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noely
日本版『わかっていても』(2024)感想 この感情がすてきな理由
ネタバレはありません。
1話が約30分なので気軽に見やすい♪
漣(横浜流星さん)と美羽(南沙良さん)の恋愛の悲喜交々よりも、筆者は"空っぽな人"と"中身の詰まってる人"について特に思いを馳せた作品でした。
あなたは自分はどちらだと直感で思いますか?
この作品では、主に愛実(夏子さん)の視点から"空っぽな人"と"中身の詰まってる人"の線引きが成されていて、誰々は空っぽな人・誰々は中身の詰まってる人と語られていますが、筆者は、人間は時によってやはりグラデーションだなと思います。
その時期、空っぽな人もいれば、その時期、中身の詰まってる人もいる。何がきっかけで《急に》中身が空っぽになるかなどわからず、反対に、何がきっかけで《急に》中身が詰まり始めるかもわからないと思うのです。
中身が空っぽなのか詰まっているのか?よりも、人にとって大切なのは【自分の情熱の出どころ探し】ではないか?と、この作品を見ていて浮かび上がってきました。
物や事への好奇心がきっかけになるのか?
大切な人や気になる人がきっかけになるのか?
何をしたいのかずっとわからない…
どうしたいのかが見えないまま…
ここ最近何をしたいのかわからなくなった…
と苦悩しながらも自分の情熱の出どころ探しでもがく人々は、まさしく"人生を歩んでいる"と美しく思います。
寝食を忘れるくらい好きな物事を見つけたこと
好きな人や大切にしたい人がいること
好奇心が強いこと
自分の関心に気づけるアンテナが鋭いこと
わかっていても…
上記のような情熱が、不安や諦めにどうしても勝る時に起こる幸せ感情を表現する言葉・概念ではないでしょうか?♡
わかっていても飛び込んでいけること、生きる気力をくれているその感情はまさにありがとうなのだと思います。