運慶に会いに、横須賀へ。でも少しだけ疑問な点も。
9/4(日)まで横須賀美術館で開催されている運慶展に行ってきました!
今回の展示は、大河「鎌倉殿」でもメジャーな存在、三浦半島の三浦一族と運慶の仏像にスポットを当ててます。
で、ワタシにとってのクライマックスは何と言ってもこの2体。↓
運慶の毘沙門天については、以前、伊豆の願成就院に国宝を見に行ったことがありますが、願成就院のと比べて、線が柔らかく感じました。
精巧さと質実剛健の願成就院。ソフトで優しい浄楽寺という感じか。
胎内から発見された銘札も展示されていて、
なんと!
「和田義盛が運慶に依頼した」旨、書いてあるんです。
その字が普通に読める!ってところに、歴史のロマンを感じる。
あと12神将ですね。「巳神像」だけ他より大きく、バランスも良く、明らかに他の11の像とは違う。これは巳年の源実朝を模しているという説もあるんですねえ。
少し気になったのは、例えば「巳神像」なら蛇、とそれぞれの頭に干支の彫り物がしてあって、それだけ見ても容易にどの干支の神様かわかるんだけど、表示されている「子神像」「丑神像」…って名前が、頭の彫り物と違っている。
合っているのもあるけど、結構バラバラ。
これ、別のお寺に伝わる名前を参考にした、との説明書きがありましたが、歴史のどこかで誰かが並べ間違っただけじゃないかと…。
作者の意志に沿って、頭の彫り物に沿って忠実に表示する方がスッキリするなあと。
あとこの美術館は、建物もすごく美しい。最後に何枚かどうぞ。
戦利品はコチラ。
運慶展は9/4(日)までと、残すところ少ないので、気になる方はお早めに!
それでは、またー。
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