ちゃまの昔話②夫婦喧嘩と父の居ない小学生時代【2024.8.16】
小学校に入る頃から、片付けが苦手な母とそれが許せない父との間で夫婦喧嘩が絶えなかった。お互いにつかみ合いの喧嘩やものを投げ合ったりどんどん激しくなっていくことに最終的にどうなってしまうのかと恐れていた。
まさに夫婦仲は最悪だった。
そんな中小学生2年生の時、父が仕事で韓国に単身赴任することになった。ここから母一人子一人の生活が始まることになった。父は一緒に韓国で生活することを提案してくれたが、物心ついたときから住み慣れた地を離れたくないという思いから、深く考えもせず韓国に行かないことを決めた。今となっては行ってもよかったと思っているのだが、当時は海外というだけで恐怖を感じていたのだと思う。
父が韓国に渡る日、駅のホームで別れるとき僕は父に会えなくなる寂しさで涙が溢れていた。母が泣いていたかは覚えていない。
ただ父と別れたあの光景は20年以上たった今でも鮮明に覚えている…続く