしました。ノーモアこれ以上の曲バレ…。
 配られた整理番号は二桁台。無事到着した🤞は111番でした。ぽーちゃんだね。券を配るならきっと買えると確信した我々はお散歩へ。
 そのままアルマジロと理性飲酒を購入し、としふみさんはちいかわになり、パリパリはスヌーピーになり、おじさん達と合流したりしてあっという間にTシャツ受け取り時間。
 これ、めちゃ好き…(フロントポケットつけて刺繍も欲しい。)

無事購入できたオタクたち

 台湾Tシャツに着替えてようやく本番です。さーて、一般の列はどこかな〜。そこで本日でいちばんのびっくり。一般の人いないわ。代替プランのオタク、もしやほぼvipチケット買い直してる? vipと一般3:1ぐらいの割合なのです。整番が20番台だったので割と前かなと思ってたんです。それは間違いじゃないんだけど後ろがいないのよビビる。
 vipの列はどうかわからなんのですが、一般列は台湾現地民(ホーチミンのイントネーション)とfrom日本勢の二つに分けられてましてこれが激アツだったので残すぜ。

台湾勢の列 我々は排除されるの?


 台湾一般の中には背中に苺の文字を背負ったオープニングアクトのオタクが15人ほどいて我々と同じようにわいわい話してた。ゐっくんさんが果敢に台湾オタクにアタックして、それぞれの推しを褒めあって盛り上がってるのが幸せそうだった。台湾列の比率も我々と同じように男の人が7.8割、女の人は6人もいなかったんじゃないかな。
 列を成した時ちょうど隣あった台湾列の方の肩にかけたトートバッグに日本語が入っていて、日本語ばかりの台湾に慣れかけていた私は驚きもせずそれを見ていたんですけど、書かれていた文字が「↑これは私の推しです」で、プリントされている写真が美怜ちゃんだったんですよ。着ているTシャツはもちろんエビ中台湾Tシャツで。その人が本当に現地の方かわからないし、日本人なのか台湾の人なのかなんてそんなラベリングするのは相応しくないかもしれないんだけれど、エビ中が台湾に来ている意味を感じて私はすごく嬉しくなってしまって。だって日本から来たオタクゾロゾロ連れて旅行したってオタクは楽しいけど、そんなの日本でだってできるじゃないですか。わざわざ(この表現も癪かな)日本を飛び出すのはこういう方のためにあるんだよ。あなたのためのツアーだ。

 涙ぐんでいる間についに開場です。一般列で二つに分けられていたチーム台湾とチーム日本は交互に一人ずつ手の甲にスタンプを押されて入場します。インディゴブルーのEBICHUスタンプ。

スタンプかわいい


 入って驚きました。なんとレガシー台北には中扉がない。今くぐってきた扉を抜けたならすぐにステージが開ける構造。こりゃあリハの音漏れにも納得。VIPスペースの左手はどうやら女性限定スペースのようで、視界がいくらか開けていたので左手…あの…柚乃さんのゼロズレが何度かくる位置に陣取りました。その後わいわいと詰め寄ってくれたお友達オタクごめんね。
 一般エリアの中央部には現地の前座のアイドルさんのオタクが集まっていてサークル作ってた。ちなみにやっぱり一般エリアはガラガラで間の柵から後ろまでは6列ぐらいしか作れてなかったんじゃないかな?

 そして始まる前座の様子はたぶん動画見てもらったほうがいいかと。地下っぽいの初めてでドキドキしちゃった。アメリカでもMIXはMIXだって聞いたことあるけど現地オタクさんが「虎!火!」とか打ちながらアウェーを盛り上げてて面白かった。勢いがエビオタにも移ってきてついにはアイアイ言い始めるオタクも、先ほど意気投合した現地のオタクと円陣作ってMIX打ってるゐっくんさん、そのおかげ?か落ちサビで一般エリアの中心でみんなにケチャされながら白色の演舞をキメるみおもちさんとか見てて楽しかったな。
(ゐっくんさんとみおもちさん面識ないですごめんなさい)
 二組終了する頃にはVIPエビオタはハードモードのモグラ叩きみたいになってた。これがマサイってやつなのか〜!そうそう二組のアイドルさんはエビライブ後に特典会があると広報されてて、初回特典でお見送りだとかチェキが無料でできるとかアピールされてました。エビオタが持っていかれてしまうとヒヤヒヤ聞いてたな〜。あと、そうだ、二組とも捌ける時衣装のままでステージを降りてオタクをかき分けて客席から出て行ってたのびっくりしちゃった。

