怒りの抑えるのに6秒かかる。

今日から毎日20ページずつ読んでいる本の内容について自分なりの感想を述べていきたいと思います。読んでいる本は、「頭のいい人が話す前に考えていること」安達裕哉 ダイアモンド社 です。

この本は、読み終えた方がすぐに実践でき、コミュニケーションを通してどんどん頭が良くなるということを目的としているみたいです。そのため、目指したのは読み返さなくていい本。だそうです。本っていうのは一度読んだだけではあまり内容が入ってこないことが多いため、読み返さなくていいというのは非常に助かります。
ここから本文に入りますが、冒頭にこんな文章がありました。「ヤクザ映画で死んでいく人の共通点はなんでしょう。」 作者の方は、アウトレイジという映画をみて、死んでしまう人の共通点を見つけたみたいです。自分はその映画を見た事がないのですが、登場人物全員がヤクザと聞いて、なかなか振り切った映画だなと感じました。それは、そうと、上の問いの答えは出ましたか?正解は、感情的になって行動してしまう人だそうです。なるほどと思った方も多いのでは無いでしょうか。では、なぜ感情的になって行動するのが、死に繋がるのでしょうか。それは、冷静さを失ってしまうからです。当たり前だろと思うかもしれませんが、この冷静さというのが、この映画では、生き残る術なのです。
ある研究では、怒りの感情が生まれてから、理性が働くまでに6秒の時間がかかると言われています。つまり、怒りを感じてからすぐに行動に移してしまうと、理性が働いていない状態で行動してしまい、周囲の状況や、自分の状態、相手の状態の見極めがついていないまま考え無しに突っ込んでしまうということなのです。
頭のいい人は、怒りの感情が現れるとすぐには行動しません。一度行動したあとのことを考えるのです。今行動したら相手はどうなる?周りの状況は?ここで怒ることに意味はあるの? こうした思考を繰り返すうちに、6秒の時間が生まれ、理性が働くわけです。
怒りのまま行動に移すのは良くないと、多くの人は分かっていることかと思いますが、SNSが発達した現代では、行動に移さず考えるというのは本当に困難な事だと思います。なぜなら、自分の思いを言葉にして発信できるツールに溢れ、共感してくれる人がいるのですから。SNSで問題になっている誹謗中傷というのは、こういう些細なことから生まれているのだと思います。特にSNSを使うと一瞬で、何万、何百万という人と繋がれるのですから、同じ感情を抱く人は、必ず一人はいるはずです。ですが、何かを書き込む前に、1度考えてみてください。その行動は本当に正しいのか?他の人、当事者が見たらどう思うか。自分がされたらどう思うか。
怒りの感情を沈めるのに、1番効果的なのは、行動しないことです。ちょっと立ち止まって時間を取りましょう。ストレスに溢れた現代社会で、闇雲に行動しては、マイナスなことばかりです。まずは、6秒間考えることからはじめましょう!

以上が本日の本の内容についての私の感想でした!6秒って一瞬のように見えて、結構長いんですよ笑 皆さんもぜひ今日から実践してみてください!

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