カラスのことが気になる日々
私は生き物を観察するのが好きだ
例えば、ホッキョクグマやタコ、ペンギンやモササウルス(恐竜だけど)が好きで、実物を見られる機会があるときは、延々と観察してしまうくらいに心を奪われるし、本や映像から、彼らの行動を詳しく調べたりすることが、趣味の一つだ
今読んでいる本は、「カラスの教科書」という、その通り、カラスについてが書かれている本で、分かりやすくて、どんどんカラスが好きになる内容の本だ
カラスは頭がいいから、いじめると仕返しに来るんだと、子供の頃に母に教えられたことがあって、それから私は密かに、カラスを一目置いていたのだけど
家のすぐ隣にある電線に、ある時から、二羽のカラスが寄り添って止まっていることが続いて、その姿がなんとも可愛らしくて、どんどんカラスが気になった
彼らは大体夕方から夜に居て、朝や日中は全く見ない
しかも、いつもほぼ同じ位置に止まっていて、ただただ静かに寄り添っている
もうどう見てもカップルという感じで、調べてみたら、カラスは相手を見つけると、死ぬ迄その相手と過ごすらしいと知った
なんて愛おしいんだろう
それから二羽を見かけると、こちらまで幸せな気持ちになり、今日も仲良しだなと身守るような気持ちになっていた
それから段々と寒さが厳しくなってきて、二羽は姿を見せなくなった
冬から春にかけて繁殖するらしいので、姿を見せなくなったあの二羽のカラスも、どこかで子育てをしているのだろうと予想していた
寄り添う姿を見守ってきた身としては、子孫繁栄を願うばかり
なんて、カラスの幸せを願う日が来るとは(笑)
それから、すっかり姿を見せなくなって、1年が経ち、なんともまた興味深いことが起きた
娘が教えてくれたのだ
「ママ、カラスいるよ!」
半信半疑で見に行ってみると、ほぼ同じ位置に、また二羽が止まっていたのだ
こんなことがあるんだろうか
感動と、ますますカラスに興味が湧いてしまい、サンプルだけダウンロードしていた「カラスの教科書」を、即購入した(笑)
「カラスの教科書」を参考にして、カラスを街で見かけたら、「ブトなのか、ボソなのか」よくよく観察したい