 さて、やっとエビ中です。
 連続ジャンプは二度まで、節度を守って楽しめ、やったら即出てもらうからと校長からのアナウンスがあり、素直に返事をするオタク一同。
 期待が渦巻くライブハウス内に響くツアーSE!!!!スクリーンがないからきっとebiture始まりだと思っていたのでこれがめちゃめちゃ嬉しかった。頼むOP映像大好きなので後世に残ってくれ。(映像の投影はなかったよ)
 そして幕無しのっきゅー。歌詞表示なくとも吠え続けましたよ。激アツでした。のっきゅーも大好きなのでツアーが終わっても定番セトリであってくれ。
 予想に反してツアー準拠のセトリが続くなぁと思っていたら突然の誘惑したいや。もうこの辺に関しては他の人のレポ読んでくれ〜なんも覚えてない〜
 ここからだ覚悟はできてるか?的な趣旨のMCを挟んで…(あった気がする。りったんが準備体操してた)揚げろエビフライ!?そこからは怒涛のファミえん楽曲だったのですが…私がしたいのはナチュメロらんでぶーの話。
 もともと好きなんです。ナチュメロ。楽しくて愛おしくてなぜだか泣けちゃう。でも泣いちゃう意味がわからなくて。それがやっと初めて台湾でわかりました。
 冒頭にも書いたとおり、えびちゅう修学旅行は決して安いとは言えなかった。そのため、参加したオタクは、みんなそれぞれ程度の差はあれとも無理をして来ていたと思うのです。もちろん、台湾に来れなかったオタクと優劣をつける意図はありません。台湾に限らず言えることには変わりありませんが、今こんなに弾けて楽しそうにしているオタクにだって、出勤したくない朝があって、やりたくない仕事をこなして、言いたくないことを言わなければならなくて、行きたくとも行けないライブがあって、もう働けないなと思いながら家のことをこなして、そんな日常を乗り越えてやっとずっと楽しみに来ていたバカンスに来ている。それが250人超いるんだよ。台湾であほみたいに浮かれて騒いではしゃいで、そんなライブも旅もどう足掻いたって終わってしまうけれど、その浮かれた日々が、斜め40度に外れた思い出が、きっちりかっちりする日常を送るための力になってくれる。自分たちに重なってしょうがなかった。手にしたバカンスが、エビ中がここに連れてきてくれたことが愛おしくてたまらなかった。ライブの様子はもう全然思い出せないんだけど、ここでナチュメロを聴けたことを生涯誇りに思う。

 はい!アツ語りもここまで!何度も繰り返すけどライブの記憶がほとんどないんだ。たぶんラブスマの時にふくりこさんとまはるさんが作るハートの中に入っちゃって気まずかったこととか、響かな?別にレスじゃないんだけど響の指差しがたまたまこっちに来て指差し合いながら振りコピできたのが楽しかったこととか、会場が狭くてフォーメーションの距離がいつもより近いからか組み直した時に列に入れないメンバーが多出したこと、柚乃さんのガチ恋口上口ずさみは見えなかったこと、MC中に初めて手を振りかえしてもらえたこと、座席がないから踏み切るスペースがあったゼッテーアナーキーの14ジャンプが思い切り跳べて楽しくて仕方なかったこと、アナーキーの煽りでまやさんと柚乃さんが写真集のアピールで戦ってたこと、サドンデスで柚乃さんが最後の四人に残って動揺したこと、結局夜市に行ってしまって勝てなかったこと(サドンデスね)とかもう全て朧げ。それでも思い返そうとすると胸が熱くなります。レガシー台北、本当にありがとう。

