スナッグ・プルーフを、もっと日常に。
"何とか・プルーフ"ってのは、"何とか"に耐えられますよ、って意味で使いますよね。
例えば腕時計の世界だと、
ウォーター・プルーフといえば水に耐える、つまり防水ってことだし、
スクラッチ・プルーフっていえば、スクラッチ(引っ掻きキズ)が付きにくいってことです。
ヒドイのは、
フール・プルーフ
ってやつで、フール(ばか)が使っても、つまり誤った使い方をしても、安全で失敗しない製品だよって意味になります。
話が逸れました。
今日言いたいのは、
スナッグ・プルーフを、もっと日常に。
ってことなんです。
スナッグ(snug )ってのは、"もつれ"とか、"引っ掛かり"って意味ですので、スナッグ・プルーフは、もつれにくい、引っ掛かりにくいってことです。
鉄砲の世界ではこんなのがありますよ。↓
注目頂きたいのは(って言わなくてもそこに目が行くと思いますが)、右上の方の曲線美。
これは、ズボンの内側やくるぶしのホルスターに隠し持った銃(「あぶない刑事」のタカもコレ持ってました)を急いで引き抜くときに、服なんかに引っ掛からないように工夫してるんですね。
私服警官なんかの世界では、銃を抜くときに引っ掛かかって、さらには落としでもすれば、もう
命に関わりますから。
だから大事なんです、スナッグ・プルーフ。この曲線美の内側に、ハンマー(撃鉄)というパーツが隠れているんです。ベースモデルはこうですから。↓
引っ掛かりそうな形してるでしょー
でね、こういう工夫を(やってるんでしょうけど)もっと強化してほしいモノが取り急ぎ、
2つあります。
1つ目はイヤフォンのここ、この部分。↓
このカドっこがねぇ…
シャツの襟にしょっちゅう引っ掛かって、イヤフォンが耳からポロっと取れるんです。皆さん、取れません?
もっとこう、プラスチックの部品にスーッとテーパーをかけて、コードにつながっていくようなデザインにならないもんでしょうか、メーカーさん!
こんな感じに…
あとね、コレですコレ。↓
ハンガーの、この肩んとこの、
逆Ω状のくぼみ。
いっつも、コレに引っ掛かって、上着がスッと取れない。その度に
イラッと来るんです。
それでイラッと来るようでは修行が足りぬ!と言われるかもしれませんが。
しかしこのくぼみ、イライラするだけで、一度も役に立ったことがない。
だけど、安いのでも、ついてるんだよなぁ。
ハンガーは、あの針金だけのシンプルなやつ、アレが一番イイんですけど。
どーにかなりませんかね。
それでは、またー。