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時間厳守を徹底できるか?

「15:30から職員会議があります。先生方、よろしくお願いします。」
 事前に開始時刻が決まっているにも関わらず、このような校内放送が流れることはないだろうか。

校内放送が流れても、時間に遅れる人がいることがある。
学校においては、全員がそろったのを確認して会議を始めることがケースも多いかもしれない。

会議開始1秒前ならセーフと思っている人、30秒遅刻はぎりぎりセーフという人、1分でも遅れないように5分前行動を心がける人と時間意識はバラバラである。

こうした時間意識にズレがあると、時間意識の高い人は、時間意識の低い人に引っ張られて、全体の生産性が低下するものである。時間意識の低い人がいると、組織の生産性のボルトネックになる。そこで、全員で時間意識を高めるための工夫を日常的に行う必要がある。

職員の時間意識を高めるための工夫には、どんなものがあるだろうか。
一番、効果的と考えられるのは、会議開始の時刻と会議終了の時刻を厳守することである。至ってシンプルなことであるが、これを徹底することが肝要である。

会議の開始時刻になったら、そろっていない職員がいても、会議を開始する。遅れてくる職員を待つことはしない。会議開始の時刻が誰にでも分かるように、職員室に大きめの「デジタル時計」やタイマーを用意するのも一つの手である。もちろん、会議の開始時刻を守ることができるような時間設定をすることに留意することは言うまでもない。

終了時刻も厳守する。会議が終了時刻に終わるように、会議資料には、タイムスケジュールを示しておく。進行役は、途中、会議の進捗状況を時間とセットで知らせる。時間厳守で会議を繰り返していくと、提案内容や提案の仕方も少しずつ変わってくるものだ。

はじめは窮屈に感じるかもしれない。しかし、校内に時間厳守の文化をつくることは、効率的な働き方の意識改革の一助となると考える。

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