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広報パーソンが時代に求められているという話
2020年は、noteを書こうと思いつつ結局後回しにしたり先送りをして全然発信しなかった。というわけで今年こそはアウトプット総量を増やそうと、このお正月に誓った次第。……風の時代にSNSなどから距離を置く方も本当に多いようだけど、私の場合は「広報」という観点から考えて、情報発信なしには成り立たないと思っているのでそこは時代云々ということとは切り離して、懸命に取り組んでみたいと思う。自分よりもクライアントの発信を優先するとかなんとか"いいわけ"をして自らのアウトプットを疎かにしていたけど、それでは説得力が無いとも感じていた。今年こそは、めんどくさがり屋でズボラな自分を変えるためにも2021年の新たなミッションを自らに課します。
さて。書くからには、私らしい視点でテーマを扱いたいと思い、できる限り「広報」をテーマに綴ろうと思います。なぜ広報かということについては、自己紹介のnoteを見ていただくということにして、今日の本題に入りたい。
どうやら広報の仕事は今、引く手数多らしい。
特に、フリーランスや比較的小規模のPR代行会社さんなどに依頼が集中しているようで、キャパオーバーの話を最近よく耳にする。(大手はどうなんだろう?)これは広報の大先輩からも聞く話だが、実際に私の知人の会社でも2社ほどキャパ超えの話を聞いた。業務委託で受けてくれる広報さんを探していると相談され、先輩の話が自分の身の回りでも起きたことでより実感した出来事だった。私自身もありがたいことに、ここ1年ちょっとでクライアントや案件も急増。コロナ禍でありながらも、たくさんのオファーをいただけることに心底驚きつつも深く感謝をしている。
その理由は細かく説けば色々あるのだろうけど、ざっくり言うと、(広告が効かなくなってきている上に、コロナ禍で広告費が削減され)広告から「広報」という考えにシフトしているケースが多いよう。(本来は役割が異なるので、大きな会社では広告部門も広報部門もどちらもあるでしょうが、中小企業の場合はそうではないかもしれない)あるいは、InstagramやTwitter、youtube、noteなどSNSやマイクロメディア(いや、もはやyoutubeなどはマス・メディアといえるほどの影響力があるけど)なども無視できない流れになってきている。実際に、広告費ゼロでこんなにメディアに取り上げられました!とか、SNSの告知だけで商品は完売という事例も増え、そのノウハウがnoteで語られるケースも増えていると思う。誰もが発信者になれる時代だし、顧客とのコミュニケーションの取り方が変化&多様化する今の時代には、広告とは全く異なる概念で企業と社会がつながる事を考えないといけないと私は思う。
とはいえ、これまで大手の代理店やPR会社に丸投げしていて社内にノウハウが全くない(ノウハウがまとまったnoteとか読んだところで、実際そんなにうまく行かない。いやできない、いや。多分やってられない。という感じなのかもしれない。)そして………そうだ!フリーランスの広報を外部から入れたらどうだろ?という流れが多いよう。というか実際私自身もそういったケースで相談をいただくことを昨年何度か経験した。
つまり広報って、(悲しいけど)やっぱり重視されてこなかったということなんですかね。。(色々な企業さんで広報として関わらせてもらっても、なかなか広報の役割が理解されていない、こちらの意図が伝わらないということはたくさんあります。)だからこそ、広報パーソンが足りないのかもしれませんね。でもこれだけ変化が激しく、価値観なども大きく転換する時代ゆえ、そうした社会と企業の関係性を築く役割(=広報)はとっても大切なはずです。時代が来た!ってことで、悲しむより喜んで胸張って仕事したいと思います。
ということで、すでに広報に力を入れている企業さん、まだその重要性に気づいていない企業さん。この先色々なところで差が出てくるのではないでしょうか。
次回以降は、具体的に今企業が取り組むべき広報などについて詳しく語ってみようと思います。