 ということでライブが終わるとVIPのみなさんはお見送りがありましたが、私と🤞はロッカーに預けたづかんを取り出して早々に場を離れました。
 そう、西門にいきたい。明日は時間がないから出来る限りづかんを巡りたいの私欲です。付き合ってくれた🤞本当にありがとう。
 まず訪れたのはこちら。

西門はセンター街そっくり


 西門信じられないぐらい渋谷に似てて、センター街の奥にかき氷屋さんがありました。こちらはその隣の謎の日本語が書かれた専門店。

クリクリ


 一階と二階に跨った店舗なのですが、入店すると階段に二階封鎖の看板が置かれておりまして…。迷惑ながら「この場所に来るために日本から来ました。写真を撮ったらすぐに一回にもどってかき氷を食べるので、二階にいかせてもらえませんか?」とiPhoneに打ち込み、づかんの該当ページを差して許可をいただきました。誰もいない2階の明かりをつけて案内いただいたこと、恩にきます。写真を撮って階下へ戻ると上で待て、オーダーは持っていくのジェスチャーをされましてありがたく二階で食べることができました。多謝。(どうやらそのあとすぐ一階のスペースが埋まったらしく、ほどなくしてぞろぞろと二階席にもお客さんが入ってきたよ。)
 柚乃さんが座っていたテラス席へは行けなかったので一番近い席で撮影。マンゴーの臭みがなくておいしかった。二人で食べてちょうどでした。

表紙ですね柚乃さん

 その後、別の場所で感想会をしていたとしふみさん方と合流。西門の別カットを撮っていただきました。
 🤞が夜市にて鴨の血のプルプルしたスープが飲みたいと言うので、ホテルの近くの夜市へ。スーパーへ行っていたパリふみさんとも合流してぐるっと散策。猫かと思うぐらいでかいネズミがいたり、やっぱりGと出会ったりで日本とは衛生環境が違うんだろうなと思いましたが、買ったものは全て美味しかったです。
 🤞はスープと串焼きとグァバを、私はジーパイを、としふみさんはマンゴーを購入。

グァバは洗剤の味


 昼間に購入した台湾ビールがあるので少しだけ飲みませんか?とお声がけそれぞれお風呂へ。
 我々の部屋に集まっていただいたわけですが、ちょっとのお酒でめちゃめちゃ酔ってたっぽく帰ろうとするとしふみさんを私は何度も何度も呼び止めてしまったとのこと、大変反省しております。申し訳ございませんでした。
 あ、手に押してもらったEBICHUスタンプはお風呂に入ってもなかなか落ちなくて、消えないことが私はとても嬉しかったです。

 さて、三日目。行程表を貼っておきますね。

帰りたくない


 この日は早めに起きて大体荷物を片してから、朝食会場へ。パリパリさんを見つけたので同じテーブルで朝ごはんを食べました。その後、荷物を片してパッキングをしていたらかなりギリギリになってしまい、乗り込んだ5号車は二人並んで座れる場所がなく、バスガイドさんに後ろ座っていいかお願いしたら、お一人で来ていらしたお姉さんが席を移ってくださいました。ごねて申し訳ない。ありがとうございます。
 走り出したバスは我々と愉快なバスガイドの王さんを乗せて天燈上げの会場へ。高速道路を使用して長距離移動すること一時間。元炭鉱業、現観光業の町、十分へ到着しました。

十分 落ちた天燈を拾って生活したい


 こちらはこくぼづかんの電車に乗っているカットの平渓線沿いで、柚乃さんがづかん内で天燈を飛ばしていた場所でもあります。有名なのは線路上で天燈を飛ばすスポット(写真集ではなかったけどね)。私も友人がこの線路上で天燈をあげてる写真を見せてもらったことがあります。
 案内されるがまま線路を渡った時に、拡声器を持った近ツーおじがこちらに走ってきまして「みなさん!!!!奇跡です!電車が来ます!一時間に一本!タイミングがあいました!」と。実を言うとバスの中だったから降りた直後だったか、見えたんですよ柚乃さんが一緒に写っていたオレンジのラインが入った電車が。もともとあまり本数が少ないと聞いていたのでそれを撮り逃した瞬間に、このづかん巡礼はできなかったなと思っていたので大変ありがたタイミングでした。

