ティール組織は「愛の組織」だと思った話
「ティール組織」という言葉を
聞いたことはありますか?
ティール組織とは
こちらの本のタイトルでもあるのですが
この本で紹介されている
新時代の組織のあり方、
または
そのあり方の組織のことを
ティール組織と呼んでいるようです。
幸せな働き方とは何か?
というのは
個人レベルでも感じることですが
経営陣にとっても
新しい組織のあり方を模索しているようで
この本は数年前
日本でもかなりの売れ行きだったようです。
さて
私がなぜこの本を知ることになったのかと言うと
こちらの記事で
意識の分離や統合について
書いたのですが
これらのことを
調べていくうちに
ティール組織やティール時代という言葉に出会い
ティール組織とはなんなのだろう?
と思うようになり
本を読んだり調べたところ
だと思うようになりました。
今地球は愛がベースの新しい地球へと
シフトチェンジしているところであり
そのために
これから経済崩壊など
色々なことが起こっていくと思いますが
その混乱の中で
人々は愛の意識に転換され
組織、つまり人の集団は
会社だけではなく
コミュニティや学校なども含めて
ティール組織のようになっていくのではないか?
(私は阪神大震災を経験しましたが
そのような混乱の中で、人々は助け合い、愛の精神になることを
実感しました。)
と思ったので
調べたことをシェアしたいと思います。
①ティール組織の本に書かれていること
この本の解説者である嘉村さんの
こちらの動画よりまとめさせていただきます。
著者のラルーさんは
経営者のコーチングをしていく中で
社長も働く人も幸せそうじゃない違和感を感じ
それがこの本を書くスタートになったのだそうです。
心理学や歴史学などを紐解いていくと
世の中の時代、時代の世界観が
段階的に発展してきていることに気が付き
世界中で
変わった経営をしているところを
口コミで情報を集めて回ると
その中で社員も、その周りにいるお客さんも
幸せそうな組織がいくつかあり
それを取材していったのだそうです。
で解説されたものです。
②組織の歴史
この本に書かれている内容のひとつ
組織の歴史について
こちらの動画からまとめさせていただきます。
歴史的段階には5つある。
❶レッド(衝動型)
❷アンバー(順応型)
❸オレンジ(達成型)
❹グリーン(多元型)
❺進化型(ティール)
❶レッド(衝動型)
→言うことを聞かなければ殴るぞ、殺すぞのようなもの
手っ取り早く人を動かせる
❷アンバー(順応型)
→ピラミッドの原型
話し合っていたらラチが開かない
身分による上位下達
上から指示が降りてきたら物事が動きやすい
(中世ヨーロッパで起こった組織形態
今の学校、警察、軍隊、行政などはこの組織形態)
❸オレンジ(達成型)
→他の国や組織との競争により
生産性重視、実力主義になった。
アンバー(順応型)ではどんなに頑張っても
報われなかったが(身分制などがあったため)
達成型の組織では
頑張ることで、そこから抜け出せるようになり
頑張ったため生産性も上がり、色々なことを成し遂げた時代
一方で、
頑張って上に行けた人はいいが、
いけない人の不満が溜まりやすくなった。
また
ピラミッド構造になっているので
現場からの意見が、途中の中間管理職で止まることも多く
トップまで届かず、
トップも現場がわからない状態で経営を続けることになる。
さらに
スキルで採用されるので
人々はその能力がなかったら
辞めさせられるんじゃないかと怯える
会社に行くとそのスキルだけで仕事をするので
人生の大半をそのスキルのみで生きることになる
人には色々な側面(部分)があるのに
人生の後半で自分は本当に何をやりたかったのか
わからなくなる。
❹グリーン(多元型)
多様性と平等と文化を重視するコミュニティー型組織の時代
トップと仲間(メンバー、パートナーなど)の関係(2層)
ゆるいピラミッド
ボトムアップでみんなが仲良く、話し合って決めるが
多様な価値観を大事にしすぎると物事が決まらない
などのデメリットもある。
☆進化できていない私たち
以上、組織が歴史的にどのように変わっていったのか?
