人類はAIの為にリスクを冒す
米国スリーマイルの原子力発電所を米国Microsoftのデータセンターの為に再稼働させるいうニュースです。
この原子力発電所のメルトダウン事故は、皆さんも記憶しているでしょう。
人類は利便性というAIの黒魔術に操られ、人類の生存の危機に突き進んでいるようです。
人間とAIで「電力と水」の収奪戦争が始まるのです。
【スリーマイル島原発2号機はメルトダウン】
~引用~
米大手電力コンステレーション・エナジーは20日、東部ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所1号機を再稼働させると発表した。米IT(情報技術)大手マイクロソフトの人工知能(AI)で使用するデータセンターに20年間にわたり電力を供給する。米国ではデータセンターの電力消費が急増し、温暖化ガスを排出しない原発の見直しが進んでいる。
米国で最悪の原発事故 28年までに再稼働
スリーマイル島原発2号機では1979年に事故が発生した。炉心溶融(メルトダウン)が発生し、米国で原発の新規建設が数十年にわたり停滞した原因となった。原発の深刻な事故はスリーマイル島、ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ、福島第一原発で起こっている。
事故を免れた1号機は運転を続けたが、再生可能エネルギーと天然ガス火力発電の台頭を受けて競争力が低下。運転期間の許認可は34年までだったが、それを待たずに19年に廃炉とした。再稼働するのは1号機で、事故機の2号機は対象外だ。
コンステレーションは約16億ドル(約2300億円)を投じて安全対策を進め、原子力規制当局の許認可を経て2028年までに再稼働させる。加えて、54年までの運転の許認可も求める。再稼働のための公的支援額の見通しは明らかにしていない。
米国ではAIの普及でデータセンターの電力需要が急増しており、マイクロソフトは25年までデータセンターなどの消費電力の排出ゼロを目指している。温暖化ガスを排出しない基幹電源(ベースロード)として原発の電力の調達を増やす。
テック大手が相次ぎ原発活用、データセンター向け民間企業1社が大型炉1機分の電力をまるごと買い取る契約は珍しい。1号機の出力は83万5000キロワット。
米国のIT大手はこれまで再生エネで排出削減を目指してきたが、最近は原発活用にかじを切っている。アマゾン・ドット・コムも3月、ペンシルベニア州のデータセンターを購入して近くの原発から電力供給を受けることで合意した。
省エネの普及で米国の電力需要は微増にとどまってきたが、データセンターの急増で先行きは大幅に増加するとの見通しが23年ごろから台頭した。28年まで大型原発38機分に相当する3800万キロワット分の追加需要が発生するとの予想もある。再生エネだけでは賄えず、排出削減に向けた課題だ。
一方、米国で原発の競争力は低下している。
【先人の考え】
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