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ウェラブル用全固体電池も韓国先行

超小型全個体電池も韓国に先行されています。
ウェラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートグラス、スマートフォン)のアプリケーションを持つ企業ニーズを吸い上げて、商品化させています。
サムスン電機はサムスン電子のグループ会社です。
サムスン電機と私には、因縁があります。
この事は、「アーキテクトのブログ」に記しています。

【アーキテクトのブログ】
シリーズ2:日本半導体産業復活のソリューションと警鐘 ➄5月 31, 2010
~引用~
2007年に、筆者の仕事のパートナーに、大阪城見の某ホテルで韓国サムスン電機幹部社員(社長以外全幹部が参加)の講師として、参加依頼があり、この方とのお付き合い上、この研修会講師として参加した。
最初の名刺交換時点は、重々し雰囲気であった。
幹部社員1人が、「あなたがあの有名な豊崎さんですか?韓国で日本人といえば、あなたが一番有名ですよ。当社の中では・・・。」と意味ありげな挨拶をされた。
読者の皆さんはお気づきだと思うがこれは2005年の連載コラムでの事を指しているのである。
研修が始まり、私のパートではサムスンのリスクと未来戦略を提示し、そこでは質問攻めとなったことを記憶している。
夜まで続いた「研修の後、会食となり会食場所は、大阪の鶴橋。
鶴橋といえば、お決まりの韓国焼き肉のご本山である。
宴席は、韓国の焼酎で始まり、ここから筆者との日韓戦(お酒)が始まった。
1人の幹部社員が近づきお酌をしながら、「あなたの分析と未来戦略はとても素晴らかった。当社にもシンクタンクのサムスン研究所があるが、今まで、あなたのような分析を見た事がない。だから、韓国本社で、社長以下全幹部と開発のゼネラルマネージャーにも同じ講演をして欲しい。」ということを言われた。
この数カ月後、韓国サムスン電機本社に訪問することになった。
そこで、目にしたものは、国際会議場と同じ施設(設備)に、専門の同時通訳が2名待機していたことである。
言いたいことは、寛容というより、ビジネス的に成長出来る材料があれば、たとえ敵であったとして使うというのが、サムスンであり、これが同社の原動力の根源であろう。


【世界初】
~引用~
サムスン電機が世界で初めてウェアラブルデバイスに使われる超小型全固体電池を開発した。全固体電池はエネルギー密度が高く多様なサイズで作ることができ火災リスクが少ない「夢のバッテリー」と呼ばれる。サムスン電機は2026年に本格的な量産を始めるものとみられる。 業界によると、サムスン電機は業界最高水準であるエネルギー密度200ワット時毎リットル級の酸化物系小型全固体電池を開発して試作品を評価している。一部顧客にはサンプルも送ったという。この製品はリチウムイオンバッテリーより小さいサイズで同じ水準のエネルギー密度を持つ。 全固体電池は充電と放電に必要な電解質に液体ではなく不燃性固体を使い、既存のリチウムイオンバッテリーより安全で、外部からの衝撃に強い。多様な形で製作でき、超小型にもできる。内部に薄い板を巻いてバッテリーを作るリチウムイオンバッテリーは超小型にするとたたむ部分にしわが発生する可能性があり、充電時に内部体積が膨張し追加空間が必要だ。超小型化には限界があるという意味だ。 サムスン電機は全固体電池開発に自社の積層セラミックコンデンサー(MLCC)製造技術を活用したという。MLCCは半導体とともに「IT・自動車産業のコメ」と呼ばれるが、半導体工程と同じように電極と固体電解質材料を薄く印刷し交互に積層した後に切断するため製作過程でしわができない。サムスン電機のMLCC製造技術は日本の村田製作所とともに世界最高水準と評価される。



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