Edutame! 小さな一歩
環境問題を考えるミュージカルを観てきました。
タイトルは「小さな一歩」
これは尊敬する友人、とみか夫妻が活動してる「earth funtry」がゼロから創った作品です。
【問題って日々考えたりする?】
ところで、環境問題って日々考えていますか?
私は毎年夏になると、年々上昇する気温を見ては「今年の高知大丈夫かいな」「原宿やばい原宿やばい」からはじまり(よさこい脳)
「えまみつが大人の時に夏のお祭りはあるんかいな」「なんかできることはないんかいな」と思うに至ります。
が、持続的に考え行動してるかと言われるとそうでもない。
今回のテーマは海洋プラスチックゴミでしたが、それに照らし合わせてもなんかしてるかと言われると謝るしかないレベル。
公園にゴミが捨てられてると、拾って然るべきところに捨てる、くらいはたまにしてるけど、その程度しかできてない。
ゴミ拾い活動と言えるような活動はできてないし、ペットボトルはすぐ買うし、家の中はプラが多い。
エシカルとはなかなか距離がある暮らし。
そんな感じで、「重要だとわかりながらも、日々の暮らしに忙殺されるとどうしても後回しにしちゃうもの」が恥ずかしながら私の環境問題に対する認識でした。
【子どもが楽しめる3つの要素】
で、こちらのミュージカルです。
子どもが楽しめる要素が3つあって、それが
①クイズ②ストーリー③一緒に歌い踊る、だと、私は思いました。
①クイズ
ミュージカルの合間にクイズがありました。
回答は面白ジェスチャーで答える。これもまた子ども目線。そしてクイズ自体は大人でも「??」と思うもの。
例えば年間で人が体内に取り込むマイクロプラスチックはどれくらいか?なんかはなかなかわからない。(答えはポケモンカード三枚分。ポケモンカードを使うってのがまた素晴らしい。めちゃくちゃイメージしやすく自分ごと化しやすい。そしてだんだん難易度が上がる設定もにくい!)
子どもも大人も一緒に考える。だから面白いし、記憶に残る。
②ストーリー
伏線があるストーリーは大人もちょっと泣けちゃう。ストーリーがあると感情移入しやすく、結果として記憶に残る。
そういえば、人前で話すことが仕事だった時に教わったのが
「笑わせて泣かせて、また笑わせたらその話は必ず記憶に残る」というもの。吉本新喜劇はこの王道をいってるわけですが、そういうセオリーがあるんだと思います。知らんけど。
笑う、楽しくなる、ちょっとショックを受ける、頑張ろうと思う、そしてなんだか勇気が出る。
この心の動きが人を動かすんだろうなと思ったわけです。
③歌って踊る。
シンプルでキャッチーな歌と踊り、これも子どもが楽しめるようにと考えられてました。みんなで歌って踊るとなんかこう、楽しいよね笑
言葉の意味はわからなくても、記憶には残って、いつか意味がわかった時に何か起こるのかなぁなんて思ったりしました。
歌って踊るを共有して楽しめるのは人間に与えられた特権と聞いたことあるけど、そうなのかもしれない。
といったように、とにかく子どもが楽しめるように、そして大人も楽しめるようにめちゃくちゃ設計されてました。
【社会課題を解決する手の一つはエンタメかもしれない】
「環境問題」を根本から解決していくのはなかなか難しいと思います。
今回の話だとプラがない時代には戻れない。例えば海洋に溶けて、しかも環境負担のないプラスチックはいつかできるかもしれないけど(もうできてるのかもしれないけど)低価格で浸透するまでにはまだまだ時間がかかりそう。
でも、それを待つまで何もしないのはちょっと。そもそも、プラを使う方に問題があるのかも……?
じゃあいつもの行動をほんの少し変えてみよう、それならできる。無理なく。
……といった行動変容に繋がるんだと思いました。
そこには「面白い」「楽しい」というエンタメがありました。
正しいことを正しく言っても、なかなか伝わらなかったりするもの。
多分、正しいは1番最後にやってくる方が、人は変わるんだと思います。
楽しさから始まり、ストーリーで自分ごとになり、動くことで心身に染み渡る。
「100人村ワークショップ」に参加した時もそうでした。うん年前だけど今でも鮮明に覚えてるのは面白かったからだと思う。
そんな可能性を教えてくれたトミカ夫妻はスーパーすごい。この2人と友人であることが本当嬉しい☺️
公演依頼受付中とのことですー✨
教育関係の方、注目してみては!
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