ちゃまの思い出⑤憧れの人と車を買う【2024.9.4】
Aさんの車に乗せてもらい、先輩から紹介してもらった中古車店に向かった。その店はとても値段が安く優しいおじいさんとおばあさんが経営しているという話を聞いていた。
その中古車店まで車で40分くらいの道中をいつものごとく楽しく話しながら向かっていた。目的地点に差し掛かった時一軒の中古車店が目に入った。しかし駐車場が見当たらない。そこで一旦私が車を降りて店員に聞いてみることにした。
遠くで半壊した軽自動車を黒人男性がリフターで運んでいるのが見えた。
プレハブのような中古車店内に入って『すいません駐車場ありますか?』と聞いたところ奥から出てきたのは、30代くらいの3人の屈強なアラブ系外国人だった。
『ヤスイクルマアルヨ』
と片言の日本語で言われたのである。一瞬でここで買うのは危ない気がして、『あ、やっぱり大丈夫です。』と言いい、逃げるようにAさんの車に戻った。
ここはやばい、人生で大きな買い物をここで行うのは心配だと感覚的に思ったのだ。Aさんに今の状況を説明して、別の中古車店へ行くことにした。
今度は一度電話をして日本人が対応してくれるところに絞って探すことにして、次の店に向かった。つづく…