と時代ごとに並べられたものですが
興味深いことに
私たちの育児は
❶レッド(衝動型)
→言うことを聞かなければ殴るぞ、殺すぞのようなもの
手っ取り早く人を動かせる
になりがちだと思うのです。(^_^;)
子どもが動いてくれないと
〜してあげないよ!と
脅すこともしょっちゅうだと思います。
また今の学校制度は
❷アンバー(順応型)
→ピラミッドの原型
身分による上位下達
であると思います。
本の中で
アンバー(順応)社会では制服を着ることで
自分が何者なのかが
わかるようになっている
と書かれていましたが
制服を着ている人が生徒
白衣を着ていれば医療関係者
など
外から一目瞭然で
上下関係がわかるようになっています。
今の学校も
先生から指示が出て
上位下達のスタイルですね。
まだ歴史的段階の初期のところで
止まっているのも驚きです。
今の社会は
❸オレンジ(達成型)
が多く生産性重視、実力主義のところが多いと思います。
認められた人はいいければ
そうではない人は置いていかれる…
このような背景で不登校、ニートなどの
問題が出てきているものだと思います。
また
スキルで採用されるので
英語資格にいそしむ人が多いですね。
その能力がなかったら
会社に入れないのでは?というところからの
幼児英語のスタートの方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
または
学歴で採用されるので
受験戦争が続いています。
私たちは時代の進化について行っていない状態で
育児や教育をずっと進めていることにも
気がつく必要があるのでは?
と思います。
③ティール組織3つの特徴
著者のラルーさんが
働く人もお客さんもどちらもがハッピーな状態である組織を
まとめたところ
次の3つの点が共通に上がってきたようです。
そしてそれらは
愛の視点だと感じましたので
私が過去に書いた記事も一緒にシェアさせていただきます。
⑴自主経営
上下関係のない、横並び組織、フラットな関係
人にアドバイスを求めることはできるけれど
人に依存ができない
自分で決めなければいけない
自由で平等であるけれど
少し厳しい愛の世界観だと感じます。
⑵全体性
ありのままの自分を出せる組織は
愛の組織そのものだと思います。
ひとりひとりの個性を大切にする組織とも言えますね。
また判断する上司がいないということは
恐れる必要がなく
愛の状態だと思いますね。
⑶存在目的
こちらの記事では
愛の世界について
と書きましたが
ティール組織では
競争もなく、
自分達の存在目的のためなら
助け合っていくのですね。
存在目的とは
この本の他のページには「魂の目的」とも
書かれていました。
ですから
魂の目的が同じ人たちが集まる組織とも
言えると思います。
魂の目的についてはこちら↓
④正しい、間違っているの判断のない組織
「ティール組織」の本の中で、著者のラルーさんは
とあります。
ということですが
間違っている!ってダメ出しをされないのって
実はとても大きな安心感だと思うのです。
安心感というのも
愛の世界観だと思うのです。
今は恐れとか不安だらけですね。
だからやっぱりティール組織は
だと思うのです。
さらに
自分でも「間違っているんじゃないか」
とか
「非難されたらどうしよう?」
と自分で自分を縛らないように
自分のこころや価値観を
整えていく必要もあると思うのです。
冒頭でもシェアした
こちらの記事に
価値観の見直しの方法について書きましたので
よければ読まれてみてください。
⑤ティール時代の子育て
さて本の中では
ティール組織は自然発生していくだろう
と書かれていました。
意識が愛の意識に変化していった人の中で
ティール組織の3つの特徴を兼ね備えた組織が
立ち上がって来るのだろうと思います。
そんな時代がこれからやってきます。
この時代の子育てとは?
こちらの本には
このように書かれています。
そのようなことを私も過去に書いていますので
よければ読まれてみてください。
⑥ティール時代はいつやってくる?
本の中で
ティール組織は自然発生するだろうと書かれていたことは
前述しましたが
ティール時代は
これからやってくる
世の中の混乱を通して
やってくると思います。
また人々が自分自身のエゴを
切り離して考えることができるようになることも
ティール組織への移行のタイミングであると書かれています。
ですから「親のエゴ」も
手放していきたいですね。
⑦まとめ
ティール組織についての概論と
その3つの特徴をまとめました。
これらの特徴は
愛の考え方であると思い
私が考えている愛のあり方と一緒にシェアしました。
またその時代が来るタイミング
育児のあり方などもシェアさせていただきました。
これから時代の転換期を迎え
古い地球の在り方が崩壊していきながら
同時に
地球も愛の世界に変化していき
色々な混乱の中で
自分のエゴを抱えている余裕がない状態になり
自然とティール組織の特徴を備えた組織が
立ち上がってくるのでは?
と思います。
ティール組織の中で紹介されていた
進化型の学校について
こちらの記事に書きました。
よければ読んでみられてください。
また
ティール組織は自然発生すると先述しましたが
江戸時代の教育も
自然発生していったようです。
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