消えゆく老兵、ファントムII。
「老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」って言葉がありますよね。あの言葉、皆さんも間違って理解してるかもしれませんヨ。
元はダグラス・マッカーサー元帥が軍籍から離れるときに、昔の歌詞から引用して使ったこの言葉。
今では、定年退職される方が最後のスピーチで言ったり、意味としては「あとは一切を後任や現役の方々に譲って、自分は去ります」的に使ってますよね!?
でもつい最近知ったんですけど、ホントは、
「兵は老ゆとも死なず、その姿が見えなくなるだけだ(心は皆さんとともに今までどおり、永遠に生きてゆくのだ!)」(https://m.facebook.com/permalink.php?story_fbid=448706301923405&id=564128603644553)
という意味だという解釈があって、これ、極端に言えば、
俺が去ったとしても、君らの記憶の中には一生残るだろう!
みたいな。自分の業績に絶対的な自信がなければ、
たた歳食ってるだけでは、使えない言葉だつたんですね。
この解釈がホントだとすると、自分で言うのではなく、人から言ってもらう言葉なのかもしれません。しかし、もし誰かに老兵なんて言ったとしたら、ほぼ間違いなく
「失礼な!」
なんて言われそうで、
使いにくい言葉だな、と。
話が逸れました。
マグダネル・ダグラスF-4ファントムII戦闘機の話です。
いやぁ、カッコイイ。僕この戦闘機、大好きなんです。
特徴は、大きな主翼が途中からカクッと反り上がる一方で、水平尾翼は最初っからめっちゃ垂れ角が付いてるところか。
あと、
垂直尾翼がデカいんで、ここに描かれる部隊マークが、すごく映える
戦闘機なんですよね。これとか↓
(ハセガワのプラモの箱絵ですが、迫力あってイイ絵ですよね)
これとか↓
ときはハイ・ビジビリティ塗装真っ盛り
でしたからね。カッコいい塗装を探すのが楽しかったです。(高視認性塗装。今は目立たない方が有利だろって、ほとんどロー・ビジビリティ塗装)
私は中でも特に、空母ミッドウェーに載っていた第161戦闘飛行隊"チャージャース"の尾翼に描かれた赤い電光が好きなんです。元ネタはNFLのチャージャースらしいですが。
部隊としてはミグ戦闘機6機の撃墜スコアを持つ名門。フライトジャケットまで、レプリカ作っちゃいました。
また、話が逸れました。
(写真:航空自衛隊HPより)
このファントム、自衛隊ではまだ現役ですが、寂しいことに最新のステルス戦闘機F-35Aへの置き換えが始まっています。今、配備されているのは茨城県の百里基地のみ(偵察部隊を除く)。オジロワシのマーキングの302飛行隊と、カエルさんの301飛行隊だけです。↓
(写真:航空自衛隊HPより)
日本の空にファントムが舞うのは、あと2-3年だけかもしれませんよ!
40年もの長きにわたって日本の空を守ってきたファントム。
この機体にこそ、
老兵は死なず、ただ消えゆくのみ。
の言葉を送りたいです。
それでは、またー!