中害のつぶやき

母が、入院している父の見舞い帰りに市バスに乗ったそうだ。

すると先にある賢い大学の学生さん達で席が埋まっていたらしい。

総合病院前から乗ってくる眼帯をつけたおじさんや、足元がおぼつかなさそうな高齢者は、席が埋まっていたため座れなかったのだそう。
そして学生さん達はずっと座ってお喋りしていたそうだ。

母が帰宅後、呆れた様子で私に電話してきた。

こんなことを書いたら老害って言われるのかなぁ…中年だから中害か。
自分も若い頃はこんな感じだったのかな？
学生さん達にも事情があったのかもしれない。
体調が悪くてどうしても座りたい時だってあるだろう。

でもまぁ席が埋まるくらいの人数がみな体調が悪かったり外見ではわからない病気を抱えていることはないか…。

私だって山登り帰りのご老人達に席を譲れとは思わない。
ランチ帰りの着飾った高齢マダムに席を譲るべきだとも言わない。

でも、病院から乗ってくる高齢者や見るからに病人や怪我人とわかる人には、席を譲る方が良いんじゃないかなぁ〜と思うんだよ。

目の前で怪我されたら辛いし、
大きな怪我になったらバスも止まって自分の予定だって狂うかもしれない。
席を譲ってお礼を言われるのも気持ちのいいもんだぜ？

なんとなく
頭の良さとモラルは比例しがちな気がしていたのだけど、
最近はそうでもないのかもしれない…。