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ロンドン駐在記006 : クリスマス (プレゼント)

1. 起床

 娘はよっぽど楽しみだったのか、朝6時前に目が覚めて起きてきた。早速クリスマスツリーに向かい、プレゼントがあることを確認した。喜ぶと思いプレゼントの周りに風船を置いておいたのだが、サンタさんに邪魔だったのではと指摘されてしまった。妻が一生懸命に書いたサンタさんからの手紙は一瞬手にとった後すぐに横に投げ捨てられ、プレゼントを空ける事で必死だった。娘は要望通りのプレゼントで大満足だった。7時過ぎには息子も目が覚めた。姉にプレゼントを取り上げられ、母親には訳の分からない怪しげなサンタの手紙を耳元で読まれているにもかかわらず、笑ってご機嫌だった。

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2. 街並み

 25日は交通機関がすべて止まり、店もすべて閉まる。本当かどうか確かめに出かけたが、確かに店は閉まり行き交う人もまばらで、ゴーストタウンのようになっていた。たまにすれ違う人と笑顔で、”Happy Christmas.”と挨拶しながら、駅前の商店街を散歩がてら1周した。時代の流れか、古き習慣を大切にするイギリスでも24時間営業のコンビニ風スーパー1件のみは営業していた。中に入るとクリスマスとは無縁のインド系定員が黙々と働いていた。なぜか開いている店を見つけて嬉しくなり、せっかくだからと、特に買う気もなかった菓子パンとスナックを買って帰った。

3. 片付け

 クリスマスツリーはなかなか片付けない。1月6日にロンドン中心部のトラファルガー広場のツリーが撤去されるニュースをしていたが、近所では7日現在も飾ったままである。当初は12月26日にすぐに家のツリーを片付けるつもりだったが、郷に従ってそのままにしてある。10月から始まり、1月に入ってもクリスマスの飾りをしており、この国では1年の1/3はクリスマスの雰囲気である。

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