これが柚乃さんが乗った電車

 瞬時に鉄オタに変身するエビオタたち。カメラ持ってきてよか「!!!みなさん!!!!!!!メンバーが来ます!ここで天燈をあげます!!あげている時だけは撮影OK!移動中は撮らないで!!」
 誇張のように聞こえると思うんですがこのスピード感だったんです。線路を取り囲む間に、動画がOKになったり、あげる瞬間だけじゃなくてキューをあげてからになったり、朝令暮改なんですわ。そもそも撮可の予定がなかったからカメラ置いてきたオタクも多かったと思うのよね。打ち合わせとかないんか?いや、できるだけオタクが喜ぶように臨機応変に対応してくださったんだろうな。ありがとう。
 で!!!!!!現れた柚乃さんがポニテで!!ペア組んでるメンバーが安本さんだったんですよ!!!!!!!ポニテで野菜???私は台湾に来てよかった!!!!!!!!!!!!!!!!
 ライブ中の撮可かなと思い、そんなデカくないけど望遠レンズしか持ってきてなかったため狙うは遠方のお野菜。台湾前に購入したカメラにiPhoneをつけるアタッチメントはバスの中なので🤞にiPhoneを託し動画撮影を任せてGO!練り歩いてくるお野菜をはじめとする各メンバー、定まらないピント。柚乃さんは我々の手前で線路につまづいてよろけて、それを機に逆方向のお手振りを始められたため、不発!対する🤞は、近づいてくる金髪ぽーちゃんに向けて🫸🤛(ありがとうの意らしい)をしたところ、気づいてくれたぽーちゃんが🫸🤛し返したくれたんですよ!!!でね、アホなのが🤞にiPhone託したって言ったじゃないですか?彼、その瞬間ポーズのためにカメラ下ろしててもらえたレスの瞬間撮れてないんですよ!アホすぎる!柚乃さんばかり追ってないで遠方のメンバー撮影すればよかった私もアホだ!(ちなみに後日パリさんからレスと🤞が写る動画をいただきました。ご馳走様です)
 各メンバーがここで上げていた願い事は二つずつ。美怜ちゃんの書いた人生成功は笑っちゃったけど、ののかの大学に行きたいって願い事は切実で涙ぐんじゃったな。
 線路上での天燈上げはあまりよろしくない行為らしく(日本でもポピュラーなぐらいだから現行犯じゃないと取り締まれないレベルだし、ここにきたらいくらでも捕まえられるのに捕まってないのは法規上まずいだけで目をつぶれる範囲、炎上もしないけど公的にはダメってことにさせてよのいだと思う)、(というか、ずっと廃線になった線路の上で上げてると思ってたんすけどバリバリ現役の路線だったのめちゃ面白い)、こちらの撮影の様子はインターネットにupできないそうですよ。
 続いて我々が連れて行かれたのは、簡易な作りの無骨な倉庫。太陽光にあたった砂埃がキラキラしています。中には物干しに吊るされた赤い天燈が洗濯バサミで止められていて…なるほどここで天燈に願いを書くのね。
 予想どおり、天燈は四人1組でひとつ、四面に一人ずつ書き込むよう。知り合いだといいなぁと思っていたら現れたのは昨日のライブで私たちの斜め左にいた方。ご挨拶をしたらお二人ともFFじゃん。びっくり。
 みんな仲良しだとかぶるかな?と思って私が書いたのはこれでした。

その後即ケンカしてるのウケない

ちなみに完コピしてたのはジミーさん。さすがだなぁ。

 写真撮ったりしてたら結構順番が後の方になってしまいまして、倉庫を出たらかなりの人だかり。倉庫の裏は立派な寺院になっている様子。
 人だかりの向こうにはメンバーがいるらしく、我々が天燈をあげる様子を見るらしい。なんじゃそれ。こわ。
 とか思っている間に悲鳴が上がりました。
 ふと見ると飛び損ねた天燈が木にかかって燃焼。願い事が燃えるとか縁起悪すぎだろ。天燈上げスタッフのお兄さんが延焼防止の棒を使って叩き消してくれてました。燃えただけでも縁起悪いのにばっしばし叩かれる願い事とはなんたるか。

