中国市場でHuaweiの軍門に下ったApple
世界最大のスマートフォン市場でのバトルで米国Apple(台湾TSMC3nm製造)は中国Huawei(中国SMIC7nm製造)に完全敗北しました。
最先端ロジック製造プロセスは差別化にならないのです。
【中国市場でのHuawei vs Appleバトル】
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中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の4-6月(第2四半期)は、6四半期連続の増収となった。同社のスマートフォンが中国市場で米アップルの「iPhone」からシェアを奪った。
ファーウェイが発表した1-6月(上期)の業績に基づき算出したところによれば、4-6月の売上高は前年同期比33.7%増の2390億元(約4兆8700億円)。
純利益は18.6%減の355億元となったもよう。1年前は資産売却で一時利益を計上していた。
市場調査会社IDCによると、深圳に本社を置くファーウェイのスマホ出荷は4-6月に50%増加した。一方、アップルは地元勢に押され、中国スマホ市場で6位と、トップ5から陥落した。
【HuaweiハーモニーOSの動向】
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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は6月26日、中国で開幕したアジア最大の通信見本市で高速通信などの最新技術を披露した。同社は独自の生成AI(人工知能)や基本ソフト(OS)も改良し、OSは中国で米アップルを上回る規模で普及する。米政府の規制が続くなか、国内需要を取り込み再成長を狙う。
【米国Appleの失策】
アップル、中国で一段と不利に AIサービス出遅れアップルが新製品を発表した半日後、ファーウェイは「三つ折りスマホ」を発表
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米アップルが中国のライバル企業からのさらなる圧力に直面している。中国の消費者が「iPhone(アイフォーン)」最新機種の人工知能(AI)サービスを使えない中、中国企業は先進機能を搭載したスマホの販売を伸ばしている。アップルは9日のカリフォルニア州でのイベントで「iPhone 16」シリーズを発表し、米国のユーザー向けに音声アシスタント「Siri(シリ)」の改良版などのAI機能「アップルインテリジェンス」を売り込んだ。アップルは、同社にとって米国に次ぐ2番目に大きな市場である中国でAIサービスが利用できる時期については明らかにしなかったが、このシステムは来年、中国語に対応するようになると述べた。
【筆者の週刊エコノミスト寄稿記事】
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日本の技術者スカウト
ファーウェイがこれを実現したノウハウは、日本の光学機器メーカーから技術者をスカウトして導入した。具体的には、「電子の眼」に当たるイメージセンサーと、カメラで「画(え)作り」を担う画像エンジンとの信号の受け渡しに関するノウハウだ。光学技術に強い日本が抱えていたもので、海外勢が手に入れられなかった技術だが、ファーウェイに渡ってしまった。アップルなどは喉から手が出るほど欲しいはずだ。
その信号処理の部分をどう高速化し、最適化するかという点に関しては、AIにどんどん学習させればよい。最適解を出す精度が高まるためで、AIを活用する最大の利点といえる。また、キリン990は7ナノメートル(ナノは10億分の1)の微細加工技術を用いているが、5G用はEUV(極端紫外線)による露光技術で製造しており、4G用はEUVの前世代の露光技術であるArF(フッ化アルゴン)液浸装置を使用しているとみられる。
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