ラピダスに待ち受ける現実はファウンドリビジネスをなめてはいかんぜよ♪
2024年12月2日は日本経済新聞「私見卓見」コラムが記載されています。
AI半導体と電力(原子力)についての考えです。
【私見卓見】
~引用~
生成AI(人工知能)の普及を背景にグーグルやアマゾンなど米ハイテク企業によるデータセンターの建設が相次ぎ、それに用いられるエヌビディアの高価な半導体が飛ぶように売れている。しかし、AI半導体ブームは一種の「バブル状態」ではないだろうか。そのバブルが世界の半導体メーカーの投資競争を加速させ、日本もその渦中に巻き込まれている。
ラピダスには元々座る椅子などありません。
【ファウンドリビジネスは甘くない】
~引用~
半導体業界をけん引してきた「半導体ビッグ3」の構図が崩れ始めた。絶対王者だった米インテルが巨額赤字に沈み、韓国サムスン電子も先端品で苦戦する。2000年代から世界首位を競い合った両社に代わって業界盟主となるのが、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)。インテルとサムスンの不振には受託生産事業での誤算という共通点がある。
日本政府はラピダスという蟻地獄に引きずりこまれます。
【サムスン電子は半導体戦略の転換】
ファウンドリからDRAM(HBM)にシフト。
~引用~
2024年11月23日、米Bloomberg TVは米NVIDIA(エヌビディア)が韓国Samsung Electronics(サムスン電子)のAI(人工知能)チップ向けメモリー半導体「HBM3E」の8層と12層の認証と導入を急いでいると報道した。HBM3Eは同社の第5世代HBM(High Bandwidth Memory、広帯域幅メモリー)で、DRAMのダイを垂直に積み上げて、全体のデータ転送速度を高速・広帯域化するメモリー技術である。
現在NVIDIAのAIチップに搭載するHBMの大半は、韓国SK hynix(SKハイニックス)が納品している。その影響から2024年7~9月期の営業利益はサムスン電子半導体部門が3兆8600億ウォン(約4250億円)であるのに対し、SKハイニックスが7兆300億ウォン(約7730億円)と大きな差が生まれた。韓国内ではメモリー半導体の世界首位の座はサムスン電子からSKハイニックスに移行したと見られている。
NVIDIA はHBMの確保を安定化するために、HBMを量産しているSKハイニックス、サムスン電子、米Micron Technology(マイクロン・テクノロジー)の3社すべてと取引すると明らかにしている。しかし、韓国内ではサムスン電子のHBMはNVIDIAに納品するためのテストになかなか合格せず、技術に問題があるのではないかとの噂が出て、一時、サムスン電子の株価が下落し、危機説が出たこともある。
それがBloomberg TVの報道でテストに合格して納品間近ということが分かり、サムスン電子の業績も改善すると期待されている。サムスン電子は2024年10月31日に行った業績発表の場で、第6世代HBMである「HBM4」は2025年下半期の量産を目標に開発しているとした。しかし韓国内外の評価を見ると、HBMでサムスン電子がSKハイニックスの技術に追い付くのはまだ時間がかかりそうだ。
【Intelの18A歩留まり】
2nm立ち上げ段階では立派です。