 さて、我々の番です。3組が一斉に飛ばすためメンバーも三箇所にわかれておりまして場所取りが大事。🤞が11、残る二人は5推しだったため、真ん中の11、12、5のところになるのは必至。(よく考えたら中で推し被りで組んじゃえばよかったんだけど、注意に書かれてたレギュを守って参加するツアー参加者たち愛おしいね)
 この時の様子が配信に残っているらしいのですが、あまりにも挙動不審な我々(私かも)に向けて、ぽーちゃんとりったんが「大きいお友達〜!カメラ!カメラはこっちだよ〜!(笑)スタジオアリスみたい」が入っているらしく恥ずかしくて一生見れません。
 その後捌ける際にお見送り会のような形で柚乃さんに会えましたが謎の歓声を上げながら手を振るだけで終わりました。柚乃さんに連れてきてもらえた台湾が楽しいとお礼を言え。お前は最悪。
 全組が飛ばし終わった後、メンバーの皆さんはご自身の天燈に願い事を書き、先ほどと変わって今度はオタクがそれを上げる様子が見れるとのこと。炎天下の中滝汗をかきながら待機すること数分。ビニール紐が張られ始め何かを察するオタク。それぞれに散り始めます。ここでも急遽きました!撮可です!!!!!
 かなり後ろに陣取ってしまったので見えるかなぁと思いきや、前方から座る、膝立ち、中腰になってくれるオタクたち。後方でもオタクの後頭部が入らないように撮影体制を作ってくれるプロのオタクたちの優しさに感動しました。本当にありがとう。…それで撮れた写真がこちらです。

へたくそできれちゃったごめんなさい

 自然光ありがてぇ。
 天燈を上げ終わってたから急遽全員で集合写真。ここなさんの写真集を撮ったカメラマンさんが撮ってくださったらしく(なんで同行してるんだろ?)、素敵な写真に…仕上がったのかな?あれ?この辺てアナウンスなくないかな?いつ来るのかな?

 そして、ここまででずっとずっと同行いただいたとしふみさんとお別れ。我々のバスは台北101へ向かいます。

としふみさんと別れるのが寂しい三人


高層ビルにはしゃぐ三人

台北101は台湾で最も高くかつては世界で一番だったこともある高層ビル。ブランドショップを数多く扱っているようで、観光客が買い物するかな〜って感じでした。エビチャーハンを食べて次の場所へ。

 そう、次なる場は台湾修学旅行の〆、パイナップルケーキ作り。郊外の工場へ到着すると、オタクは前半と後半に分けられ、後半組はしばらく一階でお土産を見ていろとの話に。工場で作られたお菓子の数々を見つつ、ふと吹き抜けから2階を見た時に驚きました。なんかメンバーうろうろしてない?
 配信をご覧になった方はとっくにご存知だと思うんですが、本イベントは席についてパイナップルケーキを作るオタクの間をメンバーが練り歩くイベントだったんです。そんなの全く聞いてない。

 ワタワタしている間に我々も2階にお呼ばれすることに。事前に振られていた番号の席に着くとまた目の前にたんとさんとヨウタイさん、あ、まっちゃさんに、えびたいさんかな?自席にはケーキの外生地と中のパイナップル餡、それを詰める型とプラスチック製のカッターがのっていました。粘土みたい。
 会場はメンバーが作るブースが大きく分けて三つ設けられており、オタクはそのブースから伸びる三ヶ所の長机にそれぞれ座っている様子。となれば良い席はメンバーが作るブースに近い、あるいはメンバーが歩く通路側、私はそのどれとも異なりオタクと背中合わせの机のど真ん中でした。こりゃメンバーは来ないですわ。

