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[魚雑貨を愛でる時]水産大学校のクリアファイル

一昨年、山口県下関市にある国立水産大学校で日本さかな検定を受験した際に会場で配られた紙袋に入っていたクリアファイル。  

絵のタッチや色が物凄く好み。さすが水産大学だけあって、変にディフォルメし過ぎていないところが良い。
ちなみに、このクリアファイルや大学の案内などが入った紙袋は、同じタッチで描かれた魚で埋め尽くされたデザインになっており、こちらもいまだに捨てられず取っている。  

山口県には意外と知られていないが、サンゴ礁が生息している。そして、下関市のある水族館、海響館でもサンゴ礁に住む生き物の展示が行われている。
そして、下関市と言えばフグ。少々お高いイメージはあるものの、カモンワーフというシーサイドモールの行けば、意外とお手頃価格でフグ料理がいただける。フグのフライのハンバーガーがオススメ。海響館に行くと、このクリアファイルにいるような様々なフグの仲間が見られる。あんなにフグ目の魚の種類が豊富な水族館も珍しいのでは?  

さて、クリアファイルそのもの話に戻ろう。
このクリアファイル、注目すべき点は写真右側のファイルの上部。
「ふくのなかま」と、「ふぐ」ではなく「ふく」と呼んでいるのが山口らしい。
分類の場合にはフグ目フグ科と濁音になるので、正式には濁音になるはず。しかし、山口県や北九州市では「フク」と濁らない。
水産大学としての正しい呼称を表記するというアイデンティティよりも、山口県のアイデンティティを選んだのか。それとも、もっと深読みして、水産大学だからこそ、フグの呼び名に関する一つの知識をここに示してくれたのか。
どちらにせよ、山口県で手に入れたクリアファイルに「ふく」という表記があるのは、ご当地感があって嬉しい。  

私は、実用品は勿体ぶらずに使うよう心がけているのだが、このクリアファイル2枚はデザインが好きすぎて、いまだ使えないままでいる。
もう1枚ずつ欲しいなぁ。。。また水産大学校が検定会場にならないかなぁ。。。  

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