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反証のペシミスト(pessimiste)/ 短編小説
ー 在りし日のアカデメイア、プラトンとアリストテレスの大闘争を想いて ー École Ikeda (池田学校)のひとりの卒業生として(🇯🇵🇫🇷)
"二人の王子様の真実を胸に..., 41期生 田中政弘"
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"先生の教育学は、何が目的ですか"
"それは、価値を創造することだ"
"では先生、創価教育と決めましょう"
"アカデメイアの気風在りし処、師弟の真実のシンフォニーは鳴り響く"
あの大学の日々は、私にとって生涯忘れる事のない、誇り高き青春の日々であり続けるのであろう...。
彼も偉大になった、彼も偉大になった。
哲学とユマニテの闘争の只中で、彼、山本伸一は師への報恩の旅路に、大聖哲の祈りをもって、友の心に喜びの種を植え続けていった。
父母の祈りと、師弟の闘争の果てに、この時を選んで産声をあげた。満月の夜に、師走の日々を感じ、また一年、偉大な年輪を刻ませて頂いた、あの因果惧時の大樹へのあゆみは今、砂丘も砂漠も大高原をもアマゾンへと変える、大海原の稚魚たちの出現の因果へと昇華した...。
存在の嵐に、雄々しく帆を張り、大海原へと出航した、あの師弟の漁師たちは、三色の大漁旗を掲げて、カラフルな魚群と、白銀のマーメイドを目撃し、遂には最果ての地へと到着した...。最果ての地に、人類の文明の旗を打ち立て、火星の蘇生を完遂した我らは、"永遠平和のために"とのカントのルネサンスを完結させた...。
ときに侵略の悲しき日々はあった...。復古復権の醜悪な邪知もあった...。しかして、すべては自ずから、必然の宿命なりと、真実の信仰の光を放ち、自身の時代性と世代的制約の内に、我慢偏執のほだしを解き、怒りの涙を拭き払って、真実の正義の闘争の扉を開く...。
否、唯我独尊の真意やいかに、釈尊上行の真実やいかに...。
我らは"励まし"という、万の力を信じ、師弟の究極の言論の自由へ、人権闘争の"笑み"を弘む。
嗚呼悠久の時を経て、"感激の同志"の在りし日の歴史は、我が"筆致"に永遠に留められゆく...、そして、伸一が筆に込めた一念は、魂の躍動となって、世界を潤す...。自ずから感じ取った"師匠"の慈愛は、詰まるところ、『親孝行してる人❗️』との池田先生の学園生への問いかけにあるのであろう。
世界大戦という戦争の悲劇に、最愛の長兄を失った家族は、戦争に反対し、毅然と牢獄の責めを受け切られた、創価の"師弟"によりて、今度は"世界平和"という人類普遍の対話の道を、教育という価値創造の道を、師とともに、ひたぶるに、妥協なく、逃げる事なく、走り抜かれた❗️
"牢獄で鞭打ちの愚か者"を見下ろしながら、在りし日の恩師の笑顔と豪放磊落な厳愛の指導に、彼、山本伸一は泣かずとも滂沱(ぼうだ)の涙を流しつつ、先生の夢の実現へ、"乾ける土より水を設けん"との、聖業の祈りを深めながら、"教育"という最終の事業へ、哲学を引っ提げ、ユマニテの勝利へ、対話の王道を進む。ときに"帝王"の冥合の論理を活かしながら、"長兄"の無念を晴らすべく、"母の涙"を真実の喜びの"海の世界"とすべく、彼、山本伸一は、励ましの道を走り抜かれた。やがては友愛と博愛の"仲直り"が来るとの先師の鋭き洞察と、英知の闘争に、真実の勇気の折伏を知り、主権在民の"愚王"を誡責(かいしゃく)し、主権在民の"賢王"となりて、"民衆こそ王者"の民主の歩みを、"日蓮一人の日記文書"の日々を、友と語らいながら、朗らかに進みゆく。
" 国籍は世界❗️わたし達は人類に味方します❗️"
地平線の彼方に、大聖人の太陽の仏法が昇る時、わたしは、わたくしは、栄誉栄達のしがらみを捨て、真実の立身出世へ、今日も友と語らいながら、師匠との誓いに生き抜く道を、勇気をもって選びゆく。
"言論の礫(つぶて)を❕"
最高峰の学び舎に通いし"彼"は、戸田大学の最優秀の卒業生として、"人間教育の最高学府"に、"若き創立者"の陸続ときたる事を願いて、卒業生の勤めを、勇み勤しみ果たしてゆく...。
"聖教の報道"に、"報道の自由"の勝利が合わさる時、我ら民衆の歴史は、"信頼"という真実の音律に適いて、詩心の復権を成し遂げる。
"英知を磨くは何の為、君よそれを忘るるな"
白亜の学舎に友誼と友好の桜花舞う春、あの大学祭での創立者の和太鼓の音律を信じ、ボロボロの先生の手に、"絆創膏"を備えていた、あの大先輩の感激の一瞬が永遠に煌めきゆくことを願いて...。
『親孝行してる人❗️』
愉快、愉快、我らは愉快...
(完)