弱点を克服しなくても、能力を伸ばさなくても、運だけで幸せになれるから大丈夫
自分がやりたいと思ったことを自分にやらせてあげることで、自分を満足させることができます。自分の好きなことをやって自分を楽しませる、という体験を積み重ねることによって、人生が充実していきます。自分を幸せにするためには、やりたいという気持ちを行動に移し、自分を満たしてあげることが大切です。
しかし、それが分かっていても、なかなか行動を起こすことができない人がいます。「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」と不安になり、一歩を踏み出すことができない人がいます。そのような人は、失敗を重く捉えすぎています。「失敗してはいけない」と、強く自分を縛っているから、行動を起こすことができません。行動を起こせば、必ず失敗する可能性があります。だから、「失敗してはいけない」という気持ちが強くなるほど、行動を起こすことが難しくなります。
行動するだけで、成功体験は増える
世の中には、失敗を重く捉えすぎて行動できない人が多くいます。しかし、失敗というのは、たいしたことではありません。たとえば、あなたがジャンケンをして負けたとします。何も賭けていないジャンケンに負けても、そんな自分をダメだと責めることはないはずです。ジャンケンに必勝法はありません。だから、ジャンケンに負けても、相手のほうが優れている、自分のほうが劣っている、ということにはなりません。ジャンケンで負けてバカにされても、「いや、これはただのジャンケンですから」「ジャンケンで負けても、バカということにはなりませんから」と思うことができます。
ジャンケンで勝ちを積み重ねていくためには、ひたすらジャンケンをするしかありません。100回ジャンケンすれば、どんなに運が悪くても、10回ぐらいは勝てるはずです。しかし、「負けたくないから」と、一回もジャンケンをしなければ、ひとつの勝ちも得ることができません。
失敗は痛くない
人生も、ジャンケンと同じように考えることができます。勝っても負けても痛くないジャンケンみたいな感覚で、行動を起こすことができます。「楽しそうと思ったことが楽しくなかった」という失敗をしても、そんなに悔しがる必要はありません。「ジャンケンで負けちまったぜ」ぐらいの捉え方をして、「またジャンケンしよう」と、次にやりたいと思ったことを自分にやらせてあげればいいだけです。
あなたが失敗したとき、そんなあなたをバカにしてくる人がいるかもしれません。そんなときは、「いや、これはただのジャンケンですから」「ジャンケンで負けて恥ずかしい、なんてことはないですから」と思うことができます。あなたはジャンケンで負けたときのように、失敗したことをすぐに忘れることができます。「ジャンケンで負けた自分は、なんてダメなんだ」と思わないように、「失敗した自分は、なんてダメなんだ」と思わなくても大丈夫です。
あなたは失敗しても何も痛くないのだから、どんどん行動を起こして、自分を喜ばせたり楽しませる体験を積み重ねていくことができます。100回行動を起こして、10回楽しむことができれば、失敗を怖れて行動を起こすことができず、一回も楽しむことができないより、はるかに幸せな人生になります。
失敗をバカにしてくる相手がおかしい
私もジャンケンみたいな感覚で、どんどん行動を起こすようにしています。失敗をバカにされたときは、「なんでこの人は、ジャンケンで負けたらバカだと思ってしまうんだろう」「おかしな人だ」と、真剣に思います。ということで、自分のやりたいという気持ちを行どんどん動に移すことで、自分を楽しませる体験を積み重ねていきましょう。うまくいかなかたっときは、「これはジャンケンだから」と思って、次のジャンケンのことを考えていってほしいと思います。