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適応障害で長期療養中にしたこと(1回目)
1回目の職場復帰までにしていたこと。
2ヶ月くらい休めば復帰できるだろうと思っていた。
なので、いつでも復帰できるように、集中力を維持するためのトレーニングをしていた。
生活リズムも療養前のリズムを維持。実際、しんどかった。
薬のせいもあるのか、はたまた体調か…もの凄い眠気に襲われる。
それでも椅子に座り、なんとか維持しようとしたが、寝落ちする。
集中力維持は、頭を使わずに作業に集中できるものを選択。
①スクラッチアート
②油絵塗り絵(番号順に色を塗っていくといつの間にか絵が仕上がるというもの)
この二つをひたすらやった。
①スクラッチアートは割と神経を使った。意図しない、ちょっとしたことで黒い部分が削れてしまうから。
例えば、削りかすを払いのけるための刷毛を、絵の上に置いてしまった時、金属部分が触ってしまったようで、本来黒であるべき部分に色が出た。
黒いマーカーペンで修復はできるが、できれば完璧な状態で仕上げたい。
仕上がった作品を見ると、フリーハンドでよくここまでやったな~と思う。集中力の賜である。今も目の前に飾ってある。それを見る度、よく頑張った私と褒めるようにしている。
②油絵塗り絵は、老眼には辛いものがあったが、間違えても塗り直しができるという点で気が楽だった。
それでも塗り始める前は、いつも心の準備が必要だった。
今から何番の色を塗るよーと自分に言い聞かせ、大まかに番号の位置を確認する。そしてひたすら塗っていく。塗り忘れている番号を見つけては、チェックが甘いな~と思う。
後は、本の世界に逃げ込む。ジャンルを問わず、本屋で気になった本は迷わず買う。読む、寝落ちする。コレが案外至福だった。
週に数日は夕方に散歩した。散歩中の犬を触らせてもらって、癒やしの時間を分けてもらっていた。
復帰を焦っているのは自分でも分かっていた。とにかく早く復帰しないと…と思っていた。療養中の生活リズムに順応するのが怖かった。戻れなくなったらどうしようと思っていた。
で、焦って復帰。しかし、駄目だった。2週間の内、出勤出来たのは5日だけだった。
そして2度目の療養に入ることになったのである。