
私の転職体験
私は今までに7回転職をした。きっと多くの人より転職をして来たと思う。
日本は一つの会社に長く勤務しないと、我慢できない奴だとか、飽きっぽいとか言われがちだが、一つの会社にしがみついて、自分はそこでしか働けないと思うことの方が私はずっと嫌だ。
転職を決めるタイミングは突然やって来ることの方が多く、いい理由の時も、余り良くない理由の時もあるが、自分で決めた事だから絶対後悔しないと決めている。
転職で一番堪えるのが年齢。年齢を理由に面接にさえ通して貰えないのはとっても辛い。そして、私の転職回数。そこは気にするところじゃないんだけどな~。と自分では思うが、採用担当からしたら、履歴書だけをみたら、問題児に見えるのだろう。私からしたら最近の転職支援企業は、ろくに人の話も聞かず、数打ちゃ当たるみたいな論理で会社概要だけ送って来て、「応募しますか?」YES/NO でYESにしたら何の連絡も話もなく、「応募しました」・・・と言うメッセージが届く。そんな転職支援会社の方がよっぽど問題だと思うし、そんな事で転職出来る訳がないと思ってしまう。 そんな私が転職を繰り返し、転職で大事だと思うことを6つまとめました。
転職に大事なのは ①転職支援の会社の担当者とコミュニケーションを取って、その人に自分を知って貰うこと。自分はこんなことが出来る、こんなことが得意、こんなことをやりたいんだと、正直に話し、自分を知って貰い、自分を好きになって貰う事で、自分に合った企業を探して貰う。そうでないと、良いマッチングにはなかなか出会えない。 ②次に大事なのは、履歴書。7回も転職したので、履歴書は結構自信作。自分が何をやったか、どんな成果を出したかを次の会社の中でこの人は“使えそうだ”と思われる必要がある。なので、こんな経験は御社のここに役立てるというのを、相手に理解させる言葉を入れる事が大事。ただ、7回ともなるとボリュームが多すぎて、ある会社の部長に、「読み物として面白かった」と言われた事がありましたっけ(-_-;) ③そして、面接 緊張し過ぎないこと。さすがにこれだけ転職をしていると、そうそう緊張もしないし、お互い惹かれるものがある会社/人は直ぐに分かる。あ、この人と一緒に何かしたいと思えないと結局上手く行かなくなる。勿論入社したいので自分を売り込むことも大事だが、そこに必死になり過ぎると、自分の気持ちが強すぎてその会社や人が見えなくなるので要注意。凄く良いと思って行きたいと思った会社でも、入って見たらアレ・・・と言う事もあるので、面接はお互いを見る場所と考え、自分が面接されているだけでなく、自分も相手を見ると言う気持ちを忘れないことが大切。面接される側が下、ではなく、そんなことを言う会社はこっちから払い下げ!と言える位の気持ちが欲しい。 ④私がいつも大事にしているのは、その会社として自分に何を求めているかが明確であること。何を期待しているか?、どうして欲しいのか?を言える事。
それが明確に答えられず、上手く行っていないものを上手く行くようにしたいとか、なんか、もっと色々やりたいんですと言う曖昧な言い方の会社は入社しても曖昧のまま、何か結果を出したとしても、きっと納得せず、違うことをやって欲しいんだと言い出すのでやめた方が良い。曖昧なことしか言えない会社は、会社としても明確なビジョンがない会社。そういう会社は人を上手く使えない社長や役員が多く、社員の不満がたまりやすい。 ⑤社員を大切にしているか? ちょっとした言葉の中に、本当に社員を大切にしているかが見えてくる。表向きだけ、こうしておけば社員は喜ぶとか、こういっておけばいいだろうと言う取り繕った言い方ばかり出てくる会社はやめた方が良い。少人数だから、at homeな会社ですは、社員の仲が良いとは=にはならない。以前私がいたヘルスケア関連の会社では社長のモラハラ/パワハラで鬱になったり、精神のバランスが崩れたり、傷ついて辞めた社員達がいたが、会社自体は少人数で、at homeが売りだった。人の健康を守る会社が、自分の社員の健康も気持ちもわからないようなら、そんな会社は上手く行く訳がないと思った次第。
⑥会社の雰囲気 なかなか入社までに会社の雰囲気迄わかる会社は少ないが、もし社内を見せて貰う機会があったり、社員の方と話す機会があれば、どんな雰囲気の会社が見ておいた方が良い。幹部が社長に逆らえない、おだてておだてて、社長にゴマをスリまくっている様子が見えたら、入社は考えた方が良いだろう。そういう会社は、どんなにいい事を言っても、ワンマン会社で、誰も社長に逆らえない、おかしいと思っても言えない雰囲気の会社。または、自分が頑張っても、自分の成果は横取りされる可能性が高く、いつしか不満が溜まって嫌になるパターン。どんな会社でも、上司や役員にたてつくことは難しいが、正しいと思った事を言える会社/人でないと、頑張って転職した意味がなくなるので、よく見た方が良い。
本当はもっと色々あるけれど、大きく分けてこの6つが転職のポイント。沢山転職をして来たからこそ見えてきたものが沢山あるので、初めての転職でドキドキしている人、どうやって面接に臨んで良いかわからない人にアドバイスが出来たらと思う。