 そして登場するメンバー。柚乃さんは仲村さんの首をチョークスリーパー?しながらご登場。そのままののかとともに私の右手側別グループの作成実演を開始されました。こちらのグループにきたのはりこみれえまゆな。しかし、席が遠くて話も手元も見えず…諦めて比較的近かった柚乃さんをみていました。あの人パイナップル餡そのまま食べてましたよ。
 そうしてケーキ作りの実演もそこそこにして、というか速攻で終わらせてすぐに持ち場を離れる柚乃さん。1度目で慣れたからスピードが上がったとおっしゃってたけど、自分が作るのはそこそこにしてオタクに構ったほうが喜ぶんだろうって悟ってくれたんだろうな、何て素晴らしいんだ。
 そうして歩き回るメンバーたち。着席時の予想どおりこちらには来ず、みんな私たちの席の向かい側に絡んで行ってしまいますが、それでも長机の向かい側を各メンバーが練り歩くんだよ?すごくない!!!???
 確か最初に我々のテーブルに来てくれたのは美怜ちゃん。コミュニケーション能力が高いオタクが「作れない、作り方を教えて」と言ったのに応えて、なにも発していなかったまっちゃさんの生地をスッと手に取り、まっちゃさんのパイナップルケーキを一つ完成させて去って行きました。ノンアピの自推しオタクだけに構って去っていくのあまりにもカッコ良すぎるし信頼関係よ。
 その後も各メンバーが訪れるたびに、他推しのオタクが身を引き、そのメンバーを応援するオタクが一言二言話す状態が続き…まぁ私はそれを微笑ましくみてたんですよ、嫌味でもなく本当に微笑ましく。この席じゃ話しかけられないし近いのでもう満足だしね。
 したら急に真後ろから覗き込まれて…誰かと思ったら…仲村さんだったんですよ!!!!!わたわたする我々を一目見て「あのね、これを広げてね、詰めるの」と作り方を教えてくださいました。たったそれだけなんですけど話しかけてくれるの?こんなオタクとオタクの背中合わせの隙間の通路を通って?ってのと、MCや特典会(実は2度ほどお話に行ったことがある、このカッコ書きおじさんぽい)では後輩ムーブというか敬語のイメージが強くて、それなのにいきなり実家でのお姉ちゃんをしてる仲村さんを出されると!!!!沸騰してしまうんですが!!!!
 その後も押し寄せるメンバー、推しに自作パイナップルケーキの点数をつけてもらうオタク達、🤞とメガネかわいいって内輪で話してたら急にこっち向いて「かわいい?」とか聞いてきたこんちぇかぜみです。あなたそういうキャラなの?かわいいに決まってるだろ!聞くな!!!!!やめろ!きらきらするな!!!!!!!
 わかりますか?パニックなわけですよ。そんな中、小久保柚乃さんがついに我々のテーブルに。机を挟んだヨウタイさん側だったので、ヨウタイさんと二言ほどお話しして去っていった柚乃さん、ここを逃したらもう話せないなと思って「柚乃さん、(生地を)詰めて〜」「え、嫌〜」が私の後悔ポイントその3です。話しかけ方がきもい、構ってもらおうとするな、ヨウタイさんの時間を割っちゃったんじゃないかでめちゃ自己嫌悪。
 その後は伝説の🤞接触です。

(🤞の完成したパイナップルケーキを見て)
🌾「わぁ〜上手にできたね〜」
🤞「でも型にハマらない生き方がしたいんですよね」
🌾「イイネ〜型にハマらないでいこう👍」

キモすぎ伝説接触


あまりにもキモすぎる…どこから来るのよ、その発想力。本人曰く、もし話しかけてもらえたら絶対言おうと思っていたとのこと。かつ、「ほら、俺のがらすさんのよりきれいじゃん?」と謎のマウント。そりゃそうよ!あなたメンバー見ないで一生懸命パイナップルケーキ詰めてたでしょ!そういうイベントじゃないのよ!

