三千世界への旅 倭・ヤマト・日本6 女王・女帝から考える古代2
古代の氏族社会と女王・女帝
飛鳥時代の話が長くなりましたが、僕が女王・女帝を通じて考えたいのは、倭国では弥生時代から古墳時代を経て、飛鳥時代(古墳時代末期)まで、同じような価値観による有力豪族の氏族連合という支配形態が継続していたのか、それともそこには価値観の変化があったのかということです。
古墳時代に大陸・半島から様々な勢力が渡ってきたとしたら、連合の構成には大きな変化が生じたはずですから、古代的な氏族社会や、その連合による国家という形態や、その基盤にある価値観にも変化