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【働き方】起業しろとは言うものの

最近起業家さんたちと話す機会が増えている。
こういう言い方はあまりどうかなと思ったりするが、「ちゃんとした起業家」さんだ。
これもあまり言葉としてうーんというところはあるが、おままごと起業と呼ばれる起業家タイプではない。

↑なるほどなあと思った。

で、私が話すことが増えている起業家のタイプはこのタイプではない。
ビジネスプランを考え、事業計画も書き、資金調達もし、営業もし、
グロースを強く意識している起業家さんばかりなのだ。

彼ら彼女らと話すうえで共通していることがあった。
これはもしかしたら、起業の先にある「やりたいこと」に繋がるポイントなのかもしれないと思って書いてみる。

起業が目的ではない


まずこれ。こちらが本当に多い。
「まさか自分が起業するとは思っていなかった」という方が多いのだ。

自分が関心がある事業をやっている会社がなかったから、自分で作った。
偶然の出会いから、思ってもいない業界に関心が生まれ、自分でやってみた。
どうしても解決したいことがあるが、誰もやっていない。

そういう理由が多い。

起業は1つの手段であり、目的ではない。

起業家はキラキラしているように見えるし、自由が謳歌できるように見えがちだが、そうではない。
起業したての起業家はスーパーなんでも屋だ。
ファイナンスも営業もプロモーションも自分でやらないといけない。
確かに定時はないが、本当の意味での休みはない、とも聞いた。
毎日解けていく貯金に焦りながら、必死に事業を展開する。

すごい。私にはできない。

それ以上の楽しみや使命感があれば、きっと続けることができるんだろう。

起業家になりたい、では多分続かない。
ので、「自分が起業家になるとは」の方が、結果事業は良い感じに進むんだろうな。

GIVE精神がすごい

恩送りという言葉がある。

個人的な考えだが、イイ感じに起業するのは行政の支援機関を使うのが1番だと思っている。

・行政(が委託してるそれなりの業者)が選んでいる専門家が相談対応などにのるので基本的に変なコンサルはいない。
・やる気があれば行政が色んな支援をしてくれる。ネットワーク構築も手伝ってくれたりもする。

そんなこんなで色んな人と出会い、色んな支援を受けて起業家として成長する。
「受けた恩」が多いので、自分も次の起業家に恩を送りたい、という方が結構多いのだ。

GIVEの精神がすごい。

なので、色んなところから引き合いがあったりお声がけがあったりするんだろう。
変に自分を演出することをしなくても、自然に影響力をつけていくんじゃないかな。

起業のために起業しないほうがいい

うだうだ書いてしまったが、結論はこれ。

起業はあくまで1つの手段であり、ビジネスには相手がいる。
自分のやりたいことだけで生きていく、というのは難しい。

自分がやりたいこと、実現したい未来のために「たまたま」起業する
この方が多分いい。

起業しろという風潮があるが、(特にママさんはその風潮がより強い)
その前に考えてみよう。

目的は?起業じゃないと目的は達成できないのか?


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