創業7周年、これまでとこれから
皆さん、こんにちは。またもや更新が滞ってしまったのですが、6月22日に実は創業7周年をひっそりと迎えまして、このタイミングで振り返りをしようと思いました。
私は2017年6月22日に、ひとり会社として株式会社を立ち上げました。もともと独立願望があったわけではないのですが、父親のススメで個人事業主から会社設立を決意したわけですが、事業の方向性を何も考えていなかったので、まさかここまで続けられるとは全く思っていませんでした。もう、周りの皆様に助けられ「感謝」しかありません。その感謝の道筋を今日は振り返ります。
どうやって7年続けてきたのか
思い立ったように2016年末に当時勤めていた会社を退職したのですが、転職先は辞めてから考えようと転職活動は一切していませんでした。しかし、在籍中にお世話になった企業の方々へご挨拶に行ったところ、「次が決まるまでうちの仕事手伝ってよ」みたいな感じで、複数社からお声がけいただいたことが、個人事業主の第一歩でした。その半独立のような時期を半年くらい続けたタイミングで法人化したというのが、私の起業?のカラクリです笑。
そこから7年、大変ありがたいのですが、実は一度も営業活動をしておらず、友人・知人・クライアントからのご紹介でここまで参りました。これはもう感謝以外のなにものでもなく、その一言に尽きます。初めのうちは、「来月仕事がなくなったらどうしよう」そんな不安が付き纏っていたのですが、ある先輩が「何かを手放すとね、新しいものが入ってくるの。だから大丈夫。一つ仕事が終わればきっと新たなオファーが来るよ」そう言ってもらったのです。もちろん、努力なしにそんなことはあり得ないと思いますが、とにかく目の前の仕事に集中しようと、不安が少し拭えた瞬間でした。
静かなる自己アピール
とはいえ、皆様ご存知の通り笑、広報の仕事はまだまだ詳しく理解されていない職業でもあります。色々な経営者の方から「茜ちゃんに、どんな仕事をオファーしたらいいの?」って聞かれる場面がとても多かったのです。少しでも自分の仕事や考えを理解してもらえるように、まずは仕事での気づきを備忘録的に記録しておこうと思い、2021年1月にnoteをはじめ、マガジン「ゼロから広報」を書き始めました。
ここには28本の記事がまとめてありますが、このテーマで記事を書き溜めているうちに、いつかは1冊の本にしたいなと思ってXでつぶやいたところ、たまたま出版社の方の目に留まり、書籍出版に至りました。
書籍出版の効果ってどうなの?
2022年11月に書籍を出版して以来、ありがたいことに色々なところで登壇したり、インタビューを受ける機会をいただいてきました。すでに出版から現時点で1年半ほど経過していますが、ここ最近では、新規契約のクライアントさんが書籍を偶然にも知ってくださっていて、信頼関係を構築するのに非常に役立ったり、あるいは書籍や登壇機会がきっかけでお仕事につながることも増えてきました。
また、書籍での内容をもとにコンテンツ化し、大手PR会社さんとともにオンラインの広報アカデミーを開校することになりました。(すでに告知は始まっていますが、改めてのお知らせはまた今度)出版を経験した方々が「本は名刺がわりになる」とおっしゃっている意味が非常によくわかりました。
で、これからの話
小さな失敗や挫折はこの7年間で数え切れないくらいありました。私の未熟さが原因でご迷惑をおかけしたことも山ほどあったと思います。今でも、得意・不得意はあり、まだまだスキルアップが必要です。
また、スキルではないスタンス(=姿勢)の部分で言うと、これを機に前向きに変えていきたいところもあります。
元来の性格で言うと、私は我が強いタイプです笑。割と相手に関わらずはっきりとモノを言う方なんで、それによる失敗も数知れずと言う感じなのですが、独立以降は「仕事をいただく立場」と言うのもあって、ものすごく遠慮したり、意識的に一歩引くことが多かったんです。もちろん、クライアントさんとの関係性作りや、円滑に仕事を進める上で大切なことですが、広報が理解されにくいことがあるからこそ、しっかりと主張したり、広報視点での発言を明確に行うことはとても重要だとも感じるのです。そのため、SNSでの発言や普段の振る舞い含めて、遠慮を捨ててありのままの自分と、7年やってきた”自信”をもう少し携えようと思いました。それを踏まえ、今期以降は以下のことにチャレンジしようとすでに動き出しています。
・広報コンサル
・広報育成(スクール事業)
・広報キャリア開拓(フリーランスの支援)
・広報の啓蒙活動
・経営者広報
・SNSによるグローバル広報
まだまだやりたいことばかり。
広報が「キラキラ」と揶揄されるのではなく、ビジネスにおいて重要なポジション・役割と捉えられ、またその職種・領域で活躍することが素直に賞賛され、素晴らしいロールモデルが今後もたくさん現れる世界線になるといいなと願っています。その一人になれるよう、まずは目の前のことに全力投球したいと思います。
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