 で、もうそろそろ終わるかなと思ったその時、柚乃さんがこちらに歩いてきてくれたんです。ここは通路じゃなくてオタクとオタクの間でほとんどのメンバーが通らなかったのに。目を合わせて歩いてきてもらえた瞬間にもう全てが飛んでしまって私が言えたのは下記。

🦝「ネックレスかわいい」
🦖「かわいい?109で買った」
🦝「東京帰ろっかな〜!」

殴るぞふざけるな

 めちゃめちゃ後悔してます。かわいいのはネックレスじゃなくて柚乃さんで最後にお礼を言う場面だったのにほんとに‼️お前は‼️お前は‼️
 私が言うネックレスかわいいは、台湾のために買ったと言う本人曰くあんまり着ない傾向のお洋服に(そもそも修学旅行のために新調してくれてるのが好き)、合わせるためのネックレスがメンバーのカラーが入ったものであることから伝わるエビ中愛と、中央に緑が入るネックレスをつけている柚乃さんがご自身のメンカラを大切にされていることがもう愛おしくて愛おしくて…でもそんなの何にも口から出てないし、こんなキショいことを考えるんじゃないよ全く。お前は最悪。

 反省会に移る間もなく、ケーキ作りは終了。最後の退場時にお手振りをいただきましたが、🤞はまたぽーちゃんから🫸🤛をいただいてましてブイログに写っておりました。ひん。

作る前
確かまやさんと安本さんが作ったやつ
柚乃さんが作業していた机


 会場からバスに乗り込むと作成した焼きたてのパイナップルケーキが配られました。これが台湾で食べたものの中で一番美味しかったです。ちなみに、自分が作ったものの型番号を覚えておいて、アナウンスされた型番のものを受け取るスタイルだったのですが、実は余ったものがありまして。どうやらパイナップルケーキ作りは2名ほど欠員が出ていたようでその欠員分をメンバーが作ってたんですよね。そのため、誰も受け取らなかったパイナップルケーキは実はメンバー作成分だったのですが、誰もそれを嘘の申告をして受け取らないことにオタクの美学を感じました。
 そのまま空港に送られたオタク一同はそれぞれがスタコミュ等を聞きながら楽しく過ごしましたとさ。この時見れた誤って入ってしまった女子トイレから飛び出すパリさん今でも思い出しニヤニヤできます。

空港ではしゃぐ二人

 機内食はお腹がいっぱいだったのでブレイクだけいただきました。初めて食べるヌガーが美味しかったです。わーい!関心領域見れる!って喜んでたけど字幕も中国語だし完全版じゃなさそうだしで結局寝て帰っちゃいましたとさ。

 空港に到着し、京急に乗る我々を出迎えたのは台湾旅のポスター。なぜだかこの時旅の終わりを強烈に感じました。長いこと同行いただいたパリさんとの旅もここで終了。

帰ってきてしまったことを痛感する三人

 …したんですけど、正直一週間ほど全く仕事にならなくて。あまりにも余韻が強烈で。
 それは、メンバーと接触する機会が多かったからとか、初めての海外旅行だったからとか、づかんの聖地巡礼ができたからだとか様々な要因があると思うけど、きっと一番大きかったのは大人になってから経験する唯一の修学旅行だったからだと思うのです。
 そう、今回のツアーは思い返せば返すほど修学旅行でした。自由時間が案外短かったり、よく知らない人たちと囲う食卓だったり、望んだ人と組めるわけじゃない班別行動だったり、それが旅行が終わる頃にはそこそこ仲良くなっちゃったり、規模も日数も、知らないところに連れ出してもらう期待と不安も。友達と旅行に行くことは大人になってからだっていくらでもできるけど、修学旅行は大人になったら、もうできないじゃないですか。
 それを私立恵比寿中学が作ってくれた。文字通りオタクを永遠に中学生にしてもう一度修学旅行に連れて行ってくれた。楽しかったことも嬉しかったこともうまくいかなくて不甲斐ない思いをしていることもそう考えれば全て月並みですが代え難い思い出です。

 ここから先全ての公演は手強い vs indigo hourです。私立恵比寿中学の皆さん、スタッフの皆さん、遊んでくれたオタクへ、心からの感謝を!!
 えびちゅう修学旅行in台湾2024愛おしくて仕方がないよ。

台湾修学旅行一生の思い出です

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集