産地と、九谷焼と、番人と。
先日、「地域のビジョンづくりに関わっているはなし」について書きましたが、今回はそのうちのひとつの事例として、EATLABの本拠地である小松市を代表する伝統産業、九谷焼の現状に関するはなしをしたいと思います。
まだまだ、現在進行形まっただ中のはなしでもあるので、本論は基本的に有料コンテンツとさせていただきますが、かなりディープな産地の未来のはなし、資料もたっぷりなのでご興味ある人はぜひお読みいただけたら嬉しいです。
(書き手:フードディレクター 瀬尾裕樹子)
現状を把握が困難なほどの、複雑怪奇な組織構造
わたしたちがビジョンづくりやマーケティング、ブランディングのお手伝いをさせていただくときにまずするのは現状把握です。今、クライアントの組織構造はどうなっていて、何を課題と感じていて、どうなりたいのか。もちろん、その業界の歴史や文化、カルチャーなどもふくめて全て、何はともあれ、現状把握をしなければどんなに聞こえの良いビジョンやプランを描いても当事者であるクライアントが今いる場所との間にギャップが生まれてしまうからです。
九谷焼のビジョンづくりのお手伝いをはじめてすぐに取り掛かったのも、もちろん現状把握。
その中で見えてきたのは、
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